夏ならではの心と体の悩みには早めのケアを! あまりの暑さに、体だけでなく心まで疲れてしまうことも。香りものやインナーケアアイテムで無理せず夏を乗り越えて。
プロが教える、メンタルケア
順天堂大学医学部教授の小林弘幸さん、植物療法士の南上夕佳さんに、夏のメンタルケアについてアドバイスをいただいた。
心を落ち着かせたいときはガムを噛むか水を飲もう
「メジャーリーガーが試合中にガムを噛んでいるのを見たことがあると思います。あれは、ガムが好きで噛んでいるのではなく、自律神経を安定させてパフォーマンスを高めるため。一定の咀嚼リズムが副交感神経を高めてくれるんです。暑くてイライラしたら、試してみてください。ガムが噛めないときは一口水を飲むことでも効果があります」(小林弘幸さん)
リラックスを意識して心地よい香りに包まれよう
「心がざわつくときは、いい香りを嗅ぐのが一番です。精油はもちろん、スキンケアやフレグランスなど、何でもOK。ローズやゼラニウム、クラリセージなどがおすすめですが、大切なのは自分にとって心地よい香りであること。シャワーを浴びるとき、バスルームの床に精油を垂らすと、香りのスチームサウナを手軽に作れるのでおすすめですよ」(南上夕佳さん)
アイテム1. 心を鎮めてゆるやかな時間を
バランスを整えるゼラニウム、深いリラックスへと導くサンダルウッドなどの香りで、心におだやかな時間を。TOKYO KODO とのコラボで誕生したスティックのお香。
アイテム2. イラッとしたら、ローズをシュッ!
気持ちを上向きにしたり、女性ホルモンにも作用するといわれているローズの化粧水ミスト。いつでもどこでも高品質なローズの香りに包まれたいなら、こちらを。
アイテム3. ローズに包まれながら肌を潤す
スキンケアが面倒な夜は、塗って寝るだけのシンプルケアのマスクがおすすめ。ローズの香りとともに肌を潤いで満たすなんて、至福でしかないはず。
アイテム4. 心をほぐしてから高める香り
自律神経を整える作用のある柚子の香りに、ヒノキの清々しさがプラスされた、精油と香りのプロが生み出したパフューム。朝、優しく心を目覚めさせたいときにおすすめ。
アイテム5. より高級感あふれるローズはいかが?
ラグジュアリーな香りが好みなら、こちらを。世界中から集められた高貴な7種類のバラをブレンドした香りは、落ち込むヒマすら与えないかも。
アイテム6. 生理前のイライラに自然派ハーブサプリ
香りでは乗り越えられない生理前のしんどさには、植物由来のサプリを。女性ホルモンのバランスを整えるレディースマントル配合で、PMS はもちろん、プレ更年期にもおすすめ。
アイテム7. PMS対策には爽やかなメリッサを
ヨーロッパの婦人科ドクターもよく使うメリッサ。気持ちがざわついたときは、ストレスを緩和し気分を高めるメリッサのハーブティーを飲んでみて。生理痛を緩和させる効果も。
小林弘幸(こばやしひろゆき)
順天堂大学医学部教授、日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、多方面にてコンディショニングやパフォーマンス向上指導に関わる。著書やメディア出演も多数。
南上夕佳(なんじょうゆか)
植物療法士。植物療法の第一人者、森田敦子氏に師事。自身の体験を活かしたカウンセリングが人気を博し、今秋にはオンラインで学べる「フェムテックアカデミー」の設立を予定している。
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