夏ならではの心と体の悩みには早めのケアを! 夏は室内外の気温差によって、むくみや肩こり、頭痛などの不調が現れがち。そんな“プチ不調”はそのままにせず、お気に入りのアイテムを使って少しずつクリアに。
プロが教える、頑固なむくみ&肩こり・頭痛対策
順天堂大学医学部教授の小林弘幸さん、植物療法士の南上夕佳さんに、むくみや肩こり、頭痛についてアドバイスをいただいた。
体のむくみやこり固まりも認識を変えれば大丈夫
「むくみの原因は、水分の摂りすぎではなく体の水不足。人間の体は脱水症状が続くと細胞内の水がうまく排出されず、細胞内に溜まってしまうのです。これもむくみの原因のひとつ。むくみやすい人ほどこまめに水を飲みましょう。炭酸水もおすすめ。また、頭痛や肩こり改善には『ゆっくり動くこと』と『蒸しタオルを首に巻く』のが効果的です」(小林弘幸さん)
精油を使ったマッサージで血行不良に負けない体に
「夏のむくみ、肩こり、頭痛の最大の要因は血行不良です。その対策に効果的な夏の三種の神器のような精油は、サイプレス、ジュニパーベリー、ローズマリー。3つの精油をベースオイル(15ml)に2滴ずつ混ぜた最強レシピでマッサージするのがおすすめ。頭痛にお悩みなら、フィーバーフューを摂取するのも◎。血行促進を心掛けて」(南上夕佳さん)
アイテム1. レスキューオイルで夏のむくみを一掃!
美容家の小林ひろ美さんがプロデュースしたこのオイルは、希少な発酵オイルと温感成分でむくみを解きほぐしてくれる。こわばる部分になじませるだけで、ふっと抜ける感覚が得られるはず。
アイテム2. 爽やかな香りで巡りを良くする精油
体内で滞った血液や水分の流れをスムーズにしてくれる効果や、老廃物を取り除く効果も期待できるので、セルライトケアにもおすすめ。ヒノキ科の木からとれるフレッシュで爽やかな香りも魅力。
アイテム3. 利尿作用で代謝をスムーズに
代謝が悪く、日頃むくみやすい人におすすめなのが、ジントニックの香りづけにも使われているジュニパーベリー。香りの効果で冷えた体を温めながら、水分バランスを調整。
アイテム4. 古代から愛される頭痛のお守り
血行の悪さが原因の頭痛には、緊張状態を和らげてくれるフィーバーフューのサプリを。ナツシロギクという別名を持ち、古代ギリシャ時代から愛用されているんだとか。
アイテム5. 幅広い効用があるマルチプレイヤー
筋肉痛やリウマチの外用薬などにも使われているローズマリー。冷えによる脚のむくみはもちろん、筋肉疲労によるむくみにも効果的です。妊娠中や授乳中の人は避けましょう。
アイテム6. 京都生まれの美味しい漢方茶
冷えからくるむくみや肩こり、生理痛などにおすすめ。まるで心のむくみまで取り去るような健康茶は、明治から続く京都の老舗薬舗の逸品です。冷え切った体を内側から温めて。
小林弘幸(こばやしひろゆき)
順天堂大学医学部教授、日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、多方面にてコンディショニングやパフォーマンス向上指導に関わる。著書やメディア出演も多数。
南上夕佳(なんじょうゆか)
植物療法士。植物療法の第一人者、森田敦子氏に師事。自身の体験を活かしたカウンセリングが人気を博し、今秋にはオンラインで学べる「フェムテックアカデミー」の設立を予定している。
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