夏ならではの心と体の悩みには早めのケアを! 今回は、「もう夏バテでぐったり…」という方におすすめのアイテムや対策をご紹介。夏バテに終止符を打つべく、気になったケアからトライを!
プロが教える夏バテ&胃腸ケア対策
順天堂大学医学部教授の小林弘幸さん、植物療法士の南上夕佳さんに、夏バテ防止についてアドバイスをいただいた。
寝起きの日差しは◎。でも、日焼けは絶対に禁物!
「日焼けは、炎症と脱水症状を引き起こして交感神経をものすごく高めてしまいます。その結果、自律神経が乱れて、体調不良を招くことも。日焼けしてしまったらいつも以上に水分補給を忘れずに。夏バテ予防には、トマトや唐辛子、スイカなど赤い色のものを意識して摂るようにしましょう。また、腸内環境を整える最強の味方は、みそ汁です」(小林弘幸さん)
頼れる植物の恵みで夏に負けない体を目指して
「夏の食べすぎや飲みすぎによる胃腸の疲れにおすすめなのが、ペパーミントの精油。また、万能薬と呼ばれているメリッサも◎。ぐったりするような夏バテ疲労には、エキナセアやローズヒップ、ハイビスカスのハーブティーがおすすめ。免疫力低下や風邪の引きはじめには、高麗人参やヒハツなどの漢方を上手に摂るのもいいと思います」(南上夕佳さん)
アイテム1. 頭痛と胃の不調に使える優秀な精油
夏に常備しておきたいのがペパーミントの精油。ベースオイルに混ぜて、頭痛が気になるときは首や肩を、胃腸の疲れが気になるときは腹部をマッサージ。香りでひんやり心地良くしてくれる。
アイテム2. ストレスによる胃腸のダメージに
タンチュメール(ハーブ浸出液)は、水やぬるま湯で割って飲むもの。メリッサはメンタル面をサポートすることでも有名だが、胃腸にもいい働きをしてくれる。
アイテム3. 免疫力低下やひきはじめの風邪に
夏バテして免疫力が落ちると、簡単に風邪をひいてしまうもの。そんなときのおすすめハーブティーがエキナセア。疲れたときに免疫力アップが叶うので、夏の未病ケアとして常備しておいて。
アイテム4. 漢方や薬膳がたっぷり!夏バテの救世主
夏の暑さにやられて覇気も体力もないときは、ヒハツや黒高麗人参、冬虫夏草など、厳選された希少な漢方や薬膳を惜しみなく配合したこちらを。代謝を高める効果があるのもうれしいポイント。
アイテム5.6. 夏バテに役立つハーブティーの二大巨頭
夏の疲労回復に欠かせないクエン酸を多く含み、食欲不振にもおすすめなハイビスカス。また、ローズヒップはビタミンCの爆弾と呼ばれ、紫外線対策にもおすすめ。ブレンドして飲んでも美味しい。
小林弘幸(こばやしひろゆき)
順天堂大学医学部教授、日本体育協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、多方面にてコンディショニングやパフォーマンス向上指導に関わる。著書やメディア出演も多数。
南上夕佳(なんじょうゆか)
植物療法士。植物療法の第一人者、森田敦子氏に師事。自身の体験を活かしたカウンセリングが人気を博し、今秋にはオンラインで学べる「フェムテックアカデミー」の設立を予定している。
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