生理前にうつっぽくなる人はPMDDの可能性!? 解決策は? まずは自己診断チェック

PMS(月経前症候群)は、だるい、むくむ、眠い、イライラする、ニキビ・肌荒れ、胸が張って痛いなど…生理開始の約10日~3日前から始まる心と体の不調で、生理開始とともに消失する不調ですね。しかし、PMSの女性のうち、約5%にPMDD(月経前不快気分障害)の人がいると言われています。PMDDとは、PMSに比べて日常生活に支障をきたすようなメンタル症状がさらに強いというのが特徴です。PMSにしてはメンタル症状がつらいという人は、その可能性があります。PMDDチェックリストを紹介しますので、☑してみてください。PMDDの可能性があれば我慢せず治療しましょう!

PMSよりメンタル症状が強ければPMDDかも!

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PMDDとは、「月経前不快気分障害(Premenstrual dysphoric disorder)」のことで、PMSに悩む女性の5%程度がPMDDで、精神状態など情動関係の症状が前面に出る重症例が多いと言われています。
強い抑うつや不安感、怒りなどが出てくることも。下のチェックリストを参考にチェックしてみてください。PMDDの症状も、PMSと同様に、生理が始まると3日以内になくなります。

PMDDの可能性が高い心の症状は?

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下の4つの☑に全て当てはまる人は、PMDDの可能性があります。婦人科に相談しましょう。

☑下の太字の4つのうち、少なくとも1つに当てはまる。
☑下のすべての項目の合計が5つ以上ある。
☑チェックが入った項目の大部分は、生理開始後3日以内で消失する。
☑下の症状があるとき、日常の活動に支障をきたす。

□ うつ気分や落ち込みがひどい
□ 不安、緊張感、がけっぷちなどの感情がある
□ 批判や拒絶への感受性が高くなったり、情緒的に不安定で先が読めない
□ イライラしたり、怒りっぽくなる

□ 趣味や日常生活に興味が薄れている
□ 物事に対する集中力が薄れている
□ いつもより疲れて、活動ができにくい
□ 炭水化物を過食したり、ひとつのものを食べ続ける
□ 睡眠過多、あるいは睡眠不足
□ 限界感、自己喪失感がある
□ 生理前、次の症状のうち少なくともふたつは該当するものがある(□乳房痛・乳房の張り □頭痛 □関節または筋肉の症状 □ワフワした浮遊感 □体重増加)

参考資料/生理のミカタ https://seirino-mikata.jp/

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タイプによって解決策が違う!生理前PMS診断チェック

PMSとの見極めのためのチェックと医師に相談する目安は?

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PMDDとPMSの見極めは難しいのですが、下記PMSのチェックを行ってみてください。先ほどのPMDDチェックとどちらがより多く当てはまるかを確認してみましょう。
生理前5日間でこのような症状があったら、PMSの可能性が高いです。婦人科を受診して相談しましょう。

☑過去3か月以上連続して生理前の5日間に、下記の体と心の症状のうち、少なくとも1つ以上の症状がある。
☑生理開始後4日以内にその症状が解消し、13日目まで再発しない。
☑薬やアルコールによる症状ではない。
☑これらの症状は仕事や生活に明らかな支障をきたす。

体の症状
□ 乳房の痛み
□ おなかの張り、腰痛
□ 頭痛
□ 手足のむくみ

心の症状
□ 抑うつ気分
□ 怒りっぽくなる
□ イライラ
□ 不安
□ 混乱
□ 引きこもり

参考資料/生理のミカタ https://seirino-mikata.jp/

PMDDやPMSは、人によって、その月によって、大きく変わるのはなぜ?

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PMDDやPMSは、ストレスや疲労の蓄積で症状が強くなります。
女性ホルモンの変動は、毎月女性に起こることなのに、症状が強い人や月によってつらい月があるなど、バラつきがあります。
PMSはストレスや緊張、疲労が蓄積されると、症状が強く表れやすくなるのです。特に、仕事で無理が重なったり、人間関係でストレスがあると、不調が強く出ることがあります。
婦人科では医師の問診やチェックリストで診断します。

PMDDやPMSは治療で改善可能です!

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婦人科での治療法は、低用量ピル、漢方薬、鎮痛剤、安定剤など、症状によってお薬を処方してもらえます。
また、PMDDの症状が強い場合は、SSRI(セロトニン選択的取り込み阻害剤)などの軽い抗うつ剤を使うこともあります。カウンセリングも有効です。
日常生活では、規則的な生活、睡眠、軽い運動、バランスのとれた食事に気をつけることも大事です。煙草はやめましょう。特に食事では、野菜などの食物繊維を積極的に摂って、コーヒーや糖質、アルコールを減らすようにしましょう。
リラックスして過ごす時間をとって、仕事を減らすこともケアになります。

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文/増田美加

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増田美加/女性医療ジャーナリスト
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増田美加/女性医療ジャーナリスト
NPO法人日本医学ジャーナリスト協会会員。本誌「30歳美容委員会・女性ホルモン整え塾」でもお馴染み。エビデンスに基づいた健康情報、予防医療の視点から女性のヘルスケア、エイジングケアの執筆、講演を行う。乳がんサバイバーでもあり、さまざまながん啓発活動を展開。著書は『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)ほか多数。NPO法人「みんなの漢方R」理事長、NPO法人「乳がん画像診断ネットワーク(BCIN)」副理事、NPO法人「女性医療ネットワーク」理事、CNJ認定「乳がん体験者コーデイネーター」ほかを務める。
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