爽やかな香りと酸味が料理にアクセントを添えるフルーツ「ライム」。今回は、暑い夏の疲れを回復してくれる「ライム」を使ったレシピ3つをご紹介。(栄養コンサルタント/エリカ・アンギャル)
晩夏に頼りになる!美肌&疲労回復効果「ライム」
ライムの原産地はアジア大陸のマレーシアあたりで、そこからアラブ人によって北アフリカやスペインなどのヨーロッパに持ち込まれたと伝えられています。
ライムにはキーライム(メキシカンライム)、ペルシャライム、デザートライム、マクルットライムなどさまざまな種類があるのを知っていますか? それぞれ大きさや酸味が強いなど、独自の特徴があるようで、日本ではキーライム、アメリカではペルシャライムが一般的に多く出回っています。
ベトナム、タイなどの料理、カクテルの香りづけに使われるライム。疲労回復でおなじみのクエン酸をはじめ、レモンほどではありませんがビタミンCが豊富。ビタミンCと言えば免疫力向上、感染症対策まで幅広い効果が期待できますよね。
ある研究によるとビタミンCを積極的に摂取する人としない人では、年齢を重ねてから肌に差が出るという報告が。ですからサプリメントだけでなく、普段の食事でもライムなど、ビタミンC入りの素材をもっと活用して。
またライムには、ポリフェノールの一種フラボノイド、リモノイド、ケンフェロール、ケルセチンのほかに、鉄、カルシウム、ビタミンB6、カリウムなども含まれています。
ライムの香りでまろやかに「ビネグレットソース」
オリーブオイル、ディジョンマスタード、ライム汁で作るシンプルなドレッシング。海塩とメープルシロップで味付け。グリーン系ほか、あらゆるサラダでお楽しみを。
メキシコ料理に欠かせない「ライム風味ワカモレ」
メキシコ料理でおなじみのソース、ワカモレ。材料はアボカド、玉ねぎ、トマト、パクチー、ニンニク、海塩、オリーブオイル。主役のライムをたっぷり搾って。
爽やかスイーツ「フレッシュライムのシャーベット」
ライムの皮とはちみつ、ぬるま湯をミキサーに入れて混ぜたら、ライム汁と氷を加えてさらにブレンド。20分くらい凍らせて、質感がクリーミーになったら食べごろ!
酸味に苦みのあるライムは、魚や肉などのスパイシー料理と相性がいいですし、それら食材の鉄分の吸収をサポートするのにも役立ちます。