ご飯のおとも、和食では欠かせないもの! 海産物のなかでも人気のある「海苔」は、ローカロリーで栄養価が高い食材。今回は、ダイエット中にも食べたい「海苔」を使ったレシピ3つをご紹介。(栄養コンサルタント/エリカ・アンギャル)
髪、爪なども健やかに育む「海苔」!
「海苔」は、グルテンフリー、低炭水化物ダイエットなど、ヘルシー志向の影響で今や世界中で大ブーム。海外でも海苔を使ったおにぎり、手巻き寿司はよく食べられていますし、ポテトチップスのような海苔のスナック類も人気があるんですよ。
そもそも日本における海苔の歴史は古く、8世紀にはすでに親しまれていたことがわかっています。江戸時代に板海苔が発明されるまでは、ペースト状で食べられていたそうです。海苔は栄養価が高く、食物繊維、タンパク質、ビタミンやミネラルなどが豊富に含まれています。ここで覚えておきたいのが、海苔に含まれる水溶性食物繊維・ポルフィラン。近年注目されている成分で、抗炎症作用や免疫活性を高めることがわかっています。また腸内環境を整えたり、血糖値を下げる作用があります。
もうひとつの注目成分が、生活習慣病予防が期待できるオメガ3脂肪酸のEPA。青魚などに含まれる良質な油で、食品からしか摂ることができませんが、実は海苔にも多く含まれているんです。またマンガン、亜鉛、ヨウ素、銅、セレンなど、海苔に含まれるミネラルは髪や爪を健やかに保つといわれていますし、ビタミンBやビタミンCも含有。
ローカロリーでもお腹を満たす!「卵と野菜の海苔巻き」
海苔巻きは海外でも大人気のレシピ。海苔の上に卵焼き、アボカドやルッコラなど、好みの野菜をのせてクルクル巻いたら出来上がり。味付けはごま塩でシンプルに。
ヘルシーなおつまみ!「海苔のチップス」
そのまま食べても美味しい海苔。たまにはひと手間を加えて、お酒に合うおつまみに。オリーブオイルやごま油などを塗ってオーブンで焼き、海塩やごまをふりかけて。
塗ったり、混ぜたり「濃厚な海苔ペースト」
海苔ペーストの材料は、水で柔らかくした海苔と、松の実、チーズ、ニンニク、オリーブオイル、レモン、海塩。クラッカーに塗ったり、パスタなどソースとしても活躍。
海苔を毎日の生活に取り入れることで、体や肌のエイジングケアまで期待できそうですね。