全国をAmBitious色に染め上げる！初のホールツアー、東京公演をレポ

関西ジュニアの7人組グループ・AmBitious（アンビシャス）が初の全国ホールツアー『AmBitious LIVE 2025 初めまして全国ツアー AmBitiousをよろしくお願いシャス。』を開催中。8月3日の東京公演を皮切りに、11月23日の広島公演まで、全12都市45公演を駆け抜ける。ここでは、8月9日に行われた東京・Kanadevia Hall公演の模様をレポートする。

‟7人の英雄”が紡ぐ、ストーリー仕立てのライヴ

AmBitiousは、真弓孟之さん、永岡蓮王さん、岡佑吏さん、山中一輝さん、井上一太さん、浦陸斗さん、大内リオンさんからなる7人組グループ。個性豊かでポテンシャルの高いメンバーが揃い、バラエティ番組やラジオ、舞台など、それぞれが幅広く活躍している。なかでもグループの最大の武器は、研ぎ澄まされたダンスパフォーマンス。ハイレベルでキレのあるダンスはもちろん、誰もが知る名曲や先輩グループの楽曲にも自分たちらしい味付けを加え、新鮮で魅力的なパフォーマンスを次々と生み出している。

今回の公演では、初めてストーリー仕立てのセットリスト作りに挑戦。物語は、2000年の時を経て、現代に目覚めたAmBitiousが「完成させた者の願いが叶う」という“塔”の完成を目指すもの。オープニング映像では、その序章を丁寧に描き、これから始まるステージへのワクワク感を引き立てた。

白い衣装にメッシュヘアのメンバーが登場し、ライヴはオリジナル曲「Ride」で幕開け。7人は“塔”をモチーフにしたセットを縦横無尽に駆け回り、スタイリッシュなダンスで観客を惹きつける。「EMPIRE」（Snow Man）、「NAVIGATOR」（SixTONES）と、息の合ったダンスで魅せるステージが続き、その後、流れを一変させるように「アンセム」（SixTONES）のパフォーマンスへと突入。

永岡さんが「ヘイ、ワッツアップ東京！　声出せんのか！」と声を上げると、会場の熱気が一気にヒートアップ。ラップ調のアップテンポな曲に乗せてメンバーがパワフルに歌い上げ、間奏では「手あげようか！　もっといけんだろ！」と煽る。観客全員が手を挙げて体を揺らし、その光景を目にしたメンバーはさらにギアを上げてパフォーマンス。最高の一体感で、ステージを勢いづけた。

公演は6つのブロックに分かれて構成され、ここまでが1stブロック。7人の英雄となった彼らが神話のような世界観でパフォーマンスを披露するパートだ。2nd〜5thブロックでは、さまざまなテーマを武器のダンスで表現することにこだわっている。

着替えを終え、ステージに再登場した真弓さんが「今日めっちゃ声出とるぞ！　新記録出せる気がするぞ！」と笑顔を見せる。ここからは真弓さん＆永岡さん＆山中さん、岡さん＆井上さん、浦さん＆大内さんの3組に分かれてパフォーマンスを繰り広げる。会場が温まったところで、関西弁の歌詞が印象的な「Hey Hey おおきに毎度あり」（SMAP）を披露。ちょっとしたお笑いコーナーも交え、関西グループらしい明るい雰囲気で会場を包み込んだ。

「ホテルの部屋は誰と？」白熱トークが炸裂！

楽しいトークが広がったMCコーナー。残すところあと一日となった東京公演を名残惜しむ声や、開演前の客席で行われた“アンビコール”への感謝の言葉が飛び交った。真弓さんは「みんながアンビコールしてくれているとき、俺ら（舞台）裏に着いてるから、めちゃくちゃ気分上がるんよ！」と嬉しそうに語り、大内さんも序盤の挨拶の際、「本番前のアンビコール、ほんまにありがとう！　俺たちイヤモニつけてないから、もっとみんなの可愛い声を聞かせてよ！」と話していた。

そして、盛り上がりを見せたのは「ホテルの部屋割り」についての話題。遠征先での部屋割りはほぼ固定されつつあるものの、「もし第二希望のメンバーを選ぶなら？」というテーマで、メンバー同士が白熱したトークを繰り広げた。そのやりとりの模様を、ほぼ全文でお届けする。

真弓　またホテルの話になっちゃうんですけど、部屋割りって結構まあいつも通りの。真弓＆山中、井上＆永岡、大内＆浦、で、岡ちゃんひとり部屋じゃないですか。なんかおもしろくないなと思いまして！
井上　でも安パイやで？　もうこれでいいよー。
真弓　俺もこれでいいと思ってるけど、でも納得してない大内がおるやん。
大内　俺だけやな！
真弓　それちょっとかわいそうやなと思って……。
浦　かわいそう？！　ちょっと待って、俺は？！
会場　（笑）
岡　そんな、浦くんの何が嫌なん？　リオンは。
大内　何が嫌って、起こされるんが嫌やねん。
井上　早くにね。浦くんは集合時間の2時間前にアラームかけるんですよ。
岡　たとえ集合時間が朝5時でもね。
井上　そう、5時でも2時間前。しかも、ドア開けて（目の前で）集合っていう場合でも、2時間前。で、アラームの音が「サチアレ」（なにわ男子）。
岡　朝から気持ちよく起きたいという欲望にまみれているから。
浦　いいやん、それはもう！
真弓　だからね、今日はアンビのなかで世論調査したいなと思って。二番手！　自分のなかで、今相部屋じゃない人以外やったら、誰と部屋になりたいかっていう。
浦　なるほどね！
岡　これは、ひとり部屋の俺も選んでいい？
真弓　もちろんです。
浦　全員ふたり部屋想定ってことね？
真弓　全員ふたり部屋想定。だからもうこれは、指差しでいこう。
山中　ちょっと待って、悩むな。
浦　今がいちばんみんな落ち着いてんのね？
真弓　そう！
大内　俺、全然、全然！　寝不足ですよ！
会場　（笑）
浦　ここ（メンバー）に俺の味方はおらんの？！　みんな笑ってるけど？！
大内　おらん、おらん、おらん、おらん！
真弓　リオンも被害者やと思ってるけど、たぶんいちばんの被害者、俺と一輝やからな。
山中　いや、ほんまやで！
真弓　ふたりがシャトルラン並みに俺らの部屋来るから、ゆっくりできへんねん。
山中　入れ替わりで来るからな。
岡　誰やろ？　あーでも俺、決まったな。
井上　決まった！
山中　俺も決まった！
浦　でも、なったことない人おるからなぁ……。
真弓　だからもう予想でいいよ！　とにかく喧嘩しんとこな、前提として。
他メンバー　OK！
真弓　いきます。いっせーので！

（それぞれ希望のメンバーを指さす）

真弓　じゃあひとりずついきましょう。真弓は大内です。
井上　俺は一輝！
山中　よっしゃー！
永岡　俺、おかゆう（岡）。
大内　一輝！
浦　俺、たけちゃん（真弓）。
真弓　やめよう！　このゲーム、やめよう！（笑）
山中　俺は蓮王。
岡　俺も蓮王。
永岡　わー！　（自己紹介と同じポージングで）オレ、レオ！
真弓　ここまでで得票数ゼロの人は？
浦　はーい！
井上　俺も。
岡　うわー、でも一太かわいそう！！！
井上　俺、たぶん普通やで？！
浦　（井上に近づきながら）俺と同ライン！
永岡　悲しくない？　俺と同ラインって言うの（笑）。
浦　もう、こんだけこんな反応されたら、悲しくなくなる！
山中　耐性がつくんや。
岡　選ぶっていうのは、理由があるってことじゃん。（真弓へ）リオンはなんで？
真弓　普通に友達。ノリが友達！
岡　気が合うってこと？
真弓　ですね。
岡　あーなるほどね。
井上　俺は一輝やけど、俺も気を使わんでいいかなって。結構大雑把な男やから、なんでもいいかなって。
山中　任せろ！
永岡　浦くん、誰やった？
浦　たけちゃん。岡ちゃんは去年……。
岡　なんや。たけちゃん、岡ちゃんって（笑）。
浦　岡ちゃんは去年2週間くらい一緒になったから、今年はちょっとかわいそうやから、なんか一旦置いとこうかなって。
真弓　主導権握ってんねや。
浦　一輝は、俺も気使っちゃうんです。アラームで起こしたらあかんって。
大内　俺にも気使え！
会場　（笑）
真弓　もしかしてだけど、消去法してる？
浦　そう。ってなったときに、いちばん気使わんでいいし、MCでも何も言わなさそうなたけちゃんに決定しました。
岡　暴露されなさそうってこと？
浦　そう、そう。一太はすぐ言う！　すーぐ言う、この子！
井上　そりゃあ同じ部屋なったら、ネタの宝庫や！と思って。もう、プラスに捉えるしかないかなって（笑）。
永岡　俺は岡ちゃん。
岡　俺も蓮王やもん。
会場　フゥー！
真弓　両思いや！　なんでなん？
永岡　岡ちゃんはあんまり（同じ部屋に）なったことないし、なんかちょっとふわふわしてそうやんか。だからひとりでおれる気分になれそうやん（笑）。
岡　俺がおらんみたいな感じ、て！
永岡　おるねんけど、人がいるっていう負の面がなさそう。
岡　俺も、蓮王ってほんまに人当たりがいいというか…。俺がただひとりで過ごしたいと思ってても、蓮王に話しかけられたら、俺は全然嫌な気せえへんもん。
永岡　えー！
岡　真弓とかは……（苦笑）。
真弓　おい、待て！　
岡　真弓もすごい俺に話しかけてくれんねんけど、「なぁ、なぁ」とかじゃないねん。急に「シェー！」（『おそ松くん』のポーズ）って（笑）。なんか行動がおかしいのよ！　話しかけ方がおかしいから、それは蓮王のほうがうまいし、一緒にいて楽しいから。
浦　ホテルの部屋でもバラエティしてんの？！
真弓　してない（笑）。
岡　でも、楽しませようとしてくれてんな？
真弓　癖やな、もう（笑）。
大内　俺は一輝！　なんかね、最近気が合うんですよ。仲良いんよ！
山中　そうやねん。分かり合えてる！
大内　あと、一輝の可愛さに気づいたから。可愛いねん、ほんまに。
真弓　わかる、可愛い！
山中　（照れ顔）
岡　このふたりでおったら、どういう会話すんの？
永岡　確かに！
大内　なんやろな？
山中　なんやろな？
大内　ただ可愛がってる！
真弓　でも、この前リオン俺の部屋来たやん。ピンポン鳴って、「リオンや！」って言ったら、一輝が「俺、ベッドの下隠れるわ」って（笑）。一回も出てこんかった。
山中　なんか用事あるんかなと思って！　リオンがたけに！
真弓　そんなわけあるか！
山中　俺は蓮王。
永岡　なんでー？
山中　いやいや、何を言うてんすか！　俺ら、銃（を使った）ゲームで……。
浦　ゲーム仲間ね！
永岡　ほんまにやばいよな。
山中　やばいで！
永岡　このツアーのリハ期間中、気づいたら朝みたいなことあるやん。
他メンバー　えー？！
浦　ちゃんと寝ろよ！
山中　だから、俺は蓮王かな。一緒にやるために。
永岡　俺も迷ったんよな、正直、それ（ゲーム）要員で。
真弓　まあ、この指差しがもしかしたら（次の会場の）静岡の部屋割りに反映されているかもしれないので、みなさん楽しみにしていてください！
他メンバー　よろしくお願いします！

（ここで真弓さん、永岡さん、岡さんが着替えに）

井上　てかさー、さっきの指差しさー、俺と浦くん同じなのやばない？　ほんま納得いかんわ！
浦　まあ、まあ！
山中　なったことあんの？　ふたりは。
井上＆浦　（声を揃えて）あるよ！
井上　だから、それで俺もアラームがなにわ男子さんの「サチアレ」やと思って、みんな集まった瞬間、すぐ言ったもん！　浦くんのアラームさ、「サチアレ」やでって！
浦　ほんま全部言うねん、一太って！　口、豆腐並みに柔らかい。ほんまにポロポロ出る。
井上　ポジティブに捉えなあかんねん！　ほんま同じ部屋なったら！
浦　でもな、寝かせてくれへんのはある、一太は。夜、なんかめっちゃ語るねん。
大内　わかるわ！　俺、一回一太と同じ部屋なってんけどさ、一生ドラマ見てたやん。夜中まで。
井上　ドラマ見てた？　俺、最近記憶ないねん。
浦　“寝たら忘れる”の究極系やめて！
井上　ほんまに最近記憶ないねん。
浦　でも、ほんまにいい話したりとかで、なんやかんやで時計が深夜3時回ってたりとかはよくあるから、一太は俺はやだ。早く寝たい！
井上　昨日早くめっちゃ寝た。22時半！
大内　俺も！
浦　そう。すぐ真っ暗なる、部屋。一輝は？
山中　俺……蓮王。
浦　ああ、そっちじゃない！（笑）　何時に寝たかの話の流れやったやん。
山中　そういうこと？　俺は0時半！
井上　でも、ホテルってさ、正直やることなくない？
山中　ない。マジでない！
大内　（山中へ）早く寝て。身長伸ばしたいんやったら。
山中　いやいや。伸びてるて、俺！

（着替え組がステージに戻ってくる）

岡　また身長の話してるの？
浦　怒られてた、一輝が。
真弓　身長伸びひんって？　かわいそうに…。
山中　ぶっちゃけさ！　リオン以外変わらんくない？！
真弓　そんなことないよ！
浦　ミリ単位でちゃうから！
大内　俺、高いところから見ててわかるけど、変わらん。
山中　やっぱそうやんな？
岡　はよ着替えてこい、ほんま！

（山中さん、井上さん、浦さん、大内さんが着替えに）

岡　何が身長変わらんって？　俺らだって頑張っとんねん、これで。
真弓　なあ、頑張っとるよな！　
永岡　ほんまに！
真弓　なんやろな、このメンバー。
岡　なんか行ったことある？　3人ではなくない？
真弓　ある気がする、俺！　ラーメンとか！
永岡　ラーメンね。
岡　でも、行ってないと思う、俺。
真弓　じゃあ決めようや、どこ行くか！　この3人で。
永岡　今から？
真弓　そう。で、絶対行こ、それは！
岡　そういうこと言うのあかんわ！　絶対行こ、みたいな。そんなん期待してまうやん、みんな（ファン）。
真弓　行ったエピソード聞きたいよな？　客席　聞きたーい！
岡　でも、どこ行く？　行くとしても。
真弓　遊園地行ける方ですか？　あなたたち。
永岡　余裕ですよ。
岡　楽しいですよ。
真弓　……あー、行けるんかー。
永岡　あれ？　ちょっと自分行きたくないやん。逆にさ、たけが渋ってるところ行かそうや。
真弓　ないよ！　渋ってるところなんて！
永岡　ハワイとか行ってみる？（笑）
真弓　普通にめんどくさい！（笑）
岡　移動時間のめんどくささね。
真弓　パスポートある？
永岡　あるよ。
岡　すごいな。俺、持ってない！　だから急に海外旅行行こうって言われても、断っちゃうもん。てか、海外行ったことある？
永岡　ない。
真弓　俺ある。2歳くらいのときにグアム行って、めっちゃ溺れて帰ってきた。
永岡　危な！
真弓　うきわからスポンって抜けて、俺が見えた景色は、最後お母さんが「たけー！！！」って、走ってくる姿だけ。すごい鮮明に。
岡　そうやな。真弓のお母さん、言いそう！　俺、会ったことあるんですよ。マジでほんま真弓をもっと早口にしたバージョン（笑）。
真弓　ずっと生麦生米生卵やもんな。
岡　俺、真弓よくしゃべる子やなーと思っとって、お母さんに会ったら、もう全然（笑）。
真弓　絶対血つながってるやろ？
岡　つながってる！　ほんまに遺伝子99%！（笑）
真弓　ということで、今日もアンビは平和でした。ありがとうございました！

「俺らとみんななら、どんな壁も乗り越えられる」熱いメッセージ

MC後は、その日披露する曲をルーレットで決める日替わりコーナーへ。メンバーそれぞれ1曲ずつ選んだ候補曲のなかから、この日は井上さんセレクトの「Real Face」（KAT-TUN）に決定。クールな表情と迫力のあるパフォーマンスで会場を魅了すると、続く「Colorful Days」（Aぇ! group）では一転、笑顔あふれるアイドルらしいステージを展開。会場全体が大きな多幸感に包まれた。

ピアノInterから始まるバラードステージも、大きな見どころのひとつ。大内さんが奏でるピアノの音に合わせ、岡さんが舞うような美しいダンスアクトを披露。そこへ他のメンバーが歌声を重ねていき、繊細ながらも力強さを感じる、特別なステージを作り出した。

ラストの6thブロックでは、高みを目指し続けるAmBitiousの野心や情熱を、オリジナル曲とともに表現。ツアーで初披露された新曲「耽美 -TANBI-」では、新境地となる妖艶なダンスに挑戦。グループの新たな一面を印象づけた。

ここで、真弓さんが代表して挨拶。「本当にいつもたくさんの声援ありがとうございます。なんか今までも思ってたんですけど、このライヴ始まってから、AmBitiousとここにいるアンビ担、そして、ほかで応援してくれているアンビ担がいれば、夢叶うんじゃないかなって思っています。これからいろいろ壁とかもあるかもしれんけど、ほんまにこのステージにいる7人とみんななら、絶対に乗り越えられると思います。だから、僕たちのことを信じて一生ついてきてください！」と、力強く呼びかけた。

他のメンバーも思い思いに感謝の言葉などを口にし、永岡さんは「これが、今後日本を揺るがすスーパーパフォーマンス特化型アイドル・AmBitiousです！」と高らかに宣言。山中さんは「約束します。僕たち7人、みなさんと最高の景色を見られるまで、てっぺん目指し続けます！」と、熱い想いをぶつけた。そして、おなじみの「We are AmBitious！」コールをもって、約2時間のステージが終了。これまで磨いてきた輝きと、新たな魅力を余すことなく詰め込んだ公演は、さらに未来への期待が広がる時間となっていた。ツアーは、11月23日の広島公演まで続く。