間もなく新年度。生活や環境が変化するこの機会に、お金に関する意識も変えてみませんか? 今回は、今注目しておきたい運用方法と、その考え方のポイントをお伝えします。(ファイナンシャルプランナー/花輪陽子)
今から運用するなら、外貨預金に注目!
米国の政策金利の上昇から外貨預金の金利もジリジリと引き上がっており、預け入れ期間によっては日本での米ドル預金も5%弱(2023年3月25日現在)になっています。例えば、ネット銀行の金利も高く、3ヵ月もので5%という数字も見かけます。銀行において置かなければならない資金などもこのような金利が高いところに預けておくと増え方が変わります。
1ヵ月や3ヵ月の自動継続の定期預金であれば、比較的短期間で継続するか解約をするか決められるので始めやすいのではないでしょうか。
金利がどこまで上昇するのかまだ先が読めないので、期間が短めの定期預金で様子を見ながら回して、金利が上がりきった時に期間が長い定期預金に変更できるとベストです。
外貨預金のデメリットは為替リスクがあることと、預金保護の対象ではないということです。これらのデメリットと金利を天秤にかけて意思決定をするとよいでしょう。
投資をするかどうかを決める際には、比較的低リスクの外貨預金や国債などの利回りと比較をして、それ以上の魅力があるかどうか判断材料とするとよいでしょう。
日本は物価も安定しているために、給料が入金されたら米ドル預金などに真っ先に変えて利回りを取りに行くのも一つです。高い利率で回して、低い物価で生活することも可能になります。
もう少しリスクが取れるという人はNISA(少額投資非課税制度)を活用して、世界株式インデックス等に積立をするなどもおすすめです。