オーバー30歳、貯金なしでもまだ大丈夫! “貯まらない”を卒業してお金が巡る体質になる5つの術をご紹介します。今回は、やるか否かで大きな差がつくポイ活について、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美先生に聞きました。
キャッシュレス時代の今、お得に過ごすなら“ポイ活”を!
ポイ活とはポイントを貯めたり、増やしたりするポイント活動のこと。貯めたポイントは買い物のときにお金として使ったり、現金や商品に換えたり、投資に活用できます。普通預金の金利が0.001%の超低金利時代、金融機関に100万円を1年間預けても増えるお金はたったの9円。でも、ポイ活をすれば、900円で(100円=1P)叶います。つまり、1Pをバカにできないということです。
私がおすすめするのは「楽天経済圏」にまとめること! 楽天経済圏とは、楽天が提供するサービス群を指します。「楽天経済圏」にまとめるとは、具体的には楽天カードと楽天市場、楽天モバイル、楽天ペイ、ラクマ、楽天ふるさと納税、楽天生命保険、楽天トラベルなどを利用してポイントを効率的に貯めること。また、キャッシュレス決済は高還元率だったり、キャンペーンも豊富なので、キャッシュレス時代をお得に過ごしたいなら、すぐにでも始めて。
やらなきゃ損するいち押しのポイ活6
1. クレジットカードを使う場合は高還元の「リクルートカード」
リクルートカードは年会費無料で、驚異の高還元率1.2%の優秀なクレジットカード。しかも、じゃらん、ポンパレモール、ホットペッパーグルメ、ポットペッパービューティーなど、リクルートの参画サービス利用で、ポイント付与率が最大4.2%に! 貯まったポイントはPontaポイントやdポイントに交換でき、提携店や加盟店で使用可能。
2. 「PayPay」払いなら手数料がかからないうえにポイント還元率アップ
PayPayは買い物でのPayPayボーナス付与、高いポイント還元率、キャンペーンが◎。税金を払うと、0.5%分のPayPayボーナスが付与されます。クレジットカードで税金を支払う場合、所定の手数料がかかりますが、PayPayなら手数料がかからず、ポイントも貯まってお得です! PayPayボーナスで投資体験も可能。
3. 「楽天カード」で楽天経済圏にまとめるとお得なことがいっぱい!
楽天経済圏でポイントをザクザク貯めたい人にとって、楽天カードは必携のクレジットカード。100円で1Pが貯まるうえ、ポイントアップのサービスも充実! 年会費永年無料。街のお店はもちろんのこと、楽天市場、優待店舗での利用で、ポイント付与率がアップ! 楽天ペイアプリのチャージにもおすすめ。
4. ネットショッピング時には「楽天Rebates」経由でポイントをさらに獲得
ネットショッピング時に楽天のオンライン・ポイントバックサイト、楽天Rebatesを経由する1ステップで、利用金額に応じた楽天ポイントが付与されます。楽天市場に出店していない有名通販サイトなど、計600店以上を利用できる! ポイントが付与されると、メールでお知らせが来るのもおすすめポイントの一つです。
5. レシートを「Rakuten Pasha」で撮影するだけでポイントがもらえる!
Rakuten Pashaはコンビニ、スーパー、ドラッグストアなどのレシートを撮影して送ると、楽天ポイントがもらえるサービス。1日5枚までレシート送信が可能。飲食店やスーパーなどのレシートを対象に、1枚1Pで1日最大5Pまでもらえます。また、特定の商品やお店で購入したレシートの場合は、5〜100Pもらえるときも!
6. 「スギサポwalk」でマイルを獲得してポイントに交換
楽しく歩いて、スギサポマイルを貯めて健康に! ドラッグストアのスギ薬局が運営するウォーキングアプリ、スギサポwalk。ログインをすると2マイル、問題を解いて正解すると1マイル、スギ薬局にチェックインをすると3マイルが毎日ゲットできます。1000マイル=スギ薬局ポイント500Pに換えられ、商品と交換OK!
ポイ活の挫折回避にアプリが有効!
丸山先生も愛用する、すべてのポイントカードをひとつに集約できる画期的な「Stocard」。おかげで、ポイントカードを財布に入れて持ち歩いたり、お会計時に探す煩わしさから卒業できたそう。
ポイントの新たな使い方“ポイント投資”に注目
ポイントで気軽に投資の体験を!「投資」なので、ポイントが増えるだけではなく、減ることもあることを理解して。ちなみにTポイントでできるSBI証券ポイント投資、楽天ポイント投資やdポイント投資など、身近なポイントでできる投資がおすすめです。
ポイント投資のメリット
・100ポイント程度から手軽に投資ができる
・現金の支出がない
・利益を現金で受け取れる
・損失を出してもショックが軽く済む
デメリット
・証券口座の開設や確定申告が必要なこともある
・投資なので、損失のリスクがある
・取引手数料や運用報酬などがかかる
・無理にポイントを貯めようと無駄遣いをしてしまう
ポイント投資をやるうえで知っておきたいこと
・リスクを軽減させたいなら、毎月100ポイントずつ積み立てを
・期間限定や用途限定のポイントは資産運用に使えないので要注意
・ポイント投資に慣れて本格的な投資をしたいなら、証券口座を開きましょう
・ポイントと連動している証券会社を選べば、運用状況に応じたポイントもゲット可能!
丸山晴美先生
ファイナンシャルプランナー(AFP認定者)。消費生活アドバイザーや宅地建物取引士(登録)などの資格を持ち、メディアで節約やポイ活、資産運用などの情報を発信。
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