濃い緑の木々が茂り、ミストが発生する店内はまさしく南国のコーヒー農園。神戸に本社を構えるネスレ日本のコンセプトカフェが、ネスカフェの魅力を体感できるスポットとしてリニューアル。神戸の新名所として訪れたい!(ライター/和多亜希)

旅する気分で立ち寄りたい、街のカフェで癒やし体験
異国情緒溢れる人気の街に新たなスポットが誕生。スケルトンの建物はグリーンで埋め尽くされ、その様子に圧倒される。壁面を緑がつたうウェルカムスペース、2階のコーヒー農園へと誘う木々が茂るスロープ、開放感のある2階フロアにはツル状のグリーンが天井から吊るされ、ナチュラルな雰囲気に満ちている。川のせせらぎや鳥のさえずりといった自然の音が聴こえてくるのも心地いい。
バリエーション豊かなコーヒーメニュー
1930年代にコーヒーの大豊作と価格の暴落に困窮していたブラジル政府からの要請を受け、保存に便利なソリュブルコーヒー(粉末タイプのコーヒー)を開発、製品化して誕生したネスレ。今日では様々なフレーバーのネスカフェを味わえる。
コーヒー好きへのイチ押しは、数種類の「ネスカフェ」を自由に試飲し、好みのコーヒーをオーダーできるサービス。人気のラテメニューでは3種類のミルクから選べ、ホットならラテアートのカスタマイズも可能。さらにキャラメルラテやスパイスラテ、チョコたっぷりモカラテなど、そのときの気分で選べるフレーバーラテも多彩。映えるメニューとして、ミントやラズベリー、マンゴーといったカラフルなコーヒーモクテルもスタンバイ。ネスカフェの新しい味わいを体験しに出かけたい。
コーヒーフレーバーのスイーツやフードも秀逸
コーヒー豆で香り付けしたミルクジェラートやネスカフェのトッピングで仕上げるティラミスをはじめ、隠し味にネスカフェを使った3種のカレーなどコーヒー風味のメニューは是非トライしたいところ。また、コーヒー栽培の混作作物として栽培されるグリーンペッパーを使った、ボリューミーなサラダやサンドイッチも提供。コーヒーの奥深さを実感する。
ネスレのサステナブルな取り組みはカフェ内のスクリーンで
コーヒー豆の輸送に使われている麻袋を模したクッションやアップサイクル素材で作ったドリンク用コースターなど、カフェ内でも至るところで見られるネスカフェのサステナブルな取り組み。香りやコク、味わいにこだわった美味しいコーヒーを届けるために、ネスカフェのグローバルな取り組みについてはスクリーンの映像で学ぶことができる。気候変動など課題が多い昨今、ゲストに持続可能なコーヒー栽培に関心を持ち、理解を深めてもらうための工夫が随所に凝らされている。