日本唯一のNY発ラグジュアリーホテル「セント レジス ホテル 大阪」が万博を迎える今春、テラス席のあるレストランがカジュアルにフレンチをいただけるブラッスリーへとリニューアル。今どきのパリを感じる魅惑的なスポットへ出かけたい。(ライター/和多亜希)

魅力尽きない、優雅さ極めるセント レジス ホテル 大阪
大阪本町に位置する日本で唯一となる「セント レジス ホテル 大阪」。12Fに設けられたレセプションフロアでは、繊細な光煌めくシャンデリアや絵画、調度品がそこかしこに飾られ、セントレジス創業一族であるアスター家の邸宅へ招かれたような優美な空間だ。

伝統のバトラーサービスやシャンパンボトルをナイフでカットする「サーベラージュ」、創業者の母がゲストをもてなすために始めたという世界で最初のホテルアフタヌーンティーなど、同ホテルの魅力は尽きない。夏にはホテル12Fの天空の庭で開催されるシャンパン&ビアガーデンも秘かに人気。そんなセント レジス 大阪で、今春一階のレストランが店名も新たにリニューアル。目が離せない!
エレガントな美空間に心浮き立つブラッスリー「RÉGINE」

レセプション越しの真っ白な壁面には19世紀のフランスのリモージュ焼きが配され、バーカウンター上にはゴールドの光を纏ったシャンデリアが燦然と輝くブラッスリー「RÉGINE(レジーヌ)」。
開放感のある高い吹き抜けの壁には大阪のクリエイターが創作した特大アートが掛かり、ゲストを魅了する。大阪にいながらパリを感じる優美でスタイリッシュな空間の中での食事は、とびきり会話も弾み、上質な時間になるに違いない。
2つ星シェフの洗練された一皿を堪能
セントレジスならではの上質さと、気軽に愉しめるブラッスリーというスタイルを掛け合わせた料理は、長年ミシュラン2つ星を獲得する東京・六本木「Ryuzu」の飯塚隆太オーナーシェフがフードディレクターを務める。素材の味を生かすためにスープは乳脂肪分を加えずに仕立てたり、牛頬肉の赤ワイン煮はあえて食感を残すように煮込んだりなど、素材を生かす技法は本店と何ら変わらない。ロブションで培った味、スペシャリテのマッシュポテトも登場。美食をお得に愉しめるなんて、さすが食道楽の大阪!