“美容大国”と呼ばれる韓国から発信されるメイクには、こなれたほどよいモード感、愛らしさ、上品なさなど、私たちがなりたい顔のエッセンスが詰まっている。韓国コスメを使って、Georgeさんが旬の韓国メイク、「ミュートメイク」をレクチャー。
アンニュイでピュアな印象を叶える「ミュートメイク」
ナチュラルだけれどもアンニュイな雰囲気――“音消し”を意味するミュートメイクが韓国でトレンドに。ミュートメイクをオンオフで上手に取り入れているのが、NewJeansのミンジ。
「従来のヌードメイクは肌なじみの良いベージュトーンが主流でしたが、ミュートメイクは自分が本来持っている“素材”を大切にする極上にピュアな抜けメイク。締め色となるアクセントカラーは使用せず、フワッとにじみ出る自然な血色=モーブピンクだけを取り入れて」
ミュートメイクのポイントは…
肌は…
「ミュートメイクはマットな仕上がりが必須。まず、トーンアップクリームを首まで塗って明るさを仕込んだあと、セミマットのファンデを。淡いピンクのチークをフェイスパウダーの感覚でフワッとつけて」
使用アイテム
目元は…
「目元はまつ毛という素材が最大限に活かされるよう、ビューラーもマスカラもなし。眉も素材を活かし、薄いグレーで足りない部分のみをプラスして自然な毛流れを。マットなベージュピンクのアイシャドウをまぶた全体にのせ、ラメが入った同系色をまつ毛の生え際からぼかすように入れて、アンニュイなニュアンスを持たせます」
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リップは…
「リップは唇の色に近いローズ系をセレクト。あえて縦ジワが残るぐらいフワッとしたツヤを抑えたマットに仕上げると生っぽさが残り、ふんわりピュアな印象のなかで、目のキワに仕込んだラメがより強調されて立体的に見えます」
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ミュートメイクが叶うおすすめアイテム
毛穴も凹凸もカバー。まるで素肌が明るくなったかのような透明感を演出するピンク色の下地。
パワフルなフィット感なのに極上の軽いつけ心地を叶えたヴィーガン処方のクッションファンデ。
くっきりしたシェーディングでなく、影を落としたような自然な仕上がりに。顎のラインに軽く入れ、卵形輪郭に整えて。
George
雑誌や広告、写真集など幅広い分野で活躍する、韓国ツウで知られるヘア&メイクアップアーティスト。ソウルを何度も訪れて会得した韓国メイク、韓国美容の知識は群を抜き、現在もなお日々研究中。旬な韓国美女になれるメイクの秘密を解き明かした『ALL韓国コスメでつくる 韓国メイクの秘密』(主婦の友社)が好評発売中。