その一挙手一投足に注目が集まっている話題のひと、本田響矢さんの「KYOYA HONDA FAN MEETING 2025」が7月に開催された。まったりとした穏やかなムードにおちゃめな素顔…なんとも愛らしい空間にファンをお迎え。ここでは7月27日（日）第一部公演をレポートします。
たくさんのファンと対面！その瞬間は…
本田響矢さんの3度目となるファンミーティング「KYOYA HONDA FAN MEETING 2025」が行われた。MCを務めるのは、共演以来プライベートでも親しくしているという俳優の鈴木康介さん。夏らしく浴衣を着こなした方やオリジナルのうちわを手にしたファンが大勢集まった。
会場の熱が高まるなか、いよいよ響矢さんが登場すると割れんばかりの拍手が巻き起った。響矢さんもたくさんの人で埋め尽くされた場内を見渡して、思わず「すごい！！」と感激している様子。「僕のファンクラブの名前が『本田の湯』というのですが、今日は温泉に浸かっているようなリラックスした気持ちで楽しんでいただければと思います。のほほんとステキな時間を過ごしましょう！」という挨拶でスタート。
続けて「最初に聞きたいのですが…僕に会うのが初めてという方いらっしゃいますか？」と質問すると、会場の大多数が手を挙げ「わー！！ 初めまして！！」と笑顔をみせた。
マル秘エピソードも！活動振り返りトーク
昨年6⽉以降の出演作品について、制作秘話や裏話を交えながら振り返っていくコーナー。ドラマ「虎に翼」や「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」、「恋愛バトルロワイヤル」や「風のふく島」などなど、怒涛の出演作についてひとつずつトーク。なかでも「整形美人」は、「韓国版で演じていたチャ・ウヌさんが本当にカッコよくて、同じ役をやることに驚きがあった」と心中を告白。整形を秘密にしているストーリーにちなんで、まだどこにも話してない秘密のプライベートエピソードを聞かれると…。
鈴木さんは「家の鍵に本田の湯のキーホルダーをつけている」と。一方、響矢さんは「大好物のラーメンの注文の仕方は言ったことがない」というと、寸劇がスタート。店主役の鈴木さんがきっかけを作ると「ニンニク少なめ野菜少なめアブラで」と早口でコール。「何？！」とキョトンとする鈴木さんと誇らしげに胸を張る響矢さんの様子に会場は笑いに包まれた。ちなみに家系の場合だと「（麺）固め（味）濃いめ（アブラ）少なめ」だそう。
どっちがファッションマスター？TPOコーディネートバトル！
ファッションが大好きなおふたり。このコーナーは、どっちがファッショニスタなのか、ゲームで対決！ 制限時間以内にお題（TPO）に沿ったコーディネートを完成させ、お客さんに拍手で勝敗を決めてもらうというバトルが開幕。勝利数の多いほうが栄えある「TPOファッションマスター」の称号を得られると聞いた響矢さんは、「インスタとか事務所のホームページに書いていいってこと？！」とテンションアップ。
一回戦目のテーマは「原宿最先端コーデ」。響矢さんはラックにかけられた服を物色して早々、スパンコールが散りばめられたデニムを見つけて「これだ！ もらったわ！！」と即決。コーディネート中は、集中しすぎてお互いの声が届かず、図らずも無視してしまう様子に会場はくすくす。鈴木さんの組んだ上下テカテカ素材の尖ったスタイリングに、響矢さんは「わ〜〜、暑そう…」と一言。続いて響矢さんは自作のスタイリングについて「パンツはギラギラでTHE 原宿。上は夏だから…今気づいたんだけど、インナーを選ぶのを忘れちゃった」と天然っぷりを発動。「あえてじゃないんだ」と鈴木さんからツッコまれると、「あえて！ 原宿だから透けさせて…。こんなに透けてたんだね？！」とトップスに話しかけてしまう響矢さんに、会場は爆笑の渦に包まれた。結果はシースルーが影響して、鈴木さんの勝利に。
続く二回戦目のテーマは「真夏の海デートコーデ」。この回では、2階席に置かれた数通の封筒にテーマにぴったりのアイテムカードが入っていて、見事それを引き当てるとプラスワンアイテムが開放されるという追加ミッションが。封筒を取りに2階席響矢さんが現れると、まさかの至近距離に会場は歓喜の絶叫！ 無事、帽子をゲットした響矢さんは、鈴木さんに「いいな〜」と言われると「これ以外ならいいよ」とまるで子供のような一面を見せた。お披露目タイムには、「芸能人のオフ」がテーマという鈴木さんのコーデにインナーがないことを見つけるとうれしそうに指摘するシーンも。響矢さんは爽やかなカラーリングのコーディネートを披露し、判定は…響矢さんの勝利！
一勝一敗になってしまったので、トータルで採決すると、響矢さんが優勝という結果に。「ありがとうございます。我ながら、かなりいいコーデができたなと思います」と満足気に語っていた響矢さんでした。
キセキの瞬間に立ち会えた！キーワードエチュード
次なるコーナーは、ふたりで協力し、即興演技でクリアを目指す「キーワードエチュード」。お題となるシチュエーションには、クリアワードとNGワードが用意されていて、誘導者が回答者をクリアワードを発するように導くというゲーム。リハーサル以外ではクリアしたことがない、というこのチャレンジ。果たして…。
シチュエーションは「次の現場までのタクシー移動」。誘導者が本人役で鈴木さん、回答者がタクシー運転手役で響矢さん、そしてクリアワードが「どこかで見たことある顔ですね」、NGワードが「暑い日が続きますね」と、役とワードが出揃ったところでゲームスタート。
本田 お客さん、行き先は？
鈴木 ずーっとまっすぐ行ってください。
本田 どのくらいですか？
鈴木 30分くらい。あの…隣に座ってもいいですか？
本田 隣に？！
鈴木 （響矢さんの顔を覗き込みながら）僕、仕事忙しいんですよ。
本田 もしかして芸能の方ですか？
鈴木 そうなんです！！
本田 あ〜どこかで見たことあります。
光の速さでクリアしてみせると、会場からは大歓声！ ふたりも「やったー！！！」と駆け寄ってハイタッチ。会場が一体となって喜びを分かち合いました。
その美声にうっとり！歌唱サプライズ
いちどスタンバイに入った響矢さんが再び登場すると手にはマイクが。「今日は歌を皆さんにお届けしたいと思います。温かい目で見ていただいて、温かい耳で聞いてもらえたらうれしいです。それでは聞いてください、サザンオールスターズさんで『真夏の果実』」。
透明感のある伸びやかな声で、夏の情緒をしっとりと歌い上げた響矢さんは、「すごく緊張したんですが、歌えてよかったです！ そしてせっかくなので、もう1曲歌いたいと思うのですが、この曲はひとりで歌うのが大変なので、康介と一緒に歌いたいと思います」と曲フリ。「夢中」（BE:FIRST）のイントロが流れると、会場中から思わず漏れてしまったような喜びの声が響く。目を見合わせながらノリノリにハッピーに歌い終えると、長い間あたたかい拍手に包まれた。
最後には響矢さんから温かいメッセージが。心に閉まっておきたい、何度でも励ましてくれるような言葉に注目。
「僕はこれからもきっとたくさんの作品や役と出会って、いろんな壁にぶつかると思うんです。きっと皆さんも日常のなかにも、辛いことや悲しいこと、どうしていいか分からず立ち止まる瞬間ってあると思います。僕も同じように経験しているので、皆さんはひとりじゃないということをこの場で伝えたいです。皆さんと一緒に僕も頑張るし、一緒に前を向いていきましょう。これからも頑張っていきますので、変わらず応援していただけると本当にうれしいです」
本田響矢（ほんだきょうや）
1999年6月20日生まれ、福井県出身。2017年に俳優デビュー。以降、様々な作品に出演。直近では、ドラマ「虎に翼」、「私は整形美人」、「波うららかに、めおと日和」に出演し大きな話題に。現在、TBS「王様のブランチ」にレギュラー出演中。10月からは音楽劇「エノケン」に出演する。
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