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TIMELESSPERSON

2024.08.11

飲み会での気遣い方法。具体的なセリフまでご紹介します【紺野ぶるま】

本当は興味津々なのに、決して踏み出せない――芸人 紺野ぶるまさんの自分観察。【連載「奥歯に女が詰まってる」】

そこまでして人にモテたい女

紺野ぶるま連載エッセイ

最近食事会に誘ってもらう機会が続いた。

以前にも飲み会のエピソードはここに書かせてもらったが、こういうときの気遣い方法というのは本当に正解がない。無礼講なんて本当は存在しないし、気を遣い過ぎると、会話が探り探りで盛り上がらないということもある。

昔、合コンでもそういうことがよくあったように思う。「まあ損をするよりいいか」とその場の全員が守りに入ったら、あとは消化試合で静かに食事をして帰ることになる。

私が読んでいた銀座ホステスさんのモテテク的な本にも、とりわけ喋らない、あえてサラダの取り分けはしないと書いてあってそれを実践していたが、今は理屈抜きにして老若男女問わず、人としてモテたい、気持ちのいい人間になりたいという思いが強い。

限られた時間のなかでわざわざ集まったのだから、みんなで「楽しかったよね」と言える時間を作りたい。そのためにも率先してサラダのトングをにぎって、皿にオリーブ一つ残さず綺麗に取り分けらるポテンシャルを持ちたい。

とはいえ、それもそれで「やらせてしまってすいません」と気を遣わせてしまう場面もあるので難しい。

「周りに気を遣わせない程度に気を遣う」というのが重要になってくる。これは会話全般にも言えることである。実践してみて良かったと思うものをいくつかご紹介させて頂きたい。

まず、食事を取り分けたいとき。

「昔、飲食店でバイトしてたんで!」が効果的だった。

「私がやりたくてやってます」のもっとディティールが細いバージョン。

「ここで披露させてください!」とか「この日のために働いてたと言っても過言ではないので…!」

とボケも交えていう。

「じゃあ、上手な人にお願いしようかな…」と安心して頼んでもらいやすい。

これはワインや瓶ビールを注ぐときにも使える。

あと私は昭和生まれなので「美人が注いだ方がうまいんで!」というお母さんがいいそうなボケも楽しい。

難点は本当に取り分けやビールの泡の比率がうまくないといけないということ。“飲食店”の部分を誰もが知ってるチェーン店にするとボケっぽさが増してハードルも上がりきらないかもしれない。

次に店を選んだ人の「ここで良かったかな…」という不安を解消したいときは、最初の一口の後に「美味しい! シェフにお手紙書きたい」が効果的。

「弟子にしてほしい」「あの人youtubeとかにレシピあげてないかな…」など言ってみると、もれなくいい雰囲気にすることができる。

あとは「忙しいなか、ごめんね」なんて気を遣われるとき。

「家のこともあるし忙しいでしょ」と。そう言われたときでも、そう言われる前でもどこかで、ぼそっと「本当今日が楽しみすぎて…」と呟いておくと、その会に参加してるみんなが気分が良くなるので会話が弾むこととなる。

帰り際には「あ〜みんなでスポッチャ行きたいですね」というのもお後がよろしくなる。

ただ目上の人に対しては少しフランクすぎて失礼になる可能性もあるので、危うい時は「競馬」とか「競輪」とか少し渋いけどラフなものに変えると安全である。

そうまでして人にモテたいかと聞かれたら答えはイエスである。もちろん自分の好きな人たち限定で。楽しめそうな食事会があるだけで人生優勝なのに、みんなで手を叩いて笑う瞬間なんてあったらもう大優勝じゃないか。

最後に

食事会とかけまして

老若男女問わずモテる人と解きます。

その心はどちらも

幹事(感じ)がいいのが重要でしょう。

紺野ぶるま(こんのぶるま)
1986年9月30日生まれ。松竹芸能所属。著書に『下ネタ論』『「中退女子」の生き方 腐った蜜柑が芸人になった話』『特等席とトマトと満月と』がある。
Instagram @buruma_konno
@burumakonno0930

TEXT=紺野ぶるま

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