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TIMELESSPERSON

2023.09.03

青木源太が、毎朝鏡でチェックしているものは?

フリーアナウンサーの青木源太さんによる美容×コミュニケーションにまつわる連載。22回目の今回は、目の下のクマのお話。

vol.22 目の下のクマちゃん

青木源太

「青木くん、最近疲れてない? 目の下のクマがすごいよ」と言われて驚いたことがあります。なぜなら全然疲れていなかったからです。僕は昔から体力だけには自信があることに加え、前回のコラムでもお話しましたが普段から睡眠時間はしっかりと確保しているので、疲れが溜まるということもほとんどありません。つまりこれだと、ただただクマがすごいことだけを指摘されていたような気がしてショックを受けました。

以来、毎朝起きて鏡を見るたびに自分のクマをチェックするようになりました。クマというのは不思議なもので、見れば見るほど気になってきてしまいます。

クマには大きく分けて「茶クマ、青クマ、黒クマ」の3種類が主にあり、原因や対処法が違ってきます。

1. 茶クマ
茶クマの原因は色素沈着です。目の下の皮膚は0.6mmほどで皮膚の中で最も薄くデリケートで、非常に乾燥しやすい部位でもあります。そんな部位をゴシゴシこすって摩擦を加えてしまうと色素沈着を起こし、それが茶クマとなります。洗顔やアイメイクのときにこすらないようにしたり、誤ったスキンケアを見直し乾燥から守らなければ、なかなか元には戻りにくくなってしまいます。

2. 青クマ
青クマの原因は血行不良です。目の下の皮膚はとても薄いため、毛細血管が透けて見えます。その毛細血管の血行が睡眠不足やストレスで悪くなると、うっ血し暗く濃い赤色になり、それが薄い皮膚を通すと「青クマ」として見えてしまいます。

3. 黒クマ
黒クマの原因は、年齢を重ねるごとに皮膚がたるんでしまうことです。皮膚がたるむと眼窩脂肪が前に押し出され、膨らみができます。この膨らみが影を作ることで黒クマが発生します。黒クマは加齢により進行するので、放っておくと悪化してしまうことがあります。

僕の場合はおそらく茶クマか青クマだとは思うのですが、もう一つ厄介な点として「茶クマと青クマを明確に判別するのが難しい」という問題もあります。見分けるにはなるべく明るいところで見たり、他の人に判定してもらうことも手です。そしてもちろん複合的に絡み合っていることもあるでしょう。僕だって、自分では疲れていないと思い込んでいても、目の下の毛細血管が血行不良を起こしている可能性も無きにしもあらずです。

「茶クマ、青クマ、黒クマ」と聞くと、森のクマちゃんのような響きもあり可愛らしくも思えますが、根本の原因を突き止めて対処しなければどんどん悪化してしまう可能性もあります。あなたの目の下にはどんなクマちゃんがいますか?

TEXT=青木源太

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