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MYSELFウェルネス

2023.02.11

齋藤薫が提案「ダサく見える色がトレンドカラーだったら、どうする?」

「ダサ色ほど然るべき色を組み合わせれば、一転すごくモードになる」――齋藤薫さんが美容ジャーナリストならではの視点でファッションを解説。【連載「齋藤薫の美脳格言」】

齋藤薫

ダサ色は逆転現象が起こせる!

色って不思議、本当に不思議。どの色も平等のはずなのに、実は人間が身につけたとたん、オシャレに見える色と、野暮ったく見える色にクッキリ分かれてくる。

で、稀にダサく見える高リスク色がトレンドカラーになることもあって要注意。奇しくも今トレンドのイエローやビビッドピンクも、ある意味でダサ色だったりするから厄介なのだ。いや逆に言えば、トレンドにならないと堂々と着られない色。だから今のうちにじゃんじゃん着れば良いのだけれど、不用意に着てしまうと失敗する。

とりわけイエローは難しいのだ。トレンドだから、オシャレだから着ているのか、それともセンスがないから着ているのか、結構見分けがつかなかったりする。

そこで提案。同じイエローでもイエロー一色だと危険。色遣いでセンスを表現することがマストなのだ。ただ、うっかり白などを組み合わせちゃうと、余計にヤバい。黒を合わせるのもリスキー。「ちゃんとオシャレで着ているのです!」と証明するためには、センスの証拠のような2色遣いを。

解りやすいのは、事務服によくあるグレーは典型的なダサ色だが、差し色に赤を少し加えると、俄然オシャレになること。同じ要領でイエローには思い切って紫を組み合わせたい。もちろんベルトや靴、襟元など少量で。さもなければ近似色、明るいオレンジやピンクを。むしろダサ色ほど然るべき色を組み合わせれば、一転すごくモードになることに気づくはず。危険な色ほど2色遣いで逆転現象が起こせること、今年はとりわけお忘れなく!

TEXT=齋藤薫

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