冬のスーパーフルーツ・ゆず。冬至の柚子湯は有名ですが、実は海外でも大人気の柑橘類。果実も皮も余すところなく使える万能・ゆずを使ったレシピをお届け!(栄養コンサルタント/エリカ・アンギャル)
食べて、嗅いで…コスパ最強フルーツ「ゆず」
スーパーフルーツと呼びたいゆずは、ミシュラン星付きレストランのメニューにもよく登場するほど、海外でも大人気の柑橘類です。美肌効果を促すビタミンCがたっぷり。さらにカロテノイド、フラボノイド、リモノイドなど抗酸化成分を豊富に含有。これらの成分は、体内の炎症などを軽減、酸化を抑え、免疫力を高めることなどが研究でも報告されていますし、血中の悪玉コレステロールを減らすことも知られています。
それから風邪や咳の症状の緩和に良いとされ、漢方薬としても用いられるゆずの皮は、フラボノイド成分のタンゲレチンとノビレチンが含まれていることから、発がん抑制作用などもあるそう。
また、ゆずのエッセンシャルオイルは、緊張や不安を解く効果が高いので、PMS(月経前症候群)に悩む方などにも有効です。
写真1枚目の「ゆずのモクテル」は、冬に飲みたいフルーティなドリンク。ジンやウォッカも合うけれど、あえてノンアルコール蒸留酒を使って、ゆずのモクテルづくり。ゆず果汁、はちみつやバニラエキスを少々加えてシェイクするだけ。お好みで炭酸水を加えるのも、おすすめです。
魚や野菜を使用するマリネ、セビーチェもゆず風味でよりさっぱりな仕上がりに。マグロやタコなどの魚介と野菜を塩・コショウ、ゆず果汁のマリネ液に入れ、冷蔵庫で約1時間漬け込む。
皮や果汁を使用するときは、必ずオーガニックのゆずを用意しましょう。ヨーグルトと搾りたてのゆず果汁と擦り下ろした皮、はちみつ、ひとつまみの海塩を攪拌して冷凍庫へ。サッパリとした爽やかな味わいのゆずのデザートで、寒さに負けないヘルシーな体に。