身近なスーパーフード“ゴボウ”。年末年始に弱った腸の環境を整える3レシピを参考に!(栄養コンサルタント/エリカ・アンギャル)
腸内環境を改善。身近なスーパーフード、ゴボウ
根菜・ゴボウは、日本ではあまりにも身近な食材のためか、実際の効能よりも評価が低い印象……。ゴボウは漢方でも長年使用されてきましたし、近年、海外ではゴボウのデトックス効果に着目しています。日本でも流行りましたが、ゴボウのお茶やサプリメントは海外でも人気です。
ゴボウの栄養素の代表は食物繊維。特に水溶性の食物繊維の一種、イヌリンを多く含んでおり、善玉菌を増やす効果は有名です。また、イヌリンは血糖値の上昇を抑制するという働きも期待できます。さらにゴボウはマグネシウム、マンガン、カリウム、葉酸などのビタミンB群、ビタミンCも含んでいます。またケルセチンやルテオリンなど抗酸化物質も豊富。
写真1枚目の「焼きゴボウチップス」は、食物繊維が不足しがちなダイエット中のおやつにぴったり。薄切りにしたゴボウ、オリーブオイル、海塩、コショウをボウルで混ぜて、予熱したオーブンで約20分焼くだけの簡単レシピ。
ゴボウの苦みには消化をサポートする働きがあるけれど、苦手な人も多いよう。甘く煮ることで食べやすく。太巻きの具材は、甘く煮たゴボウ、人参など、野菜たっぷりにして。
ゴボウやお好みの季節の野菜をオリーブオイルで炒めたあと、水を加えて煮込む。野菜が柔らかくなったらケールを投入。オイルの効果で出汁なしでもコクのある仕上がりに。
機能性成分を多く含み、改めて腸の健康を保つスーパーフードとして「ゴボウ」に再注目!