物価高騰、でも給与は上がらない。こんな時代だからこそ、ますます投資の必要性を感じて「株に挑戦したい」という声も高まっています。今回は、そんな株ビギナーに向けたアドバイスです。(ファイナンシャルプランナー/花輪陽子)
上場株をできるだけ低予算で買う方法とは?
「できるだけ低予算で上場株を購入したい。短期的な売買で儲けるというよりも、少し長く保有して、株主優待などを楽しみたい」ーーそんな方も多いでしょう。
投資資金が限られているという方の場合、単元未満株取引を利用すれば、比較的少額から上場株式に投資をすることも可能です。ネット証券などでは、それぞれの証券会社でサービス名が異なるものの、単元未満株取引を活用できる金融機関も多くあります。また、一般NISAやそれを引き継ぐ形での成長投資枠でも利用ができます。
日本の上場株は1単元100株での売買が基本となり、銘柄によっては最低投資額が数百万円です。1株単位から売買できる単元未満株取引を活用すれば1万円前後からの少額投資が可能です。
また、株主優待の多くは100株以上を持つことが前提ですが、なかにはそれ以下の株数でも優待がもらえる場合があります。インターネットでも銘柄を調べることができるので、そうした銘柄を利用して少額から始めるのも手でしょう。
2024年から新NISAも始まります。この機会を活かして、お得に株式投資を始められたらよいですね。