11の名門シャンパーニュ・メゾンが集結したオフィシャル・シャンパン・ホテル「Cuvée J2 (キュヴェ・ジェイツー)Hôtel Osaka by 温故知新」が大阪・心斎橋にオープン。趣異なる全11室は各メゾンと共に造り上げた聖域。夢の時間が始まる!(ライター/和多亜希)

各メゾンの渾身の作に惚れ惚れする煌めき時間

グラスの底からふつふつと湧き上がる泡は、細く長く美しい。日本は世界で3番目のシャンパン消費国だという。お酒が苦手と言いながらシャンパンならOK!という女性も少なくないのは、華やかな香り、爽快な口当たり、きりりとした味わいに加え、フルーツやスイーツと相性がいいのもその理由なのかもしれない。

11のメゾンは、「ボランジェ」「シャルル・エドシック」「レア・シャンパーニュ」「テタンジェ」「ジョセフ・ペリエ」「ニコラ・フィアット」「ラリエ」「ジャン・ヴェッセル」「テルモン」「キュペルリー」「ドゥモアゼル」。宿泊する客室以外のメゾンのシャンパンも試してみたいという要望は、客室電話機にある「CHAMPAGNE PLEASE!(シャンパンプリーズ!)」ボタンを押すと、その日のセレクトシャンパーニュを部屋まで届けてくれる(グラス¥2,750~)。
この冬、大阪に世界初となるオフィシャル・シャンパン・ホテルが誕生した。シャンパーニュ地方にある2,000以上あるメゾンの中から選ばれた11メゾン。名作映画『007』にも度々登場し、ジェームズ・ボンドが愛した「ボランジェ」や、フランス王妃マリーアントワネットに献上された歴史を基につくられた「レア・シャンパーニュ」など魅力的なメゾンが集結。「シャンパーニュ」をコンセプトに、すべての客室にそれぞれのメゾンが選定した特別な1本が添えられ、ゲストを迎えてくれる。
個性溢れる11メゾンの客室

ホテルは1フロア1室の全11室(4階~14階)。どの客室も各メゾンの世界観が詰まり、部屋を選ぶ段階から目移りしてしまう。
客室のTV(プロジェクター)ではここでしか見ることができない各メゾンの紹介やメッセージ動画を紹介。シャンパンをいただく前に理解を深めておくと、味わいが違ってくるかもしれない。

翌朝のモーニングには「パンとエスプレッソと」からこだわりのパンがチェックイン時に用意され、好きなタイミングでいただけるのも嬉しい。またバスルームは「エニータイムバス」として常に適温のお湯が張られ、いつでも入ることができる。サステナブルな製品開発を行なう「クロノシャルム(CHRONO CHARME)」の白ブドウの皮をアップサイクルした香りのいいアメニティーも魅力だ。

完全予約制(ランチ・ディナー2部制)。宿泊客以外も利用可能。
客室とは別に、ホテル2階にはカウンター10席だけの鮨レストラン「AWA SUSHI」があり、鮨×シャンパンのマリアージュを堪能できる。
幸せ気分を満喫する「ジョセフ・ペリエルーム」

1825年に設立し、来年で200周年を迎える「ジョセフ・ぺリエ」。英国王室も愛した至高のシャンパーニュとして知られている。上質でエレガントなピンクをベースにしたインテリアは、気品と落ち着きが感じられ、ドアを開けた瞬間から魅入ってしまう。

用意されるシャンパンは、エレガントで繊細な香りの「ラ・コート・ア・ブラ ブラン・ド・ノワール ブリュット ナチュール2014」。ピノ・ノワールを100%使用し、2014年ヴィンテージは7,291本だけの生産という希少なもの。
優雅な部屋でシャンパンの美味に浸る。もちろん湯船に入りながら飲むのも乙だし、朝シャンだってOK! ホテルステイが至福の時間になることは言うまでもない。

ボトルをシルクスクリーン方式で装飾したジョセフ・ペリエのメゾンを象徴する「キュヴェ・ジョゼフィーヌ2,014」(写真左)も完備。
各客室のセラーにはそれぞれのメゾンで統一したシャンパンのラインが用意され、特別価格で提供される。「ジョセフ・ペリエ」も然り。6種類のシャンパンがラインナップされていて、飲み比べに最適。
Cuvée J2 Hôtel Osaka by 温故知新(キュヴェ・ジェイツー ホテル オオサカ)
大阪市中央区南船場12-6-7
https://www.cuveej2.com
Instagram @okcs_cuveej2_tisser_official
※本記事は、Cuvée J2 Hôtel Osaka by 温故知新の協力により取材しました。