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2022.02.14

SNSが生んだのは、自由?不自由?

スタイリスト青木貴子さんによる、素敵な人に一歩近づく生き方指南。こんな時代だからこそ、前を向いて歩いていくためのヒントをお届けします。

SNS
いろいろなものが少しづつではあるけれど、確実に(長い目で見たら結構飛躍的に)変化していく今日この頃。その進化についていくのも大変だったりしますよね。便利だけど、かえって面倒臭いところも出てきたり…。今回はSNSの自由と不自由。相反する事象について考えてみました。

急速に日常に定着したネット環境


インターネットの普及、スマートフォンの登場、SNSの発展による情報手段の変化、フリーアドレスシステムや在宅勤務といった働き方の変化。他にも多々、ここ10年から20年の間に日常を取り巻く環境は急速に変わってきています。ちょっとずつの変化だからなんとな〜く適応して普通に取り込んでいってる、人間ってスゴイ!と思います(笑)。自由さや、便利さが増しているのは素晴らしいことですが、何にでも良き面とそうでない面が存在します。

歴代のSNSを振り返る


インターネットと携帯電話は平成の30年間の間に広く普及、回線の高速化・大容量化と利用者の増加によってオンラインコミュニケーションも大きく変化しました。1995年から2000年頃までが「インターネット普及開始期」、2001年から2010年頃が「定額常時接続の普及期」、2011年以降が「スマートフォンへの移行期」とされているそう。
いまや「ないとなんにもできない!」ってくらい生活に密着しているスマホですが、定着が始まってからまだたった10年!ほどなんですね。

2005年頃からブログやSNSといったコミュニケーションサービスが続々登場、2003年に「ココログ」、2004年に「アメーバブログ」、「mixi」と「GREE」が開始されました。「ニコニコ動画」は2006年、日本語版「YouTube」は2007年、日本語版「Twitter」「Facebook」は2008年、コミュニケーションアプリ「LINE」は2011年、「Instagram」は2014年。

もうずーっと前からやってる気分ですが、こうやって見ると新しい気もします。でも、20歳のひとの場合はもう人生の半分はスマホによるインターネット環境に慣れ親しんでいるから、これらのサービスは当たり前って言えば当たり前の事なんですよね。

2010年「Twitter」にリツイート機能が導入されたり「Facebook」の“いいね!”や“シェア”ボタンの存在などから、インターネット上で双方向コミュニケーションが容易にできるようになり、SNSはさらに普及したと考えれています。

SNSによってできた新しい基準とは?

SNS
SNSによって、誰もが自分の表現を自由に不特定多数のひとに向かって発信できるようになりました。そこから生まれた著名人やヒット商品なども多くあり、これまででは考えられない方法やスピードで自らの価値を高めることに成功しているひと・ものが沢山あります。これはとっても素晴らしいこと、自由な表現が可能性の開花を促すというSNSの大きなメリットです。
このメリットを活かすには、まずフォロワーを増やすことが一番重要。そこで“いいね!”をたくさんもらえたり、フォロワーが増えるよう「映える」写真を投稿するひとが続出しました(最近ではあまり盛らない自然体の写真の方がウケ始めているとか、SNS日進月歩の状態です)。

フォロワーが多いと社会的に影響力を持つということで、多くの企業がフォロワー数にさまざまな選定の基準を置くようになって来ています(例えば新規採用やキャスティングに関してとか)。あるモデルさんは「フォロワー数が少ないので、所属事務所に売り込みにいってもらえないことも多いんです」と嘆いていました。彼女は容姿もチャーミングでインテリジェンスもある素敵なモデルさん! ただ頻繁に投稿することが得意でない(からフォロワーが少ない)だけで、チャンスが減ってしまっているという事実。SNSが得意でない人にとっては憂き現象ですよね。これこそ自由な表現ができるSNSが生んだ不自由な部分。フォロワーが増えないと悩んでいるひとも結構いると聞きます。

SNSを不自由と感じたら?

SNS

「ニワトリが先か、卵が先か」的な論点でいうと「大多数のフォロワーがいることが大事か、その人の本来持つポテンシャルが大事か」ってことになります。ここに関して言うと、フォロワーが多いことが優位(大事)って場合も多いのが現状、それは数で可視化ができるから。フォロワー数だけがいろいろな選別の大きな基準になるのはちょっと残念だなと思いつつ、例えば企業なんかはターゲットへの拡散能力のあるひとに頼る(手っ取り早い)戦略的側面もあると思うし、キャスティングなんかにおいては“数”で支持されていると言う大義名分ができるからフォロワーが多いひとを起用したり優遇したりするのだと思います。ビジネスなどでSNSを利用しようと思っているひとはどんどんフォロワーを増やすとまだまだチャンスを活かすことができるでしょう。

でもSNSが得意じゃなくても才能に溢れた素晴らしいひとはたくさんいるし、評価もされるし、なかには世に出てくるひともたくさんいます。フォロワー数=その人の価値のすべて、ではないのは紛れもない事実。今、SNSが得意じゃなくっても一喜一憂することはないと思います。SNSによって新しい価値観・基準が生まれたように、今後もまた新しい別の何かによって次の価値観・基準が生まれてきます。それもそんなに先のことじゃない気がします。

いちばん大事なのはやっぱりその人の持つポテンシャル! 自分に合った形で自身の可能性や潜在能力を活かす方法を見つけること。ひとによっては時流に乗ってるSNSが最適な場合もあるし、そうじゃない場合もある。

自分の持つ可能性を見つけるきっかけは、いつの世も身近なひととのコミュニケーションの中にあると思います。不自由に感じてしまうことは、無理にやらないに限ります。自分を自由にできるのは自分ですから(笑)。

青木貴子の記事をもっと読む。

TEXT=青木貴子

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