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MYSELFウェルネス

2023.04.21

妊娠中、漢方薬は飲んでもいい?専門家が解説!

妊娠中でも漢方薬なら飲んでもいいと聞いたことはありませんか? 生薬には様々な種類や薬効があるので、身体の状態によっておすすめできるものもあれば、できないものもあります。デリケートな時期を安心して過ごせるように、妊娠中の漢方薬選びについて解説していきます。(執筆/わたし漢方

妊婦イメージ

妊娠中のお悩みと漢方薬

妊娠中は新しい命が産まれてきてくれる嬉しさと楽しみでいっぱいの反面、これまでに経験したことのないマイナートラブルに悩む方も多いです。マイナートラブルとは、妊娠中に起こる様々な不調のうち、病気や合併症が原因ではない不調を指します。

つわり

妊娠中のお悩みと聞いて、最初に思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。実際、つわりに悩む妊婦さんは全体の半数以上といわれており、具体的には食欲不振・吐き気・嘔吐などの症状が挙げられます。実はつわりの原因ははっきりとはわかっていないのですが、ホルモンバランスや生活環境などの急激な変化に適応できないためとも考えられています。

便秘

妊娠すると女性ホルモンのバランスの変化が見られることに加え、つわりで食事や水分が十分に摂れないことや運動不足も起こりやすいため、腸の働きが悪くなりやすい方が多いです。

むくみ

妊娠中には水分を溜め込むホルモンが多く分泌されること、子宮が大きくなるにつれて血流を圧迫すること、母体の血液量の増加に伴って体の水分量が増えることなどが原因となり、むくみが出やすい傾向にあります。

貧血

赤ちゃんの成長に伴って鉄の必要量が今まで以上に増えるため、妊娠中は鉄欠乏性貧血を引き起こしやすくなるといわれています。鉄をはじめとして、ヘモグロビンなどの材料になるタンパク質や鉄の吸収を高めるビタミンCを多く含む食事をしっかりと摂りましょう。
妊婦イメージ

お腹にいる赤ちゃんのために服用できる薬にも制限がかかるなか、漢方薬を用いる方もいらっしゃいます。このような妊娠特有のお悩みの緩和だけではなく、赤ちゃんが元気に育ってくれるための土台づくりにも漢方薬は役立ちます。

しかし、漢方薬ならどれでも良いというわけではありません。使う際には注意しなければならないポイントがいくつかあります。

注意すべきポイント

漢方薬は西洋薬と比べて安全と考えている方も多いかもしれませんが、漢方薬と呼ばれているものであればなんでもOKというわけではありません。使い方をよく見極めて、慎重に投与すべきとされている生薬がいくつか存在します。漢方薬も医薬品なので、使い方を間違えると身体に悪い影響を及ぼす可能性があります。

麻黄(まおう)

解熱や発汗の作用を持つので、発熱や代謝が悪いときなどによく用いられます。交感神経のはたらきを強くする作用があるため、心臓病、高血圧や甲状腺機能亢進症などの持病がある方などには注意が必要です。妊娠中には胎盤への血流低下リスクが考えられるため、あまり長く使わないほうがよいとされています。ちなみに、風邪で有名な「葛根湯」、花粉症で有名な「小青竜湯」にも麻黄が含まれています。

大黄(だいおう)

血の巡りを良くしたり排便を促す効果があり、瘀血や便秘の改善によく用いられます。下痢・軟便・子宮収縮が強くなるリスクがあるため、妊娠中に便秘を改善したい場合は大黄を含まない処方を考えることが多いです。

漢方
基本的にこれらの生薬を含む漢方薬は、ほかの処方と比べてリスクが高いので、避けられる傾向にあります。他にも、血を巡らせる力が強い・利尿作用が強い・熱を冷ます(身体を冷やす)効果のある生薬は原則として好ましくないとされています。

デリケートな時期を安全に過ごすために、マイナートラブルが辛い時にはまず担当医師に相談しましょう。自己判断で服用したり、担当の医師に相談せずに服用するのは様々なリスクの原因になります。わたし漢方でも、妊娠中の方については担当の医師への相談を優先していただいており、当店の漢方薬を服用される場合でも必ず医師の許可を取ってからご相談いただくようにお願いしています。

産後・授乳中は飲める?

大仕事である出産を終えてもまだまだ大変なことは盛り沢山。出産は命がけともいわれるくらい、本当に多くの体力や気力を消耗します。

産後によくあるお悩み

・月経不順
妊娠中にたくさん作り出されてた女性ホルモンは出産とともに減っていきます。妊娠・出産の影響で卵巣が疲れていることやホルモンのバランスが崩れることにより、産後の月経は不安定になるケースが多く見られます。

・肌や髪のトラブル
肌荒れや抜け毛などもホルモンのバランスが崩れることで起こりやすくなります。慣れない育児に追われ睡眠不足になったりストレスや疲労を抱えたりすることによっても更にあらわれやすくなると考えられます。

妊婦イメージ

妊娠中と比べると服用できる漢方薬の幅は広がりますが、母乳は血液でできているため食べ物や飲んだものによって母乳の味が変わることがあり、漢方薬の服用が母乳離れの原因になるケースがまれにあると言われています。

楽しみと不安の入り交じる産後というのは、トラブルの出方も人それぞれ。
身体の疲労回復やホルモンバランスの調整を併せて行うなど、自分に合った回復過程を経ていけるようにします。

妊娠中の漢方は必ず相談を

漢方薬の効果を安全かつ十分に活用するためには、その時の体の状態に適切な薬を使うことがとても大切です。身体に合わない薬は効果が出ないだけではなく、お母さんや赤ちゃんの体に良くない影響が出る可能性もあります。繰り返しにはなりますが、妊娠中に漢方薬を服用する場合は必ず担当医師に相談していただくようにお願いします。

きちんと使い方を守れば、漢方薬は妊娠中や産後の強い味方になってくれます。母子ともに健やかな産後を迎えられるよう、使い方をきちんと守って使っていきましょう。

わたし漢方

「わたし漢方」で届く漢方薬のイメージ

わたし漢方
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https://www.watashikampo.com/
Instagram @watashikampo

TEXT=わたし漢方

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