長いおうち時間で動かないせいか、肌や体の調子が下降気味。加えて、体重は確実に増加中･･･。肌のお手入れや運動など直接的なケアはもちろん大切ですが、効果的に解消するには、体の内側からも整えることが必要。今注目のインナーケア「菌活」で、体も心もスッキリ美人に！
体も心もスッキリ整う！｢やせる菌活｣でヘルシーBODYに
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美肌になる、免疫力を高めるなど、最近注目の「菌活」。実は、ダイエットにも効果があるのだとか。菌バランスの整ったヘルシー美人を目指すために、今回、Dr.菌ケアとも言われている菌活のスペシャリスト、下川穣先生にお話を伺いました。
そもそも｢菌活｣とは？まずは､頭皮から足先まで全身にいる｢菌｣のことを知る
｢菌活」とは、人と共棲する細菌を味方にする方法のこと。菌活＝腸活のイメージがありますが、例えば皮膚には皮膚の常在菌がいて特徴や対処法も異なるので、「菌活」は全身の菌が対象になります。
このように「菌活」のポイントは、菌がいる場所。菌は表皮や粘膜などいたる所にいますが、女性の場合、重要なのは頭皮、口、皮膚、腸、膣の5ヵ所。“やせる”という視点だと、菌の数が最も多く、ホルモンバランスにも関わる「腸の菌活」がカギに。ただ最近では、口内細菌が腸内環境に影響するともいわれ、未解明なことが多いのが実情です。
例えば、腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、日和見菌（ひよりみきん）に分かれますが、腸の悪玉菌は場合により良い働きをすることがあるので、一概に何が善か悪か言えないのです。個人差も大きく、どの菌バランスがベストなのか、これからもまだ研究が必要。
まずは菌の特徴や役割を理解し、さまざまな菌を取り入れることで自分と相性の良い菌と菌バランスを見つけることが大切です。
｢菌活｣をするとこんなにいいコト！
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菌の役割として、臓器が正しく機能するのを助ける働きがあります。例えば、腸内環境が整うと、機能が活発になり代謝が上がって冷え性の改善ややせることにつながります。腸内の老廃物や毒素がきちんと排出され、便秘の解消や免疫力がアップする効果も。
また、肌の美肌菌が増えると、トラブルを防いで健康で美しい肌を保つことができるなど、いいことずくめ！ 菌活は全身の調子を上げてくれます。
□ 冷え性が改善される
□ 便秘が解消される
□ やせやすくなる
□ 美肌になる
□ 免疫力がアップする
｢やせる菌活｣のカギを握るのは"腸"！
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腸には摂取した食べ物から栄養を吸収し、体内の代謝を担う役割があります。腸内環境が整うことで腸が適切に栄養を消化・吸収し、エネルギー代謝が上がり脂肪が燃焼しやすくなります。
また、腸内の老廃物が排出されることで便秘やむくみが改善され、自然と体重が減ってやせやすくなります。
腸内環境を整える菌って､どんな菌？
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腸には約1000種、100兆個もの細菌が棲んでいるといわれ、これらの腸内細菌が集まった様子がお花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれています。
前述しましたが、腸内細菌には、体に良い働きをする「善玉菌」、悪い働きをする「悪玉菌」、多い方に味方する「日和見菌」の3種類があり、個人差はありますが一般的に理想の菌バランスは、2：1：7といわれています。バランスが崩れると、肌荒れや便秘などさまざまな不調のもとになるので、食事など生活習慣を整えることが大切です。
理想の菌バランスは･･･
いかがでしたか？ 体の菌バランスを整える「菌活」で、ヘルシー美人を目指しましょう。
下川譲（しもかわゆずる）
株式会社KINS代表取締役社長。都内医療法人にて歯科医師として勤務後、理事長を務める。「健康と美と菌の関係」に深く感銘を受け、菌をケアすることが当たり前の世の中にするべくKINSをスタート。yourkins.com
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