いつまでも健康で、そして美しくありたいもの。この記事では、興味はあるけれどその実態がわかりづらい「美容医療」について、日本形成外科学会認定専門医の佐藤卓士先生にお話を伺った。
美容医療とは?
美意識が高い人の自己投資として人気の“美容医療”。将来起こり得るエイジングサインに備え、今からやるのとやらないのとでは、年齢を重ねるごとにキレイに差がつくので要注意。
美容医療を上手に利用して悩みやコンプレックスを解消
美容医療は大きく分けると、顔のパーツを変える“美容整形”、たるみやシワなどを改善する“アンチエイジング治療”、ニキビなど肌質を改善する“皮膚治療”など。ここで紹介する美容医療は、いわゆるアンチエイジング治療。
「シミ対策で一番大切なことは、紫外線を浴びないこと。UVケアはもちろん、できてしまったシミは、レーザーや光治療で手っ取り早く消すのが得策です。
また、シワは目尻や眉間など顔のよく動かす部分にできやすく、早い人だと20代後半から目立つように。逆に動かさなければシワにならないので、早い段階でボトックスで筋肉の動きを止めておくと、シワができにくくなります。溝や凹みのある深いシワになったら、ヒアルロン酸に代表されるフィラーが効果的です。
たるみに関して言うと、超音波を使ったHIFUや高周波を使ったサーマクール、またはスレッドが有名ですね。たるまない状態を作っておくと良いので、予防効果として早いうちに始めるのもおすすめです」
クリニックによってさまざまな施術があり、選ぶのに迷ってしまいそうという声も。
「導入している機器や薬剤を施術名にしているクリニックが多いのですが、基本的にアプローチ法は一緒です」とのこと。
クリニックの選び方について聞いてみると、「HPに掲載されている医師が対応しているかどうか。カウンセラーが治療内容を決めたり、料金をどんどん上乗せしてくるところは要注意。価格だけで安易に選ばず、自分の悩みを解決してくれる信頼できる医師、クリニック選びをしてください」
日本形成外科学会認定専門医/佐藤卓士先生
アヴェニュー表参道クリニック院長。九州大学医学部卒業、医学博士。岡山大学医学部、杏林大学医学部、都立大塚病院形成外科にて研鑽を積む。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。
https://www.a6-clinic.com/