フリーアナウンサーの青木源太さんによる美容×コミュニケーションにまつわる連載。第15回目の今回は、「痩せる」ことについて。
vol.15 正月太り解消のために
年末年始に美味しいものをたくさん食べて太ってしまった方、多いのではないでしょうか。また、「今年こそは痩せたい」と目標を立てた方もいるでしょう。「痩せる」ということを「体重が減る」として考えると、健康な体の人であれば本来単純な話で、消費カロリーと摂取カロリーの差でしかありません。食べる量が増えて摂取カロリーが多くなれば体重は増えるし、運動をして消費カロリーが多くなれば体重は減ります。
言うまでもなく食事と運動が大事ですが、そのバランスに関しては、僕のトレーナーさんはいつも「8対2で食事の方が大事ですよ」と言っています。僕も実感としてありますが、いくら運動をしてもカロリーの高い食事をとっていたら痩せませんし、いくら筋トレをしてもタンパク質を摂取しなければ筋肉はつきません。
また、「痩せたい」と思ったとき、カロリー消費を考えて、まずランニングや水泳などの有酸素運動を始める人が多いですが、それに筋トレも加えて「筋肉」をつけると、さらに効果的です。
なぜなら筋肉をつけると「基礎代謝量」が上がるからです。基礎代謝量は体温維持、心臓や呼吸など、生命維持のために消費する必要最小限のエネルギーのことで、じっとしていたとしても消費されます。ちなみに、基礎代謝量は体温が1度上昇すると約10%上昇すると言われているので、体を温めることも大切です。つまり、「痩せる」ということを「体重を減らす」ではなく「体質を変える」として捉え、筋肉質の体を目指すこと。これにより一時的な体重減少ではなく、「太りにくい体」になるのです。
人間には「生活サイクル」と「欲望」があるので、なかなかそううまくはいかないと思いますが、1月というのは目標を立てるにはもってこいの時期。途中で失敗しても良いと、気楽な気持ちで始めてみてはいかがでしょうか。