フリーアナウンサーの青木源太さんによる美容×コミュニケーションにまつわる連載。第14回目の今回は、ジム通いについて。
vol.14 なぜカラダを鍛えるのか
ジムに通いトレーニングをしている人も多いと思います。僕の場合は、2019年、35歳のときにジムでの筋トレを始めました。それまでは筋トレの類いはまったくやったことがなく、181cm、62kgのガリガリ体型でしたが、週に2、3回のジム通いを続けた結果、1年半ほどで体重が73kgまで増えました。
なぜ筋トレを始めたのかと言うと、30歳を超えた辺りから、お腹周りの脂肪が気になり始めたからです。それまではいわゆる「痩せの大食いタイプ」で、周りから「よく食べるよね」と言われたり、飲み会の後は〆のラーメンを必ず食べるような食生活でも全然太りませんでした。それが30歳を超えた辺りから徐々に変わり始め、35歳になると明確な変化が見られるようになりました。ガリガリなのに下っ腹にだけ脂肪がつき始めた自分の体を鏡で見て、「このままだとまずいなぁ」と思う日が増えていきました。
こうなると解決策は、「トレーニングをして消費カロリーを増やす」か「食事制限をして摂取カロリーを減らす」しかありません。でも僕にとって美味しいものを食べることは何よりの喜びであり、人生において譲れません。そこで一念発起し、ジム通いを始めました。
ちょうど同じ時期に、Hey! Sɑy! JUMPの有岡大貴くんが番組の中で「『Tarzan®』の表紙を飾るぅ~」と宣言して見事有言実行し、バキバキに割れた腹筋を誌面で披露したことも大きなきっかけになりました。そして僕自身もSNSで筋トレを発信していったことが、大きなモチベーションにもなりました。そういった意味では「筋トレを始めたいけどなかなか踏み切れない」という人は、まずは周囲に宣言することも大事なのではないでしょうか。
ある意味、自分を追い込んで、やらざるを得ない状況を作り出すことで、一歩目が踏み出せるかもしれません。