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LIVING仕事

2022.03.08

迷惑な下ネタを振られたら“ハンジさん”の出番【セクハラ撲滅委員会】

愛想笑いで受け流す日々にもうウンザリ――そんなあなたへ贈る虎の巻! 作家のアルテイシアさんにセクシュアル・ハラスメントへの対処法を聞きました。全5回の短期集中連載でお届けします。

体験談5:下ネタが気持ち悪いです

下ネタ上司

人目につくところで、当たり前のように成人向け雑誌が売られている日本。昔よりは減ってはいるものの、配慮のない下ネタにさらされる場面も少なくありません。

「かつての上司に『昨日彼氏とヤったの?』と聞かれました」(30歳/不動産)

「『俺とご飯の約束したら、下着買いにいくんだろ』と言ってきた人がいました」(29歳/小売)

「飲み会で同じテーブルの人たちがずっと下ネタを話していて不快でした」(34歳/医療)

反応しないと「ノリが悪い」と言われそうで、対応に困る…という声が、読者アンケートで多数寄せられました。

〈初級編〉不快感を共有できる仲間を作ろう

「不快に感じている人は、あなたのほかにもきっといます」とアルテイシアさん。

「周囲と『あれどう思いました?』『嫌だよね』などといった会話ができるといいですね。職場など集団の体質を変えるのはなかなか厄介なことなので、まずは仲間を増やしていくことが大事です」

下ネタを笑って許容する集団では、セクハラも起きやすいもの。読者アンケートでは、「酔った勢いで脱がされそうになった」(30歳/メーカー)など、もはやハラスメントを通り越して性暴力とも言えるエピソードも。

「相手の同意を得ない身体的接触は、完全アウト。髪を触る、手を重ねるなども、自意識過剰かもと思わずに、できる限り証拠を残して――写真や音声だけでなく、自分のメモや日記でも証拠になる場合があるそうです――しかるべき相談先に通報しましょう」

〈上級編〉クレバーなKYを演じて

仲間を増やしつつ、抗議できそうな人は「やめていただけますか」「嫌な気持ちになる人もいますよ」と抗議を。

盛り上がっている空気を壊すのが怖い、と感じたら、『進撃の巨人』の登場人物・ハンジになりきるといい、とアルテイシアさん。
ハンジに擬態

「いい意味で空気を読まないところがあるキャラクターなのですが、それも戦略。『ところで〇〇は素晴らしいですね!!』と会話に割って入るなど、“クレバーなKY”ぶりを見習いたいなと思っています」

ハラスメントや暴力を生み出しかねない空気など、私たちの手でガンガンぶち壊していきたいところ!

***

それでは復習です。気持ち悪い下ネタに抗議するために、

・まずは仲間を作る
・クレバーなKYを演じる

この2つを心に留めておきましょう。

第三者にできることもたくさんある

全5回でお届けしてきたこの連載も最終回。最後に一つ、考えておきたいのが、自分がセクハラを受けたときだけでなく、誰かがセクハラを受けているのを目撃した場合に何ができるか。

アルテイシアさんによると、海外では学校の教育プログラムに取り入れられるなど「第三者介入」という概念が広まりつつあるそうです。被害当事者だけでなく、第三者の行動により、コミュニティ全体としてハラスメントを抑止していくという考え方。

「見て見ぬふりをせず行動することで、被害者は『一人じゃないんだ』と安心することができます。『それセクハラですよ』でもいいし、ただ一言『アウト!』だけでもいい。言葉にするのが難しければ、被害者と一緒になってドン引きする、という手もありますね。とにかく、笑って同調するのではなく、毅然とした対応を。今回の連載でご紹介した言葉の護身術をぜひ役立ててもらえるとうれしいです」

アルテイシア
作家。神戸生まれ。近著に『モヤる言葉、ヤバイ人~自尊心を削る人から心を守る「言葉の護身術」』(大和書房)『フェミニズムに出会って長生きしたくなった。』(幻冬舎文庫) など。フェミニズムにまつわる軽快な語り口のエッセイが人気で、「モヤモヤがすっきりした」「ハラスメントにNOを言えるようになった」など救われる人が続出!

【セクハラ撲滅委員会】をもっと読む。

ILLUSTRATION=八朔モモ

TEXT=GINGER編集部

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