今の仕事は楽しいけれど、今後のことを考えると転職したほうがいいのかも…。アラサー世代の女性にとって、仕事は生活の主軸といっていいもの。「一生懸命働けばお給料も上がる」本当にそうでしょうか? 周りの転職に成功している人と、失敗してしまっている人では仕事の選び方や働き方に大きな違いがあるのです。お金持ちだけが知っている、キャリアの考え方があります。将来のために転職しようと考えているのならば、お金持ちになれるような転職をしませんか?
【女性のためのキャリア術①】
転職が多い人がお金持ちにはなれない理由とは?
富女子になるために身に付けておくべき仕事観があります。それは、「仕事を続けること」。とくに、ひとつの会社で長く続けるということがオススメです。
理由は、社会的信用を築いて「借りる力」が手に入るからです。家を買うとき、不動産投資を始めるとき、起業するときには「銀行のローンを組む」ことが必要になってきます。そのとき、ひとつの会社に長く勤めているとローンを組みやすくなるのです。
銀行は、お金を貸した以上は返してほしいという考えを持っているので、ローンの審査では収入が安定しているかをチェックします。そのポイントがいくつかありますが、安定性の指標になるのが「勤続年数」です。一般的には「3年以上の勤続年数があること」が基準となりますが、金融機関によっては1年以上でも貸してくれるところがあるかもしれません。実際にお金を借りている人を見ていると、5年間同じところに勤めていたほうが審査に通りやすいと感じます。
「キャリアアップのために転職する」という話はよく耳にします。 しかし、真のキャリアアップというのは会社員から独立することではないでしょうか。今の日本社会では、転職はキャリアアップというメリットよりも社会的な信用度を落とすというデメリットの方が大きいと思います。 本当に豊かになりたいのであれば、目的もなしに辞めないこと。今の会社で計画的にお金を貯めて、次の人生への組み立てを行うことが大切です。
【女性のためのキャリア術②】
転職先は「銀行目線」で選ぶことが大切!
それでも「転職をしたい!」という人には「銀行目線で転職先を選ぶ」ことをオススメします。 勤続年数と並んで、銀行がお金を貸すときに重視するのが「正社員(または公務員)」であること。契約社員と比べて信用度がまったく異なりますし、生涯年収も圧倒的に変わってしまいます。すでに契約社員やアルバイトとして働いている人は、社会的に見て「堅そうなイメージ」の会社で働くことを選んでみるなどといったように、今できる中で信用を築いていきましょう。たとえアルバイトだとしても、銀行に勤めていると、信頼できそうと思われる確率はぐんと上がります。そうやって働きながらもう一度、正社員への道を探してもいいと思います。やりがい、仕事のおもしろさ、会社の雰囲気など仕事を選ぶ基準を考え直すのです。
もうひとつ大切なのは、「稼げる職業を選ぶこと」。女性の多くは「好きなことを仕事にしたい」「やりがいのある仕事を見つけたい」という視点で仕事を選んでいると思います。 しかし、好きな仕事で稼げるという保証はありません。逆に、稼げる仕事をすることでやりがいを感じて仕事を好きになることがあります。「稼げる仕事をする→評価される→満足する→仕事を好きになる」という思考に変わっていくのです。
【女性のためのキャリア術③】
一生懸命働くだけではお金持ちになれない!
最後に、「一生懸命仕事をしている人」に考えてほしいことがあります。
それは、自分がやっている仕事の先に、未来が見えているかどうかということです。よく「一生懸命働けば、お金持ちになれる」「努力は報われる」といいますが、ただ一生懸命働くことで富女子になれるかというと、答えはNoです。
お金持ちになっている人と、そうでない人との違いは「努力の方向性を見極められているかどうか」ということです。 本来、富士山に登頂するのなら、一生懸命上を目指して登らないといけないのに、なぜか裾野をぐるぐると回っている人は多いです。今、自分がやっている方向の先に何が見えるか。ぜひ一度立ち止まって検討してみてください。
もし先が見えないとすれば、すでに頂上にたどり着いている人にアドバイスを貰いましょう。一緒に走っている人に聞いてもなかなか良い知恵は出てこないものです。