パートナーシップコーチ、小松恭子さんの連載。よくある恋愛の悩みをピックアップし、パートナーとよい関係を築くためのアドバイスをお届けします。
大切な出会いが理由もわからずに終わってしまうことありませんか? 今回はそんな恋が続いてしまう女性が陥っているケースについて解説をしていきます。
恋愛トラブルの多くは無自覚な自分の言動。「私、当てはまるかも」と思えたならチャンスです! 前向きに希望をもって大切な人との関係を楽しんでいきましょう。間違っても自分を責めたりしないでくださいね。誰にでもこのようなことは起こり得ることです。
強烈な「私をわかって!」は男性への攻撃です
「私をわかってほしい」という気持ちを伝えたいのに「私を理解しろ! わかってくれないあなたはひどい人!」といったメッセージを発信していませんか?
「そんなことしていません!」と思われている人も「私は大丈夫」と言い切れるでしょうか。
もしあなたの中に、「私はこんなにも頑張っているのに、理解してもらえないなんて可愛そう」という思いが潜んでいるのであれば彼を攻撃している可能性大! というのもこの思いをもっていると無自覚に「可愛そうな私をなんとかして」と彼に訴える言動をとってしまうから。男性はその行為を責められていると捉えるため上手くいかなくなるのです。
残念なことにこのケースに陥っているときほど「私は頑張っている、私に否はない」と頑なに思い込んでいる傾向にあり、そのため自分では気づけなくなってしまうようです。
なんのために何を自分が頑張っているのか? 彼に伝える目的はなんであるのか?
これらの問を自分に投げかけてみてくださいね。冷静に考えれば、わかってほしいことは彼とは関係のないことであることに気づくでしょう。
何をあなたは訴えているのでしょうか? その答えがあなたの恋愛トラブルを解決してくれます。
頑なさを手放したとき、新しい恋の扉が開くのです。
彼への怒りは自分への怒り
何かに付けて彼に怒りをぶつけてしまう。頭ではわかっているけれど、気づいたときには怒りが爆発! そんな自分に自己嫌悪することはありませんか?
怒りをコントロールすることが難しい女性をみていて思うことは「やりたいことがやれていない」こと。そのため彼の世界に無自覚で入り込み自分の力を自由に発揮しようとしてしまうのです。もちろん当人は良かれと思ってのことなのですが、その行為を快く受け入れることのできる男性は少なく、彼を不快にすることで亀裂が生まれてしまうのです。
怒りの感情が激しい女性は、感情のコントロールを学ぶよりも自分の力を存分発揮する場をもつことをオススメしています。なぜならば、怒りの要因は自分の力を発揮できていないことだから。恋愛に溺れずに自分の世界を謳歌する。お互いの世界をシェアし合うことのできる関係を目指すことが怒る要因をなくしストレスのない解決策となるでしょう。
彼への怒りは自分への怒り。あなたは何を自分に我慢させているのでしょうか? 何に制限をかけているのでしょうか? この問に答えるだけでも怒りが和らいでいくことを感じとれると思います。怒りではなく、やりたいことを楽しんでいる、そんな姿を彼に表現していきましょう。そうすることで男性から信頼できる女性として存在することができるのです。
チャレンジ精神も恋にはマスト
真面目な性格のマイナス面が恋愛に強く出るとふたりの関係が拗れていきます。というのも真面目であることは素晴らしい個性ではあるのですが、マイナス面として窮屈さを相手に感じさせてしまうこともあるからです。
どういうことかといいますと、あまりにも慎重になりすぎて新しいことにチャレンジすることや今を変えることに消極的に。そんな姿勢に男性は制限をかけられているようで息苦しさを感じ、その結果、距離が離れてしまうということです。
間違ったことを言っているわけではないので、相手を束縛していることに無自覚になりやすく、また男性も反論しづらいことがよりストレスに拍車をかけるようです。
真面目さのプラスの側面を発揮していきましょう。ひとつひとつ、丁寧にクリアしていける力があなたにはあります。この力を使いながらふたりの世界を育てることに意識を向けてみてくださいね。
課題としては、新しいことへの興味をもち、目標をもつこと。自分の枠を大きくしていくイメージで自分の成長を楽しむこと。その楽しみ方がやがて彼の心を引きつけることに繋がっていきます。
真面目さを自分を守るために使わないこと。そうではなく、新しい世界を楽しむために使っていきましょう。そしてその世界で大切な人と楽しんでいきましょう。
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