パートナーシップコーチ、小松恭子さんの連載。よくある恋愛の悩みをピックアップし、パートナーとよい関係を築くためのアドバイスをお届けします。
大切な人と心を通わせるため、日々の関わり合い方や会話を工夫されている女性は多いと思います。しかしその努力が彼に届かず、不満が湧き上がってケンカ、最終的に心が離れていってしまった…。そのような経験をされている人も多いのではないでしょうか?
今回は、しっかりと自分の気持ちを伝え、理解し合える関係を作る3つのポイントをお伝えしたします。
なかには躊躇してしまう内容もあるかもしれません。自分の気持ちに正直な選択をしながら取り入れてみてください。そして彼と心が通う関係を育んでいってくださいね。
ポイント1. ストレートに言う!
彼にストレートに聞きづらいことってありますよね? その多くは彼に疑いや不安をもっていて、自分への気持ちを確かめたいときではないでしょうか。そんなとき、彼の気持ちを引き出すような話題をふって、聞き出そうとしていませんか?
例えば、本当は2人の結婚の行方について聞きたいのに「友達が付き合って3ヵ月で結婚するんだって! 早いと思わない?」という質問を投げて気持ちを探ろうとしたりとか。
本当に聞きたいことを伏せたまま、気持ちを探るのは相手に違和感を抱かせる行為。あなたの印象を悪い方向へと導いてしまう可能性があることを知っておいてくださいね。
ストレートに伝えることや聞くことは、ときに勇気のいることかもしれません。しかし自分の「大切な気持ち」をはっきり伝えることで、誤解を防ぐことに役立ちます。言いづらいときは、「なぜ伏せたいのか?」を確認して。そうすると、気持ちの整理がついて、自然と素直に伝えることができるようになりますよ。
ポイント2. 会話はテーマを決めること!
男性は目的や目標があることで意欲的になる傾向があるといわれています。これは会話にも言えること。
彼らは「何について話しているのか?」が明確なことほど、積極的に会話に参加します。でも、そこがわからないと混乱して不機嫌に!
例えば、なにかトラブルの解決策について話し合いたいとき。現実的なアクションプランを話し合うことが想定できますよね。ところが女性の多くは、解決策だけでなく、トラブルに対する自分の気持ちや感情を挟みます。これを男性は快く思いません。なぜなら「テーマがズレた」と感じるから。彼らにとって解決することと、女性の気持ちをケアすることは別のテーマなのです。
このようなとき、女性は男性を「冷たい」と誤解しがち。そしてその誤解が2人の関係をこじらせていきます。「私の気持ちをわかってくれない」とスネてしまった経験のある人もいるのではないでしょうか?
気持ちを聞いてほしいときは、そう伝えること。一度に2つのテーマを持ち込まないこと。このような小さな気配りが2人の関係を育ててくれますよ。
ポイント3. 時間を与えること!
男性にとって難しい質問は、「どう感じているか」を問われること。ある議題についての見解や知識を答えることはできても、自分の気持ちを問われることは苦手だったりします。そのため女性よりも気持ちを整理することに時間を要するのですが、これを女性は待つことができません…。
身に覚えありませんか?
例えば「私のことどう思っているの?」と、やっとの思いで彼に聞いてみたところ、沈黙。
ショックですよね。そして「私のこと好きではないんだ」と直ぐに結論を出したくなってしまうのが女性です。
しかしそんなとき、彼には考える時間が必要であることを知っていたらどうでしょうか。「ゆっくり考えてね」と理解をもって言えるのではないでしょうか。
気持ちを言語化することに男性は慣れていません。あまり頻繁に、それも急かすような聞き方をすればお互いが相手に不信感を抱くことになってしまいます。答えを急がないこと、急がせないことは2人を真の気持ちで結びつけてくれます。男性にも苦手なことがあります。そこに理解を示していきましょう!
以上が彼とのコミュニケーションがうまくいく3つのポイントです。心当たりがあったら、意識して改善してみてくださいね。
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