マギーが語る! 「自分に何ができるのか」――自問自答の日々を乗り越えて、見つけた答えとは?

同世代の女性たちから抜群の人気を誇り、雑誌やテレビで見ない日はないというほどの活躍を続けているモデルのマギーさん。この冬、NHKの大河ファンタジー『精霊の守り人 最終章』でも女優デビューが決まり、ますます活躍の場を広げている彼女の“今まで”と“これから”に迫ります。

撮影/阿萬泰明(PEACE MONKEY)

「ずっともやもやしていました」

今、大きな変化の真っ只中にいるというマギーさん。それは、自身が「とてもわくわくしている」と語るほど前向きで、希望に満ちた“変化”。
1年ほど前に、それまで専属モデルを務めていた雑誌を卒業。バラエティ番組での仕事も抑え、モデルとして次のステージに進もうとしていたその時期には、仕事に対する自分の気持ちについて、自問自答を繰り返していたといいます。

ずっともやもやしていました。自分には何ができるのか、何が好きなのか、これからどうしていきたいのか・・・そんな疑問が心のなかで渦巻いていて」

それまでは、とにかく怒涛の日々。悩んでいる暇すらもなかったと、当時を振り返って苦笑いせずにはいられない様子。

「1ヵ月に1回、休みがあるかないかくらいの生活だったから、友人と遊ぶ時間もなかったし、現場で周りの人と積極的なコミュニケーションをとる余力もなくて。今になって思えば、あのときの私は相当ピリピリしていたと思います。モデルの仕事って、基本的に現場でカメラの前に立つのは自分ひとりきり。味方がいないというか、誰にも頼れないって思っていたんです」

そんな張り詰めた日々にいったん終止符を打ち、これからのあり方について思いをめぐらせていた絶妙なタイミングで、マギーさんのもとへ舞い込んできたのは、ドラマ『精霊の守り人 最終章』での女優デビューのオファー。

「ああ、このタイミングで誘っていただけるんだ、ってすごくうれしかった。それまでも女優業への興味はあったのですが、忙しかったこともあって心のなかにこっそり留めていて。だからここで声をかけていただいたからには、今思い切ってやるしかないと思って、挑戦することにしました」

クリエイティブで刺激的! 女優業への挑戦

まったく初めての状態からスタートした、女優としての仕事。苦労も多かったのでは?

「レッスンは大変でした。モデルの仕事は慣れていることもあって、今では現場で自分に求められていることがなんとなくわかるんですけど、演技は初めてだから、やっぱり感覚だけではどうしようもない。台本を読んで、ヨーナ(マギーさんが演じる役)だったらこう思うかなとか、先生と話し合いながら少しずつ自分に染み込ませていくんですけど、やってるうちによくわからなくなってきちゃって」

それでも、根からの負けず嫌いを発揮してめげずに立ち向かった結果、自分でも成果を感じる瞬間があったといいます。

座って台本を読み合ってるだけなのに、気付けば泣いちゃって。今、ヨーナになっていたんだって感じた瞬間は、ひとつ収穫でしたね。気持ちが入るってこういうことなのだとわかりました。練習して、練習して、練習して、やっとじわじわとその役になっていく。それってすごく時間のかかることだけど、新鮮でとても刺激的。自分でアイデアを出して工夫しながら作り上げていくというところが、ものすごくクリエイティブだなと思いました。時間をかけてみんなでひとつのものを作るという点でも、とても好きだと感じます」

困難ながらも、大きな手応えを感じた女優業の道。これからももっとさまざまな役をやってみたいと、うれしそうに語る表情からは、その充実ぶりがうかがえます。

「ほかには、人間の嫌な部分や汚い部分、生々しい気持ちが出てくるような作品もやってみたいです。人間ってきれいな部分だけじゃないから、そういう本質みたいなものが問われる作品に興味があるんです。もともと映画でも小説でも、サスペンスやヒューマンストーリー、ドキュメンタリーが好きで。意外ですか? 確かに、いつもはそんなキャラじゃないかもしれないですけど(笑)、これも私の一面。これからは、そんな“いつもとは違う”マギーもどんどん出していきたいなと思っています」

「もっと“人”を知り、世の中を知りたい」

”違う一面”を見せるという意味で、マギーさんが今、女優業以外にも力を入れているのが、商品プロデュースのお仕事。美容アイテムや洋服など、さまざまなブランドやメーカーとコラボした商品が続々発売されています。

「自分から提案したものもあれば、お話をいただいたのもありますが、どちらにしてもイチから自分で決めるということを条件にしていただきました。例えばルコックスポルティフのウェアは、服作りだけでなく、カタログ撮影のディレクションも担当させていただいています。そこまでやってこそ、自分も楽しめるし、もっと商品のことを上手にアピールできるはずと思ったんです」

そうやって自分からモノゴトを提案するということは、実は今までのマギーさんにはあまり経験がなかったこと。

「20代前半は、ただ与えられた仕事をこなすだけで必死で、仕事は事務所が決めるものだと思っていました。でもこの1年で、自分がやりたいことをもっと主張してもいいんだってことがだんだんとわかってきて。こんなものを作りたいっていう自分の思いがあってこそ、いろんなチャンスや人とのつながりが生まれ、仕事として実現していく。そういうことをもっと自由にやっていいし、そこにこそ仕事のやりがいや楽しさがあると思ったんです。それに気付いたのは、自分にとってはものすごいターニングポイント。何でも自分でやってみたい、いろんなものを生み出したいという気持ちが沸いてきました」

自らのスタンスが変化すると同時に、自分以外の人がどんな気持ちで、どんな仕事をしているのかということも、気になるようになったといいます。

「例えばラジオのMCになって、毎回気になる人をゲストに呼んで、お話を聞いたりしてみたいくらい(笑)。正直にいうと、昔は他人にあまり興味を持てなかった。でも今は、人がどういう気持ちで仕事に向き合っているのか、どうやって自分の思いをカタチにしているのかということが、とても気になります。たぶん、自分をもっと出していこうと思ったときに、同時に変わってたのかな。やっぱり自分にできること、自分がやりたいことを見つけるためには、いろんな人を知って、世の中のことを知らないと。そのためにも、まずは関わる人がフラットな状態で考えを出し合って、いいものを作り上げていくという仕事のやり方を実践していきたいなと思っています。それぞれの立場が違っていたり、別の会社に勤めていたりする人同士でも、お互いの得意分野をうまく出し合うことで、いいモノをつくれることってあると思うし、私自身もいろんな考えを知りたいんです」

「ハッピーでいることが、幸せな未来へとつながる」

仕事への思いが変化するにつれ、プライベートの面でも何か変化はあったのでしょうか。

「仕事では何だか気持ちが楽になったし、視野が広がったし、いろんなことを知る機会が増えて、毎日がとても楽しいんです。表現者として、その“楽しい”はとても重要だと最近改めて感じます。インスタグラムの写真1枚とっても、私がハッピーかハッピーじゃないかは伝わるものだから、いい仕事をするためには、仕事そのものはもちろん、プライベートの時間も含めて常にハッピーでいたい。最近はお休みの日を充実させて、友人と会ったり、旅をしたり、アートや映画を観たり・・・そういう時間をこれからは大切にしていきたいです」

そんなマギーさんは25歳、GINGER世代の仲間入りをしつつあるお年頃。仕事もプライベートも充実してきた今、ライフステージの変化について、思うところがきっとあるはず。最後に、30歳に向けたビジョンを聞いてみました。

「私、結婚するのは30代中頃でいいかなと思っているんです。30歳になるまでは、まずは仕事で自分にできること、興味のあることをどんどんやって積み重ねていく期間。表現者として、歳を重ねるほどに言葉に重みも出てくるはずだし、人として説得力も増すと思うから、きっと30代にならないとできない仕事があると思っていて。
それに、そうすることが結果的に、プライベートの面でも幸せな未来につながると思うんですよ。だって、好きなことをやってるときって人はキラキラするから、それに見合うだけのキラキラした男の人が、そのうち現れるはず(笑)。恋愛ってそういうものですよね? 最近いい男性に出会えないってときは、自分がいい女じゃないってこと。だからいつかいい結婚をするためには、今は自分をどんどん磨かなきゃって思います。これからもいろいろあると思うけど、30歳になるころにはまたひとまわり強くなっていたい。頑張ります!」

モデルとして女優として、このままたくさんの経験を積み重ねて、今まで以上に輝きを増していくマギーさんが30歳を迎えたとき、いったいどんな女性へと進化しているのか・・・期待せずにはいられません。これからますます、雑誌やテレビで活躍するその姿に、注目していきたいですね。


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