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TRENDBEAUTY

2025.12.12

‟きれい”を更新するための“美容医療の最適解を導き出す「美容医療セミナー&カウンセリング体験イベント2025」レポート

2025年10月25日、WITH HARAJUKU HALLで開催された「美容医療セミナー&カウンセリング体験イベント2025」。GINGER読者に向けて、美容医療の基礎知識が学べるセミナーと、6人のドクターによるカウンセリング体験を実施。美容医療への注目度が一気に高まり、ネットやSNS上にさまざまな情報があふれる今、正しくて信頼できる、自分に合ったクリニックや施術を見つけるには、どうすればいいのか。現場で活躍するドクターが直々にレクチャー! その一部始終をご紹介。

‟輪郭を制する者は美を制する”美しさの鍵はフェイスラインにあり

イベントは湘南美容グループ 皮膚科全体統括 西川礼華先生、メイクアップアーティスト嶋田ちあきさん、ファッションプロデューサー 植松晃士さんによるトークセッションからスタート。西川先生は顔の印象を左右する重要な要素としてフェイスラインをあげて、きれいをつくるヒントをわかりやすく解説。

「輪郭を制する者は美を制すると言われるほどです。人の印象の8割は、輪郭と目元で決まります。日々診療でも、フェイスラインのもたつきやたるみ、二重顎、口元の突出など輪郭に関するご相談が多いです」と西川先生。美しいフェイスラインは、正面だけでなく斜めや横など、どの角度から見ても調和が取れていることが重要だそう。

フェイスラインが整わない主な理由は2つ。生まれ持った骨格と加齢。骨格の場合、アジア人の骨格は先天的に口元が前に出ていて顎が小さいのが特徴。そのため二重顎が目立ちやすく、顔と首の境目がぼやけがちに。加齢の場合は、年齢とともに皮膚だけでなく、顔のさまざまな組織が下垂。さらに骨が萎縮して痩せていくと眼球周りの骨の形や口元が変化し、それに伴い筋肉や皮下脂肪、皮膚がたるむそう。

西川先生は「美しいフェイスラインを目指すには、先天的な骨格とエイジングによる変化の両方を考慮することが大切です」と、美容医療に携わっているからこその説明に参加者たちも納得。

美容医療を受けるときは、納得するまで聞いたうえで施術を受けること

さらにフェイスラインを整えるための美容医療について、具体的に西川先生がレクチャー。

「骨、筋肉、皮膚のどこにアプローチするのか。選択が大切です」と西川先生。注入治療では、肌の表面だけでなく骨など深い層にも対応できるといいます。代表的なヒアルロン酸は皮膚や軟骨に存在する物質で、高い保水力が特徴。潤いや弾力性をもたらし、ボリュームが不足している部分に注射で注入して補うことができます。

「適切な診断によって、どの部位の、どの層に、どのくらいの量を入れるのかを決める必要があります。‟ヒアルロン酸製材”と言っても、本当にさまざまな種類があります。選ぶ際には、注入部位や目的にあっているか、自然な仕上がりが期待できるか、持続性があるか、適切な品質管理ができているかといったようにさまざまなチェックポイントがあります。ただ、患者さまはどう選べば良いか分からないと思いますので、医師がていねいに提案する必要があるのです。一定期間体内に入れるものになるので、安全性を確認して選ぶことが何よりも大切なんです」(西川先生)

フェイスラインに次いで意識したい目元は、眉間や目尻のシワが老け見えの原因に。この目元へのアプローチとして、筋肉の動きを和らげて緩和するボツリヌス注入治療の紹介が。

西川先生は、美容医療を受ける際に理解しておくと良いことも伝授。
「美容医療は病気の治療とは異なります。だから、その場で決めなくていいんです。効果とリスクについてきちんと説明を受け、そのうえでしっかりとご自身で選択しましょう。製材に関しては日本で薬事承認された『承認品』かどうかも一つの判断基準になります。もちろんカウンセリングの中で医師から説明をしますが、患者さまから遠慮なく質問していただいて構いません。そういったときにきちんと答えてくれる姿勢のあるクリニックを選ぶことも大切ですね」

西川先生の話しを受けて、植松さんは「『目は口ほどにものを言う』ということわざがあるほど、印象を大きく左右します。だからこそ適切なケアが大切ですね。自力でできることが限られているパーツだからこそ、そういったお悩みの解決方法として美容医療への期待が高まります」と。

その後には、日々のメイク法でも肌そして目元印象をどうコントロールすればいいかについて、メイクアップアーティストの嶋田ちあきさんによるメイクアップ講座が開催。明日からすぐに実践できるテクニックを見逃さないよう、参加者たちもより真剣に聞き入っていました。

湘南美容グループ 皮膚科全体統括 西川礼華先生

セミナー終了後に西川先生に、日々の診療・治療を行う上で心がけていることや、注入治療の魅力、美容医療が気になっている方へのメッセージを伺うと——。

「患者さまが抱えている不安に寄り添いながら最善の選択ができるように心がけています。医師には聞きにくい場合は、クリニックスタッフに質問していただくのも良いかと思います。注入治療は骨の痩せや筋肉の緊張など、基礎化粧品では対応が難しい部分にアプローチすることが可能です。素顔が整うことで、毎日のメイクが簡単に楽しくなるのではないでしょうか。
美容医療にはさまざまな施術があります。お悩みやなりたい姿に合わせて、予算も考慮しながら提案します。まずは相談にいらしてください。最近はネットやSNSに美容医療の情報が溢れていますが、患者さまご自身で施術を決める必要はありません。『最近なんだか老けて見える』『目の下が疲れて見えるのをどうにかしたい』といった漠然としたお悩みで相談にいらっしゃる方も多いんです。まずはプロである医師の意見を聞いてみてください。複数の医師のカウンセリングを受けてみるのも良いと思います」(西川先生)

実際にドクターによるカウンセリングを体験!

〈左から〉アラジン美容クリニック 野地大介先生、共立美容外科 實藤健作先生、フィラークリニック 新宿院 院長 永井真知子先生、 湘南美容クリニック 新宿本院 皮膚科 赤岩優妃先生、Clinic K 金児盛先生、Bellefeel Clinic 代官山 院長 兵藤秀忠先生

実際にドクターによるカウンセリングを体験。問診票をもとにお悩みやなりたい姿を相談できる機会に。

現場で活躍するドクターが語る美容医療との向き合い方

カウンセリングを行った6人のドクターにも、日々の診療・治療を行ううえで心がけていることや美容医療が気になっている人へのメッセージを伺うと——。

湘南美容クリニック 新宿本院 皮膚科 赤岩優妃先生

「まずはその方のなりたい姿をヒアリングすることを基本にしています。美容医療は"こうあらねば"ではなく、さらに自信をつけるための手段です。『お悩みはありますか』『コンプレックスはありますか』とは聞きません。『いつもきれいですよ。もっとどうなりたいですか』と伺うように心がけています。
GINGER世代は、お化粧ノリが悪くなったり、ほうれい線が気になったりと、落ち込んでしまうようなお悩みが出はじめるタイミングです。相談いただければ解決方法はたくさんありますし、さらにきれいさを磨いていけます。通える頻度や予算、理想像も人それぞれなので、周りの目を気にする必要はありません。ファッションやメイクのように、毎日気分が上がって生活がうまくいくための武器にしてほしいです」

Clinic K 金児盛先生

「エイジングケアには明確な答えがないからこそ、ゴールを設定する必要があると考えています。そこで大人と子どもの違いを考えてみると、シミ、シワ、たるみが挙げられます。これらをコントロールすれば、若々しく見えるのです。そのために必要な施術を提案し、通い続けることできれいになれるという確信を持っていただくことを大切にしています。
私は初診で1時間しっかりカウンセリングをします。美容医療で最も大切なのは、マインドセットです。当院の理念にも掲げていますが、患者さまには心から幸せになってほしいと思っています。幸せになるために必要な自己愛を育んでいただけるよう、今のままでも十分美しいということをしっかりと伝えます。そのうえで、きれいへの手助けをする——それが私の役割です。美容医療は、マイナスをなくすものではなく、人生を豊かにするものなのです」

共立美容外科 實藤健作先生 

「患者さまの理想像と、なりたくないイメージの両方を理解することを大切にしています。お悩みを解決しようとご自身で徹底的に調べ、その結果を携えてご来院いただくこともありますが、医師の視点では適切な施術ではないケースも多々あります。カウンセリングはコミュニケーションです。会話を通じて必要な施術に導けるように信頼関係を築くことを心がけています。
美容医療はずいぶん身近になりましたが、ハードルを感じる方も多いでしょう。施術を受けるかどうかは別として、まずは足を運んで相談してみると良いと思います。例えば年齢を重ねると性別を問わず、多くの方にシミやそばかすが出てきます。シミやそばかすを改善する施術は個人差はありますが、比較的ダウンタイムが少なく受けられるので、若々しさを維持するための第一歩としておすすめです。予算やダウンタイムが軽い施術から、気軽に取り組んでみるのも美容医療への入り口としてありでしょう」

フィラークリニック 新宿院 院長 永井真知子先生

「メスを入れる施術とは異なり、注入治療は個人差はありますが、比較的ダウンタイムが少なく、ナチュラルでありながら変化を出しやすいのが魅力です。施術回数を分けて、様子を見ながら少しずつ変化を出すこともできますよ。
どんなに知識があっても、患者さまには分からないことや不安も多いはずです。それを解消するために、カウンセリングでは資料や画像を使いながら、解剖学的な構造から製材の仕組みまでていねいにお伝えしています。一言にヒアルロン酸と言っても、柔らかいものから硬いものまでさまざまありますし、注入する深さによっても効果が異なります。また骨格診断をもとに、お悩みの原因と必要な施術を一人ひとりカスタマイズしています。美容クリニックが増え、自由に選択できる時代になりました。その一方でどこに行けば良いのか悩むこともあると思います。クリニックのホームページやSNSで調べてみて、実際に足を運んで相性の良い先生を選ぶと良いでしょう」

アラジン美容クリニック 野地大介先生

「美容医療は魔法ではありません。理想を100%叶えるのは難しいからこそ、施術前の擦り合わせを大切にしています。初めての方は、ダウンタイムが少ない施術であっても術後に不安を感じることがあると思います。DMなどメッセージをいただければ、きちんとお答えするよう心がけています。
昨今は美容クリニックが数多くあり、医師同士がSNSで意見を交わすことも増え、情報過多の時代になりました。真逆の意見が流れてくることもあるでしょう。私は不要な施術については、はっきりと不要であると伝えるようにしています。いくつかのクリニックを回ってみて、必要なものと不要なものをしっかりと教えてくれる信頼できるドクターを見つけること——それが不自然な感じを出さずにきれいになるための近道です」

Bellefeel Clinic 代官山 院長 兵藤秀忠先生

「当院では医師とカウンセラーが、それぞれ30分ずつカウンセリングを行っています。医師目線の理想と患者さまの理想を話し合い、予算の中で最大限にきれいになれる方法を提案します。
30代になると、可愛くなりたいというよりも若々しくいたいという方向に意識がシフトチェンジしていく方が多いと思います。エイジングケアは早めに始めるに越したことはありません。大きな変化を目指すのではなく、変化しないことを目指す——老けてしまってから切って縫うなどの施術を行うよりも、金銭的にも身体的にも負担が少なくすみます。私自身、老けたくないという思いから美容医療の道に興味を持ちました。当院は理念の一つに『予防美容を広めること』を掲げています。コツコツ積み重ねることで、リスクを取らずにきれいを維持することができます」

きれいを磨くために美容医療が気になったとき、実際にクリニックに足を運んでみるのが一番の近道だということがよく分かった今回のイベント。なんでも質問しても良いし、その場で施術を決断しなくても良い。まずはカウンセリングに行ってみて、信頼できるクリニックそしてドクターを見つけることから始めてみませんか。

JP-AGNA-250552 2025年12月

TEXT=米山奈津美

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