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MYSELFウェルネス

2019.10.18

顔や手にできる赤いシミ!気づいたら皮膚科へ。3つの病気の可能性が!

年齢とともに増えていくシミ。シミはエイジングを感じさせるので、ちょっと怖い印象がありますよね。シミのなかでも、赤いシミは要注意。実は皮膚がんの初期(日光角化症)の可能性があります。紫外線で赤くなりやすく、肌が黒くなりにくい色白の人に起こりやすいという特徴も。怖いシミの見極め方をお伝えします。

皮膚がんの初期=日光角化症に注意

肌悩み

(c)metamorworks/Shutterstock.com

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年齢を重ねるとともに増えていくシミなどの肌トラブル。エイジングによるかぶれやアレルギー、アトピー性皮膚炎など、悩みは多岐にわたるもの。一過性のかゆみやブツブツなどの皮膚炎ではなく、なかなか消えないシミは気になるもの。
なかでも特に注意したいのが、赤いシミです。

最初は、見た目にはあまり目立たないのですが、実は皮膚がんの初期(日光角化症)の可能性があると指摘されています。

下の症状チェックリストは、日光角化症の特徴を表しています。特に、湿疹のように赤くてカサカサしていて、湿疹の薬をつけても変化がなく消えなければ、日光角化症の可能性が高いので、気になる人は皮膚科をすぐに受診しましょう。

こんな症状があったら皮膚科へ!

下記の項目に当てはまる症状があれば、日光角化症(早期皮膚がん)の可能性があります。

□湿疹のように赤くてカサカサしている
□痛み、かゆみなどはない
□湿疹の薬をつけても治らない
□体にはなく、顔や手の甲だけにある
□触ると表面がザラザラする
□かさぶたがついている
□かさぶたを取ると出血する

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赤いシミの種類はおもに3種類。原因と特徴が異なります

肌悩み

(c)aslysun/Shutterstock.com

赤いシミには、おもに次の3つの病気が考えられます。

毛細血管拡張症(もうさいけっかんかくちょうしょう)
加齢によって、毛細血管の収縮機能が悪くなって、真皮内の毛細血管が拡張したままになり、血流量が増加すると、逆に血液の流れが滞ります。そこに血液がたまり、透けて赤く見える状態を「毛細血管拡張症」と言います。特に、頬や鼻などに症状が現れやすいのが特徴です。

また、毛細血管の拡張によって、中央部が赤く盛り上がり、そこから毛細血管がクモの足のように、放射状に伸びているものを「クモ状血管腫」といいます。中央からクモ状に毛細血管が広がります。指で圧迫すると消えるが離すと、もとに戻ります。

●脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
皮膚の良性腫瘍のひとつで、老人性イボとも言われています。これ自体は、加齢によって起こるもので、治療の必要はありません。
炎症を伴うと赤くなり、かさぶたになることもあります。顔、頭、全身のどこにでもできます。色は、普通の皮膚の色、赤みを伴うもの、茶褐色などさまざま。

形は、平らなものから、イボのように隆起するものまでさまざまあって、なかにはかゆみを伴うこともあります。イボは、初めは1~2ミリですが、放っておくと大きくなります。

●日光角化症(にっこうかくかしょう)
日光角化症は、皮膚がん(悪性)のごく早期です。
悪性腫瘍の初期状態に血管の変化を伴い、赤いシミのように見えます。日光(紫外線)をたくさん浴び続けてきたことによって、発症する悪性の皮膚疾患です。

顔、頭部、手の甲に多く発症。最初は、大きさ1~2センチほどの範囲で、赤くまだら状のシミや湿疹のように見え、表面にカサカサとした角質やかさぶたなどがあります。

時間が経つと、湿疹のように見えますが、自然に治ることはなく、年単位で徐々に隆起し、かさぶたなどもできてきます。

良性の赤いシミは、治療の必要はありません

良性の赤いシミは、上にあげた毛細血管拡張症、脂漏性角化症です。両方とも良性で気にならなければ、治療の必要はないといわれています。

毛細血管拡張症、脂漏性角化症とも、加齢で起こりやすくなります。
毛細血管拡張症の原因は、急激な温度差による寒冷刺激、アルコールや刺激物などによる血管拡張が原因です。

脂漏性角化症は、若いころニキビができやすく、オイリー肌の人に起こりやすい傾向にあります。

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気になる日光角化症(早期皮膚がん)の原因は?

太陽

(c)flyingv3/Shutterstock.com

日光角化症は、屋外スポーツ、農業や漁業の職業など、紫外線に多く当たっている人に発生しやすい病気です。
年齢が上がるほどその頻度は増加し、紫外線で赤く(サンバーン)なりやすく、肌が黒く(サンタン)なりにくい、色白の人に起こりやすいと言われています。18歳までに紫外線対策をしていたかも発症に影響します。

予防的ケアとして、紫外線対策(UVケア)は重要です。日ごろから、UVAとUVBをカットする日焼け止めを使うことは予防になります。

日光角化症は、一度できてしまったものは自然には治りません。治療は、皮膚科を受診してください。
皮膚科で日光角化症の診断には、ダーモスコピーという拡大ルーペを使った検査機器で見ます。それでほぼ診断がつきます。
治療は、クリームなどの塗り薬と液体窒素による凍結、または該当部位をメスで切除するといった外科的治療の大きくふたつがあります。

日光角化症は皮膚がんの始まりで、がんが表皮内にとどまった状態です。この段階なら治すことが可能。しかし、進行して表皮の基底膜を破ってしまうなど悪化すると扁平上皮がんとなり、治療が大変です。日光角化症のうちに早期発見、治療することが重要です。

いずれの赤いシミにも紫外線対策が重要です

スキンケア

(c)aslysun/Shutterstock.com

良性の赤いシミ、毛細血管拡張症、脂漏性角化症ともに、一度できてしまったものは自然には治りませんし、セルフケアでも治りません。
気にならなければ治療は不要ですが、気になるようなら、皮膚科を受診します。
予防的ケアとして、日光角化症と同様に紫外線対策(UVケア)は重要。UVAとUVBをカットする日焼け止めを使いましょう。

毛細血管拡張症が隆起して大きくなってしまったら、皮膚科では、レーザー治療か手術での切除で治療可能です。

脂漏性角化症は、ステロイドの塗り薬と液体窒素による凍結、あるいは手術で治療します。
いずれにしても、日光角化症との見極めが重要と言われていますので、赤いシミが見られたら、皮膚科をまずは受診してください。

参考資料/
MSDマニュアル
日本臨床皮膚科医会

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TEXT=増田美加(女性医療ジャーナリスト) 

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