日本国内でもトップクラスのホテル数を誇る京都。様々な体験、名所があるからこそ訪れるときのテーマによって宿泊先も選びたいもの。2020年にオープンした「ザ・ホテル青龍 京都清水」は、スペシャルな宿泊体験が楽しめて、新たな魅力を発見可能。その魅力をご紹介。
昭和初期に建築された小学校校舎に‟あるある”を発見!

明治2年に日本初の小学校「番組小学校」が京都に誕生。そこは学び舎そして伝統的コミュニティの中心施設として役割を果たし、昭和8年に現在の「ザ・ホテル青龍 京都清水」の場所に移転・新築。当時、モダンで画期的な鉄筋コンクリート校舎が続々と竣工した時代のなかでも、周囲の景観と融合しながら近代モダン建築の魅力を最大限に生かした建物として周囲の人たちに愛されていたそう。
現在のホテルは昭和初期・1933年に建築された京都市立清水小学校の校舎を保存・活用したもので、上質なヘリテージ(遺産)ホテルとして生まれ変わっています。ホテルの館内は小学校時代の面影をさまざまな箇所に残していて、滞在中に歴史や文化に思いをはせることができる‟過ごすホテル”に。
館内を巡っていると、様々な‟小学校あるある”を目にすることに。例えば広々とした階段。小学校ですから一段一段の高さも通常よりやや低い感じがしますが、実は手すり側が微妙にへこんでいるのです。数多くの人がこの階段を上り下りして徐々に今の状態に。そして手すりや柱には、生徒がいたずらした傷跡を修復することなくそのまま残してあって、それらを見つけるのも楽しい!
また車寄せから見える外壁は校庭から見たときの校舎の正面にあたり、うっすらと丸い跡があります。こちらは壁が日焼けして時計の形だけが残った‟時計焼け”。それもあえて整えることはせずに残している…これぞヘリテイジホテルの醍醐味。是非探してみて!
天井が高く、自然光が差し込む「restaurant library the hotel seiryu」は、元講堂。滞在中の朝食そして夕食はここでゆっくり楽しめます。約1,100冊もの書籍が天井まで伸びる本棚にずらーっと並んでいて、様々なジャンルがラインナップ。普段は手を伸ばすことがない1冊と出合えるかも! 滞在中はお部屋に持ち出すことも可能です。
「restaurant library the hotel seiryu」では‟A Fusion of Modern space, Sushi & Bar ”をコンセプトに、産地そして厳選された食材を使ったカジュアルに手まり寿司をいただけるシグネチャーコースがおすすめ。この手まり寿司は、舞妓さんでもいただけるような小ぶりサイズで、味覚だけでなく視覚でも京都の美しさを堪能。
高い建物が少ない京都ならではの絶景を360度見渡せる4階のルーフトップバー「K36 The Bar & Rooftop」。ライトアップされた京都タワーや法観寺・八坂の塔が見られる絶景のロケーションでいただく一杯はどれもが格別。もともとは6年生の教室で、カウンターの後ろ、バックバーは黒板だったそうで、希少なウイスキーやリキュールがずらりとラインナップ。
こちらで押さえておきたいのはシグネチャーカクテルの「K36 ジン トニック」。クラッシュアイスとライム、そして爽やかなジンが入ったワイングラスにトニックウォーターのボトルが刺さっているユニークなスタイルは映え確定!
カクテルメニューには花言葉のようなメッセージが添えられていて、それを見ながら選ぶのも楽しいはず。そしてこのメニューはお持ち帰りOK。小学校で学ぶように自宅でも学んで…というバーテンの方の心意気だそう。
また八坂の塔を望む絶景のラウンジはホテルゲスト専用で7時30分~22時まで利用が可能。毎週月・金の茶道体験では、予約をしておけばお点前体験も可能。現在は期間限定で祇園辻利とコラボ中。祇園辻利の抹茶を使用したスイーツや京都の夏にぴったりなお茶が楽しめます。
歴史ある東山地区の中心に位置し、二年坂や三年坂の石畳の古い街並みを感じられて清水寺も徒歩圏内。拝観開始直後、朝6時に行けば修学旅行生と被ることなく、静寂のなかでゆっくり京都を楽しめる。至高の京都旅の拠点に「ザ・ホテル青龍 京都清水」を選んでみませんか。
Infomation
ザ・ホテル青龍 京都清水
京都府京都市東山区清水二丁目204ー2
www.princehotels.co.jp/seiryu-kiyomizu/