本日6月6日はカエルの鳴き声である「ケロケロ」の語呂合わせにより、1998年に「かえる友の会」により「かえるの日」と制定されたそう。この日にちなんで、現在京都水族館で特別展示されている「石川薫の水族館 スピンオフ~雨降りジャンプ!~カエル展~」をご紹介!
跳ぶ・鳴くだけじゃない!カエルの特徴を楽しく学ぼう

ギョロっとした目など見た目がちょっと苦手…という人もいるカエル。でも意外なほど繊細で美しい魅力が隠れているのをご存じですか。鳴き声は小さなオーケストラのように自然と調和し、雨の日にその存在が光る姿は、湿った葉の間で輝く宝石のよう。さらに種類ごとに特徴的なジャンプ力やカラフルな模様は、いきものの多様性を感じさせてくれる貴重な存在。
――そんなカエルの魅力を、京都水族館に淡水のいきものの飼育スタッフとして在籍し、カエルを溺愛する石川薫さん視点で紹介する特別展示が開催中。実は今回のコンテンツは、2023年10月から約5ヵ月間開催した人気コンテンツ「石川薫の水族館~こんなにも至近距離でヒキガエル展~」のスピンオフ企画。

今回の展示ポイントは3つ。ニホンアマガエルやカジカガエルなど京都に生息する5種類のカエルの生体展示や、カエルごとのジャンプ力の違いや石川さん自らが検証した測定記録、そして特徴、魅力をパネルで展示。さらに「京の里山」エリア内では、ニホンアマガエルの‟鳴き声”についても解説。鳴き声の使い分けやどんな時に鳴くのかなど、ニホンアマガエルの鳴き声にまつわるエピソードは「へ~ぇ」とつい声が漏れてしまうはず。解説パネルの一部は、水にぬれると文字が浮かび上がってくる仕掛けなので、雨の日にこそ訪れるとより深く学べるはず。

数量限定で配布されている「里山MAP」の裏面には、作って楽しいアマガエルクラフト付き。梅雨に入るこれからの季節を楽しむためのきっかけにもなりそうな、京都水族館の特別展示。外を歩きながら小さなカエルが葉の間に隠れていて出会えたとき、その小さな動きと優しい自然の物語の新発見ができるはず!