GENGERサポーター

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

MAGAZINE

2•3月合併号 Now on sale
This is LOVE

最新号を見る

定期購読はこちら

  • LINE
  • Instagram
  • YouTube
  • TikTok

TRENDLIFESTYLE

2025.02.06

中島健人初ソロアリーナ公演は‟笑いあり”‟涙あり”の濃厚3時間!【最終公演レポ】

中島健人さんソロデビュー後初のコンサート『KENTO NAKAJIMA 1st Live 2025 “N / bias”』が東京・有明アリーナで開催された。1月17日から19日までの3日間全4公演でおよそ6万人を動員。持ち前のアイドル性はそのままに、さらに磨きがかかった歌唱力とダンスパフォーマンスを披露。大盛り上がりで幕を閉じた。ここでは最終公演の模様をレポート。

さまざまな‟中島健人”の魅力を盛り込んだ記念すべきファーストアリーナライヴ

グループからの卒業を経てリリースしたソロデビューアルバム「N / bias(ノンバイアス)」を提げて行われた本公演。‟これまでの中島健人に対する評価・偏見を振り払い、人間の殻を破っていく決意”が込められたアルバムということで、ライヴでもこれまでの中島さんらしさから新たな中島さんの姿まで、さまざまな‟中島健人”を見せ、U:nity(ユニティー/ファンの名称)を魅了した。

「ピカレスク」のアカペラ歌唱からスタートしたライヴ。ステージにはスパークラーの火花が上がり、開幕早々バックダンサーとともにキレのあるダンスパフォーマンスを披露。ファイナル公演ともあり、U:nityの合いの手や掛け声はばっちり。次の「N / o'clock」でもファイヤーボール、ガストーチ、バイパーといった特効を駆使し、オープニングからボルテージ最高潮というような盛り上がりを見せた。ライヴではグループ時代のソロ曲も披露。「SHE IS...LOVE」歌唱時には‟Nフライング”と呼ばれるフライング装置が稼働。会場前方から後方までを派手に移動する演出でU:nityを驚かせた。

そんな‟Nフライング”に乗った中島さんが後方のスタンド席前に到着したところで始まったMC。「どうよ、この‟Nフライング”。いいでしょ?」と話した中島さん。「有明アリーナで多くのスターの方がライヴしているじゃん。でもたぶんここまで飛んだのは、ケントナカジマが初めてだよ」とキメ顔を見せると、客席は大歓声に。ここで「この‟Nフライング”の行き先みんな知ってる?」と問いかけ、「知らない」という声が飛び交う会場に「甘いな。まだNがわかっていないな」とひと言。そして「このフライングの行き先は、お前の心の中だよ」と甘いセリフをさく裂させると、悲鳴に近い大歓声が。そんなU:nityの反応に「これ何度やっても楽しいわ!」と笑顔の中島さん。その後も中島さんのお茶目な一挙一動に歓声が上がった。

突然「ごめん。みんなに謝りたいことが……」とステージに座り込んだ中島さん。その内容は今回のライヴに向けて作られたペンライトについてで、「ごめんなさい。ペンライト売り切れました。すみませんでした。マジでごめん!」と早口コメント。あまりの人気っぷりに中島さんも驚いたと言い、「でも本当にうれしいな。ここまでペンライトが話題になるのってあまりなかったから感謝です。ありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。

ピストルモチーフのペンライト「ピカレスクの銃口」は、銃口部分にお気に入りのカードをセットして、さらに光らせることができるというユニークな仕組み。「最高だよね、これ。みんなどんなカードを装填しているの?」と客席を見渡しながら花道を歩く中島さん。さらに「(装填する)音が気持ちいいの知っているでしょ?」と、会場全員で装填することを提案。‟せーの”のタイミングで装填し、きれいな音が揃うとご満悦な表情。「お互いの協調性に拍手!」と楽しい時間を締めくくった。

サプライズゲストにキタニタツヤさんが登場!

U:nityとのコミュニケーションを楽しんだMC明けは、20代最後のときに制作したという「Scene29」。本ステージのモニターには幼少期からの写真が映し出された。そこからはノンストップでライヴが進み、ゆったり聴かせる「Jasmine Tea」から色気たっぷりに魅せる「ROSSO」、さわやかに歌って踊る「jealous」など8曲を続けて披露した。

GEMN「ファタール」のイントロが流れ、本ステージに相方のキタニタツヤさんが登場。うれしいサプライズに会場は大歓声。センターステージで一糸乱れぬパフォーマンスを披露した。曲終わり静かにステージを後にしたふたりであったが、後の「カレカノ!!」ステージで再登場。ふたりでひとつのトロッコに乗り、アリーナ中を移動するというスペシャルな演出で会場を沸かせた。「キタニティ、人生初トロッコなんだって!」と叫ぶ中島さんに、「やばいよ! ありがとう!」と声を弾ませるキタニさん。

ふたり揃ってのMCで改めて心境を聞かれたキタニさんは、「とんでもない体験を本当にありがとうございます! こんな景色を見てたの?ケンティーは」とコメント。中島さんが「そうよ。毎回エネルギーを親愛なるU:nityからもらってます」と話すと、「うらやましいですね!」とにっこり。昨年1年間活動を多くともにしていたということで息ぴったり、テンポよく進んでいくMC。「(トロッコに乗るのは)初というか、これで最後よ」と話すキタニさんに、中島さんが「また乗ってほしいよね?」と言うと、会場が歓声で応える。その流れに「もう、乗っちゃうじゃん! そんなこと言われたら。この人に乗せられてここまできちゃったんだから!」とキタニさんが続け、隣で中島さんが声を出しながら笑う。さらにトークを一緒に楽しみ、声出しを煽るたびに大歓声が返ってくるU:nityの様子を見たキタニさんが「これ(中島さんが)喜ぶ理由がわかりますよ。楽屋でずっとニコニコしている理由がわかります。そりゃあ楽しいでしょうよ! よかったね!」と話すと、中島さんが「幸せだよ、俺は!」と叫んだ。

今の思いを語った10分間の熱いスピーチ

あっという間にライヴはクライマックスへ。本編ラストの曲前には、今の思いや夢をU:nityに語った。涙をこぼしながら話す中島さんに、客席のあちこちから名前を呼ぶ声や、「頑張って」「いつもありがとう」という声が贈られた。10分におよんだ感動的なスピーチを以下にまとめる。

「有明アリーナソロライヴ『‟N / bias”』にお越しいただき、U:nityのみんな本当にありがとう。すごい声援に包まれています。生きててよかったなって思います。本当にとにかく今日までのこの日々が楽しくて、U:nityのみんなに会えるのがすごくうれしくて。日々どんなことをしたらみんな喜んでくれるのかなっていつも考えていました。僕の人生のもはや半分を占めているんじゃないかな。今日までこの1年のなかで自分がステージに立つ、いつもどおりみんなの前でステージに立てるのかという、いろんな思いや考えが回りに回って、ずっとさまよい続けていた時期もあります。だけど、この1年、4月から新たなスタートを切った今日までの時間、U:nityのみんなは僕に愛をくれ続けました。ありがとうございます。

意外と自分の人生が少し違った方向に受け取られちゃったりした時期もあって、自分はこれからどうなっちゃうのかなと考えたこともありました。でも、長い人生のなかでずっとキラキラし続けていられると安心していちゃいけないし、そこにはやっぱり僕を応援してくれているU:nityの皆さんの力がなければ自分はここに立てないんだなって思っています。『俺、アイドルでいれるかな』と思っていた時期もあったのね。でも、俺が負けるわけねえなっていうふうに思うわけよ。ずっとプライドを持ってやってきたし、そこで一緒に歩んできたじゃん、みんなと。だから俺、止まるわけにはいかないし、一気に環境が変わったとしても、俺は負けないし変わらないわ。俺、多分死ぬまでアイドルだわ。よく聞いてて。俺の覚悟は本物だから。自分が人間中島健人としていろいろなことを経験して挑戦して、それをすべて受け入れてくれているU:nity。そして自分自身、全部ひとつにしてこれからの未来を作っていこうと思います。

俺は夢が大きいので、自分の夢を追いかけることがたまに不安になったり、環境が許さなかったり……いろいろあったけど、俺はこれでよかったと思う。みんなの歓声と笑顔を見たら俺はこれでよかったと思う。めっちゃ悩んだし、やべえな俺って思ったことも何回もあるけど、俺負けないわ。何に負けないかっていうと、それは誰でもないと思う、自分自身じゃないかな。自分自身に負けなければ、U:nityと一緒に歩めるかなと思うし、俺はU:nityに何があってもそばにいるつもりよ。お互いだからね、それは。要するにずーっとアイドルの俺を見てろってこと! ありがとう、本当に愛してるよ。

今日は忘れない。ここが俺にとって今最高のステージだけど、とにかくいろんなところを目指す。めっちゃ近いところでもみんなと音楽を交わしたいし、めっちゃ大きいところでも。段階追って、俺はドームを目指すからよろしくね。この会社でひとりでドームに行った人ってあんまり聞いたことないから。俺がその最初のひとりだよ……っていう決意表明です。そのためにはもっとたくさん曲を作って、自分自身も磨いて、自分の人生も豊かにして、U:nityのことももっと幸せにして豊かにして、なんていう素敵な時間が流れればいいんじゃないかなと思います。

僕にとってこの1年間、いろんなことで迷って夢のなかをさまよう、そういう時間もたくさんありました。この人生は別れと出会いの繰り返しだと思うし、でもそのなかで今俺は君に出会えたと思ってる。僕が詞と曲を作ったこの曲で締めたいと思います。聞いてください。『迷夢』——」

儚くも未知への希望を歌ったナンバーで本編を締めくくった。アンコールではグループ時代の楽曲「RUN」を歌唱。「今もがんばっている、愛すべき仲間に思いを馳せて。届いてるかな?」と言って歌い始めると、会場は地鳴りのような歓声でいっぱいになった。最後に「U:nity、『N / bias』これで終わっちゃっていいの? 俺は終わりたくないな。俺、これからいろんなところ巡っちゃうからよろしく」と言い、ステージを後にした中島さん。モニターには全国7都市を巡るホールツアーの情報が映し出され、歓声とともにファイナル公演が終了した。

そして今回のライヴの18日公演の模様がCSチャンネル『日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ』にて、3月14日に独占放送決定。U:nityとともに前へ前へと進み、独自のパフォーマンスでたくさんの人を魅了する、中島健人さんのこれからが楽しみだ。

〈セットリスト〉
M1. ピカレスク
M2. N / o'clock
−MC−
M3. ヒトゴト feat. Kento Nakajima
M4. 黄昏てゆく夜に
M5. Teleportation
M6. Bye Bye Me
M7. SHE IS...LOVE
−MC−
M8. Scene29
M9. Jasmine Tea
M10. ROSSO
M11. jealous
M12. Mr. Jealousy
M13. Dance on the floor
M14. Nocturne
M15. THE CODE
M16. ファタール
M17. カレカノ!!
M18. Love風
M19. Hey!! Summer Honey
M20. Black Cinderella
−MC−
M21. 迷夢
En1. CANDY ~Can U be my BABY~
−MC−
En2. Unite
En3. RUN

中島健人
www.nakajimakento.com
www.instagram.com/kento.nakajima_313
www.youtube.com/@n_kento_official

TEXT=所優里

PHOTO=高嶋佳代

PICK UP

MEMBER

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する