真夏は幻想的な夜景やイルミネーションを愛でに、魅惑の神戸へ

猛暑の夏は、1000万ドルの夜景と称される神戸で夜の幻想的な夜景やイルミネーションで心潤してみては？　神戸の玄関口でもある新神戸にあるホテルならライトアップされる北野異人館にも程近く、高台からまばゆく輝く街を一望できる。（ライター／和多亜希）

客室から煌めく街の夜景を独り占めできるホテルへ

新神戸駅直結の「ANAクラウンプラザホテル神戸」は利便性がいいうえ、高台に建つので高層階の部屋から海まで望む景色は息を呑む美しさ。暑い日中は館内でアフタヌーンティーを愉しんだり、プールサイドで読書したりしてまったり過ごし、日が暮れてから出かけるのがおすすめ。ホテルのすぐ西側には布引ハーブ園へのロープウェイがあるほか、夜10時までライトアップされる北野異人館街までも徒歩圏内。

ANAクラウンプラザホテル神戸　客室 — 落ち着いた色調の客室。クラブスタンダード1室 22㎡￥22,900～（2名利用時の場合）

館内のプールは9：00～19：00まで利用可能。プールだけ利用の場合 +￥2,200、サウナやジャグジーも利用の場合 +3,300。

クラブフロアを選ぶという選択

「ANAクラウンホテル神戸」では高層階のクラブフロアの部屋を選びたい。30階より高層の部屋限定なので部屋からの素晴らしい景色に加え、最高階のクラブラウンジにフリーアクセスできる。昼はアフタヌーンティー、夜はカクテルタイムとブッフェ形式で軽食やスイーツが提供され、夜のカクテルタイムには灘五郷の日本酒や蔵元ならではのしぼりたての酒粕を使った甘酒のサービスもあり、ゲストに大好評。ゲストルームとはまた違った景色を堪能できる。

クラブラウンジのアフタヌーンティー（15：00～17：00）。3種のケーキの他、スイーツブッフェもあり。

クラブラウンジのカクテルタイムは17:00～19:30。兵庫の食材を使ったメニューも豊富にラインナップ。

クラブフロアの宿泊客は朝食付き。朝（6:30～10:30）はカジュアルダイニングのザ・テラスにてブッフェの朝食をいただける。

ブッフェには淡路産ちりめんじゃこ入りオムレツや明石焼き、丹波地鶏の炊き込みご飯、ホルモンうどんなどの郷土料理も。

煌めく夜景をガラス越しに、絶品を味わうレストラン＆バー

ホテル36階「レストラン＆バー Level36」はときめく夜を約束してくれる、とっておきのスポット。地産の食材を生かし、彩りある美しい演出で料理を提供するイタリアンレストラン「Piazza」、クールな空間と多彩なカクテルで時間が経つのを忘れてしまいそうなバー「Degrees」。どちらも神戸の美しい夜景と口福に満足できるはず。

PiazzaのSummerコースは全6種類￥16,000（～8月31日）。3種の前菜に始まり、ホタテ、サーモン、カニの軽いマリネタルタル仕立て、鰯のパスタシチリア風、太刀魚と甘エビのポアレ、黒毛和牛サーロインと鴨胸肉のロースト、マスカルポーネ。グリルやマリネで野菜を多彩に取り入れ、変化に富んだ味わい。美しい夜景も口福に一役。

煌めく夜景が眼前にパノラマで現れ、胸キュン必至。夕暮れをイメージしたシグネチャーカクテル「ディグリーズ」、香り豊かな柑橘類やスパイスを生かしたノンアルコールカクテル「バージンモスコミュール」はどちらも絶品。

夕暮れから日没に目指すは、山上の涼やかな布引ハーブ園

ANAクラウンプラザホテル神戸のすぐ西側には山上にある布引ハーブ園へのロープウェイがあり、旅の気分を盛り上げてくれることうけあい。約10分間の空中散歩は上るに従って京阪神から紀伊半島までと景色が広がっていき、目を見張る美しさ！

クラブフロア客室の宿泊には布引ロープウェイのチケットが付いたパッケージプランもあり。神戸の夜景を眼下に望むパノラミックなナイトビューを愉しみたい。

布引ハーブ園　光の森～Forest of illuminations～森の大聖堂　イルミネーション — 山上ではドイツの古城をモチーフにした建物のイルミネーションが夜21時まで続く。標高400mというだけあって、涼みながら幻想的な雰囲気を楽しめる。

布引ハーブ園　夜景　バーカウンター　モヒート — テラスバーでは心地よい風を感じながら、ハーブ園で摘んだスペアミントを使ったモヒートをぜひ。

ライトアップされる北野異人館街へ夜散歩

神戸に来たなら、明治開港以来、外国人が多く移住したという北野異人館街を訪れたい。ホテル前から北野通りを10分程西に歩けば、北野エリアに到着。観光客でごった返す日中は避けて、夜にライトアップされた異人館街を散策すれば、当時のひっそりした佇まいを感じられるかも。明治時代の洋館が今なお有形文化財としてあちらこちらに点在し、華やかな面影を辿ることができる。