GINGERサポーター

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

MAGAZINE

2•3月合併号 Now on sale
This is LOVE

最新号を見る

定期購読はこちら

  • LINE
  • Instagram
  • YouTube
  • TikTok

TIMELESSPERSON

2026.10.11

芦田愛菜×高橋文哉「得意なことは誰かのために、苦手なことは支え合えばいい」

世界中で愛された韓国ドラマが、ドラマ「南田南弁護士は天才肌」として日本版に新たに生まれ変わる! 主人公・南田南を演じる芦田愛菜さんと、そんな南を支えるパラリーガル・湊人を演じる高橋文哉さん。オリジナル版へのリスペクトを持ちながらも、日本ならではの言葉や距離感、人との向き合い方を大切に作品作りに臨んでいるという。初共演ながら、信頼関係を築いているふたりに、役作りの裏側や互いの印象、そしてこの作品に込めたい想いを聞いた。

人を理解するってどういうことなのか

芦田愛菜さん(以下、敬称略) オファーをいただいたときは、本当に驚きました。もともとオリジナル版の「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」がすごく好きで観ていたので、まさか自分にお話をいただけるなんて思っていなかったんです。

オリジナル版の魅力は、パク・ウンビンさんが演じられていたヨンウの存在だと思っていて。最初は「自閉スペクトラム症の弁護士」という設定から物語に入るんですけど、観進めていくうちに、そういう設定を超えて、ひとりの女性としてのヨンウがどんどん好きになっていく。法廷ドラマとしての面白さももちろんありますが、それ以上に人間関係だったり、人の気持ちだったり、そういった部分が丁寧に描かれている作品だと思いました。

ヨンウの視点を通して人を見ることで、「こういう見え方もあるんだ」と気付かされることも多くて。人の気持ちについて深く考えるきっかけをもらえる作品だなと思っていました。

高橋文哉さん(以下、敬称略) 僕は、お話をいただいてからオリジナル版を観させていただきました。自分が演じることも意識しながら観ていたのですが、本当にどんどん物語の世界に引き込まれていきました。

ヨンウはもちろん、その周りにいるみんなそれぞれに価値観があって、人との向き合い方があって、物語が進むにつれてそれが少しずつ変わっていく。その描き方が本当に自然だと思いました。オリジナル版が持っている、人を理解しようとする温かさみたいなものは、日本版でも大事にしたいと思いました。

芦田 私が演じる南田南は、自閉スペクトラム症の特性もあって、これまでの人生でたくさんの人に助けてもらいながら生きてきた人。でもそれと同じくらい、自分も誰かの役に立ちたい、人を助けたいという気持ちをすごく強く持っている人物でもあります。そのなかで南が見つけた自分の得意なことが法律で、その力を生かして誰かのために働ける職業が弁護士だった。

だから私は、南のことをすごく一生懸命な人だなと思っています。好きなことを見つけて、その好きという気持ちを原動力に前へ進んでいく。その姿勢はすごく素敵だなと思いますし、私自身もお芝居が好きだからこそ頑張れている部分があるので、そこは共感できるところでした。

高橋 湊人は、人を思いやることが自然にできる本当に優しい青年。僕自身も、この仕事を始めてからより一層、人を思いやることが大切だなと思うようになりました。関わってくださるみなさんがいてこその自分だと思っているので。他人を大切にしたいという気持ちは、湊人と近いところがあるかもしれません。

ただ、僕はまだまだそんなふうにはなれていないので(笑)、演じながら僕自身も湊人に近づいていけたらいいなと思っています。

役の気持ちを探し続ける日々

芦田 南を演じるうえでは、自閉スペクトラム症について理解を深めているところです。実際にASDの方にお会いしたり、監修の先生とお話ししたり、本を読んだりしながら、どう演じていけばいいんだろうと探し続けています。

ただ、そのなかで私がいちばん大切にしたいと思っているのは、その奥にある感情です。たとえば南には、相手の言葉を繰り返してしまう「反響言語」という特徴があります。でも、その言葉を繰り返している理由はいつも同じじゃないと思うんです。質問された内容を理解するための時間が欲しいのかもしれないし、褒められてうれしいけれど、どう返したらいいか分からなくて繰り返してしまうのかもしれない。きっとその時々で南なりの理由があると思っています。

だから私は、ただ特徴を表現するのではなくて、「なぜ今その行動をしたのか」「なぜその言葉が出てきたのか」をひとつひとつ考えながら演じようと思っています。必ず感情の揺れや機微があるはずなので、それをどう表現できるか、そのバランスをずっと探りながら役を作っているところです。

高橋 本読みの段階から、芦田さんが南という役に向き合っている姿勢にすごく影響されました。台本に向き合う姿もそうですし、この作品にかけている覚悟みたいなものも伝わってきて。だからこそ湊人として、少しでも南の力になれる存在でいたいなと。芦田さんに頼ってもらえる人間でいたいですし、南にとっての湊人もそういう人なんだろうなと思っています。

湊人から見た南の魅力は、表情ひとつ取ってもそうですし、言葉の選び方や行動も、少しずつ他の人に見せる顔とは違うところ。そして、湊人はきっとそういう違いをきちんと感じ取れる人。だから僕も演じるうえでは、そのひとつひとつを大切に見つめながら、南が持っている魅力をきちんと受け取れる湊人でいたいなと思っています。

初共演で感じた、お互いの魅力

芦田 高橋さんは、お会いする前からすごく柔らかい雰囲気の方だなと思っていたんです。でも実際にお会いすると、その印象以上にフレンドリーでした。南と湊人の関係性についてもそうですし、それぞれのシーンについても、一緒に真面目に話し合いながら考えてくださるんです。だから役としての時間も自然と進んでいける気がしていて、本当に心強い存在だなと思っています。

まだクランクインして間もないんですけど(※取材当時)、もし私がセリフで苦戦していそうなときは、ぜひ甘いものを渡していただけると(笑)。今回は長いセリフが多いので、口が回らなくなりそうだなと思ったら、甘いものを差し出してもらえるとうれしいです。

高橋 僕ももともと持っていたイメージよりも、さらに柔らかくて明るい方だなと思いました。いろいろなことに興味を持っていて、お話ししていてもすごく楽しいんです。現場でもたくさん刺激をいただいていますし、南と湊人の関係を作っていくうえでもすごくありがたいなと思っています。

ただ、僕もひとつお願いがあって。僕、テンションの振り幅が結構大きいらしいんですよ。自覚はないのですが、「今日ちょっと疲れてる?」と聞かれることがよくあって。でも実際は疲れているわけじゃなくて、ただぼーっとしているだけなんです(笑)。だからもし現場で静かにしていたら、「ぼーっとしてるな」くらいで思っていただけたらありがたいです。

芦田 ついこの間、いつもよりテンションが高い日だったみたいで、意外と少年らしいところをお見かけしました(笑)。

高橋 最初は年上だし、しっかりしなきゃなと思っていたんです。心のなかでファイティングポーズを取っていたのですが、お話していくうちに、芦田さんがすごく信頼できる方で。僕は、どちらかというと末っ子気質なので、だんだん素の部分が出てきてしまいました(笑)。

芦田 新鮮でした(笑)。法律事務所のシーンも、実はまだこれからなんですよね。同僚役の方々とも世代が近いので、みんなで意見を出し合いながらその高揚感みたいなものを味わえるのが楽しみです。

高橋 僕も、今作には同世代だからこそ出せる熱量や青さ、フレッシュさがあると思います。そういう空気感は、このチームだからこそ生まれるものだと思いますし、視聴者の皆さんにもきっと届いてくれるのではないかなと思っています。

個人的には、数年前に司法試験を目指す役を演じたことがあるのですが、今回はまた違う立場で法律の世界に関わる役を演じることになりました。年齢を重ねて、少しずつ見える景色も変わってきたなかで、また新しい挑戦ができることがうれしいです。

得意なことの役割分担で世界は動いている

高橋 僕は最初に台本を読んだとき、日本版ならではの面白さをすごく感じました。同じ物語でも、言語が変わるだけでこんなにも印象が変わるんだなと。特に日本語って敬語の種類も多いですし、言葉尻や接続詞ひとつで距離感が変わる言語だと思うんです。

湊人は、その言葉をすごく大事にする人だと思っています。相手によって態度を変えるのではなくて、その人がいちばん心地良い距離感や言葉を自然と探している人。だから湊人を演じるうえでは、「この人にはどんな言葉を選ぶんだろう」と考える時間がすごく楽しいです。

僕自身も言葉遣いには興味がありますし、日頃から気を付けたいと思っていることなので、そういう役を通して改めて言葉と向き合えることがうれしいです。

芦田 南は本当に一生懸命だからこそ、空回りしてしまうこともある。でも、その姿を見て「頑張れ」って応援したくなるような、そんな愛らしさを持った人だと思っています。

日本版では特に、南と出会うことで周りの人たちが少しずつ前に進んでいくこと、そして南自身もいろいろな人や出来事と出会いながら、自分のなりたい姿を見つけていくことを大切に描いていきたいです。

南が何か特別なことをするわけではないけれど、南がそこにいることで何かを感じたり、考えたりする人がいる。そんな存在として彼女を演じられたらいいなと思っています。

そして何より、この作品はすごく優しい物語です。人には得意なこともあれば、苦手なこともある。南を見ていると、自分の得意なことで誰かの役に立とうと全力で頑張っているし、逆に苦手なことは周りの人に助けてもらいながら前に進んでいく。それってすごく自然なことなんだなと感じるんです。

全部を一人でできる必要なんてなくて、得意な人がその役割を担って、苦手な部分は誰かと支え合えばいい。そういう役割分担のなかで、実は世界って回っているんじゃないかなって。この作品を観終わったときに、「一人で頑張らなくてもいいんだ」と少し肩の力が抜けたり、「誰かを頼ってもいいんだ」と思えたり、そんな温かい気持ちになってもらえたらうれしいです。きっと月曜日の夜を、少し優しい気持ちで締めくくれる作品になると思います。

【10月19日放送スタート】「南田南弁護士は天才肌」

出演/芦田愛菜 高橋文哉 細田佳央太 久保史緒里 柿原りんか・山口馬木也 平岩紙 角田晃広
原作/「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(An Astory format)
制作/カンテレ
※毎週月曜よる10時(カンテレ・フジテレビ系全国ネット) ※初回15分拡大
最新話見逃し配信/TVer、カンテレドーガ
全話配信/Netflix(10月19日の初回放送終了直後より配信開始。以降、各話放送終了後に順次配信)
ktv.jp/minamidaminami

PHOTO=古水良

HAIR & MAKE-UP=[芦田さん]TAKUMA ITAKURA(nude.)、[高橋さん]YURIA(CONTINUE)

TEXT=GINGER編集部

PICK UP

MEMBER

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する