King & Princeが5周年の締めくくりにイベント「King & Princeとうちあげ花火」を開催。4月11日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉公演の直前、囲み取材の様子をレポート。
CDデビュー5周年を総括する特別イベント
取材陣が待ち受けるなか、ツアーグッズのTシャツを色違いで着こなして登場した永瀬廉さん、髙橋海人さん。まずはこのイベントに込めた思いを問われると。
5周年の締めくくりに向けて、廉とKing & Princeを支えてくれるスタッフのみんなと何ができるかっていうのをずっと考えていまして。
そしたら花火大会ができるよと提案していただいて、「ぜひやらせてください!」という流れで決まったんです。ファンの皆さんと一緒に過ごす時間をつくって、そこで感謝を伝えていきたいなと思っていましたし、みんなで走り続けてきた5年間を花火を観ながら振り返るっていうのを楽しみにしていたので、ずっとこの日が待ち遠しかったです。
5周年プラス、2人体制になる新たなスタートにもなった年だったので、よりいろんなことをして盛り上げていきたいと思っていました。だからこそファンミーティングなど、僕たちが今までしたことのなかったようなことに挑戦させていただきつつも、ツアーというアイドルとしてのお仕事も全うさせていただいて。
この激動の1年の最後を、花火大会で締められるのは喜びでいっぱいです。最初はこんな規模だと思っていなくて、筒の花火を置いて「離れて! 気をつけてー!」ってやったり、運のいい数人のファンの方をステージに呼んで手持ち花火をやったりっていうイメージだったので(笑)。たくさんの方のご協力をいただきつつ、ファンの方々と一緒にめちゃめちゃ大きいキレイな花火を観られるって知ったときはすごく嬉しかったです。
だから、もうすでにこのイベントが我々にとってもファンの方々にとっても最高の5周年の締めくくりになるなって確信しています。
今回のイベントは花火に限らず、外周エリアに、King & Princeのこれまでの楽曲が大音量かつノンストップで流れるやぐらDJブース、焼きそばにたこ焼き、フルーツキャンディなどのフードトラックが軒を連ね、まさに夏祭りさながらの雰囲気。イベント全体の演出もすべて2人で考案・監修したそうで。
やぐらの周りにかかってる提灯まで、細かく考えさせてもらって。提灯は赤と白2つあるんですが、赤にはロゴを入れて、白にはシンプルにカタカナで名前を入れて、赤の祭りっぽい派手さと白のシンプルさを交互に組んでもらったんですが、やっぱりテンション上がりますよね。
なかでも1番こだわったのはグッズの顔面クッションじゃない?(髙橋さんに向かって)ほんまに自分たちの顔に自信がないとできない(笑)。なかなか攻めてますよね?
と話すと、髙橋さんは「僕は写真のチョイスを結構熱心にさせていただいたんですけど…」と言いながら永瀬さんを見て、「僕は一発でしたけどね」(永瀬さん)と笑いを誘った。
King & Princeの新たな挑戦
このイベントは4月11日に千葉県のZOZOマリンスタジアム、5月22日に山口県のきらら博記念公園の計2回行われる。どちらも初めての場所での公演だそう。髙橋さんは来月の山口公演への思い、永瀬さんは打ち上げ花火の狙いを教えてくれた。
スタジアムに来てみて、空が抜けるって本当に気持ちいいなって思いました! リハーサルをやっていても、自分たちの歌声や音楽が空間に抜けていく感じがすごく新鮮でしたね。
来月行く山口県は自分たちのイベントを開催させていただけること自体が初めてなんです。普段は東京や大阪、名古屋などの大都市に来ていただくことが多かったんですけど、今回は自分たちの方から皆さんのところに行って、普段会えない方とも交流できるんじゃないかとワクワクしています。また、山口は公園でやらせていただくんですが、開放された雰囲気でみんなで花火を観るのが楽しみです。
打ち上げ花火って、会場に来てくださってる方々以外にも観えるじゃないですか。その方たちが「なんで花火あがってんねやろ? King & Princeってこんなことしてんのか!」って、もしかしたらこれをきっかけに僕たちのことを知ってくださる方々もいらっしゃるかもしれないですよね。そういう意味でもKing & Princeがどういうことをしているのかっていう1つのアピールにもなるというか。スケールが大きいイベントなので、いろんなものが得られそうなイベントになる気がします。
そして、このイベント終えると、6年目に突入。6回目の記念日でもある5月23日には、15枚目のシングル「halfmoon / moooove!!」をリリース。これは4月クールでそれぞれ主演を務める永瀬さん、髙橋さんのドラマ主題歌でもあるセレブレーション的なシングルなのだ。華麗なスタートダッシュを切る2人は今後の活動について。
5周年は「King & Princeとうちあわせ」というファンミーティングから始まって、ライヴ以外にもたくさんのイベントでファンのみんなと今までの5年間を振り返って、懐かしんで愛おしく思って、ってことをやってきました。6周年からは、また次なる歴史の一歩一歩をつくっていく年になると思うので、とにかく前向きに、皆さんに「King & Princeってこんなこともやるんだ」「King & Princeだからこんなにワクワクできるんだ」って思ってもらえるように、一つひとつの作品やイベントを丁寧に“ぶちこんで”いけたらなと思っています。
海人と常々話していることの1つとして、“新しいことをどんどんやっていきたい”。ファンミーティングはKing & Princeとして初めて、打ち上げ花火はうちの事務所のなかで初めて。事務所内でもグループとしても、新しいことに挑戦していくことでファンの方々に「King & Princeを応援してると、ほんまにいろんな経験ができて、めちゃめちゃ飽きひんな」って思ってもらえると。6周年目もこの1年の勢いを落とさずに、10周年、15周年、20周年に向けて、より勢いがあるスタートダッシュにしていけたらと思っています。
この日の前日には、STARTO ENTERTAINMANTの所属アーティストが集結するイベント『WE ARE! Let's get the party STARTO!!』が東京ドームで行われた。最後に、2人は前日のイベントを振り返りつつ、熱い胸の内を語ってくれた。
去年からご心配や不安を感じさせてしまうことが多かったと思うんですが、昨日のライヴで、ファンの皆さまの不安を少しでも取り除けるような我々の意志や姿勢をパフォーマンスに精一杯込めさせていただきました。ここまで先輩と後輩の関わりがある事務所ってうちぐらいですよね。そこが本当にこの事務所の良いところだなって、昨日のライヴの一体感から感じました。僕らはもちろん、各々のグループで前向きになれて元気が出るようなパフォーマンスをいろんな形で伝えていくと思うので、これからも我々を信じて楽しんで応援していただけたらなと思います。
昨日ドームのステージに立たせていただいて、やっぱり僕たちのお仕事の魅力はファンのみんなの笑顔だなって思いました。昨日のステージに立てたことで、勇気を持ってこれから進んでいこうと思いましたし、もっとみんなを笑顔にさせたいって思いました。
自分たちも6周年目に入っていくので、より一層、廉もそうですし、スタッフさんや仕事でお世話になる方、そして何よりファンのみんなに今まで以上に感謝を持ってこれから頑張っていこうと思いました。
永瀬さんと髙橋さん、2人の「King & Prince」というグループへの愛と、まだまだ止まらないぞ!という気概が改めて伝わってきたイベント直前の取材。“れんかい”が届けた盛大な花火大会は、King & Princeとティアラの5周年を色濃く印象付けたイベントとなった。
King & Prince(キングアンドプリンス)
2018年5月にCDデビュー。5月23日に15thシングル「halfmoon / moooove!!」をリリース。「halfmoon」は永瀬さんが主演を務めるテレビ朝日系オシドラサタデー「東京タワー」の主題歌、「moooove!!」は髙橋さんが主演を務めるテレビ東京開局60周年連続ドラマ ドラマプレミア23「95」の主題歌となっている。
starto.jp/s/p/artist/
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