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TRENDLIFESTYLE

2023.07.24

“情けはひとのためならず”は、生きやすさを生むハッピーワード

スタイリスト青木貴子さんによる、素敵な人に一歩近づく生き方指南。こんな時代だからこそ、前を向いて歩いていくためのヒントをお届けします。

道端でひとが横になっています。さて、どうする?

この間、大きな駅の地下道を歩いていたらエスカレーター横のやや広いスペースに人が寝ていた。急いでいて一瞬一瞥しただけだったので、どういう状態かはよくわからないけれどたぶん若者でちゃんとした身なりの男性。時刻は午後15時頃。

「こんな時間から酔っ払い? じゃなかったりして、え? まさか病気とかじゃないよね?」なんて考え始めたらエスカレーターでどんどん上に昇りつつとっても気になってきた。急いではいたが地上に上がって近くにある交番に寄って警察官に報告することにした。

もちろんちょっと心配でもあったし、酔っ払いで寝ているにしても場所的にもよろしくない。「もし具合が悪いひとだったとしたら」と、後々ぜったいに気になっちゃうと思ったから。まさに“ 情けはひとのためならず”で、そのひとがもし病人だった場合はちょっと手助けが出来たor酔っ払いだった場合は公共の場所から移動してもらうことが出来た→結果、安心という安らぎを得ることが出来ました。

この出来事があった時、すごく感じたのは多くのひとが周りには無関心なんだな、ということ。通りがかったほとんどのひとが寝ている男性のことを見もせずに通り過ぎていた。チラリとも見ない。というか見ないようにしていたのかな、関わりたくないから。気持ちはわかります。酔っ払い(だとしたら)を下手に起こしたりしてもね、面倒です。本当に関わるのは警察官や駅員さんにお任せすれば良いと思う。

ただ、こう、チラリと見て通り過ぎても良いのではと思ってしまった。大丈夫かな? なんか起こってる?という気持ちは持っていて欲しいなぁと。その気持ちが少しでもあったらチラ見するよな、って。本当に具合が悪いという可能性は0じゃないですから。

思いやりの輪が、ハッピーを広げていく

こういった周囲への無関心化は進んでいると思うことが多々あります。困っているひとを見ても知らん顔。たとえば優先席に座って、そこが本当に必要なひとが乗って来ても席を占領し続けるひととか。

ひととの距離感とか関わり方が少しづつ変わってきているのは事実だし、変化はしていくものだと思いますが、自分以外は関心がないからお構いなしではなく、もしも自分がその立場になったら?という想像力を持つことは大切なのではないかと思います。だって外で倒れちゃうかもしれないし、優先席が必要な立場になるかもわからないし、やっぱり世の中ってなんでも周り回ってというふうにできていると思うのです。

ぜったいに一生元気でい続けられるわけじゃない。良いこともあれば、悪いことも起こる。アクシデントが起こった時に助けてもらったら嬉しいし、感謝しますよね。そんな経験をしたら、今度は誰かが困っているときに役に立てればって気持ちになりますよね。そんなふうに思いやりが広がっていくと素敵だな、と思います。

“ 情けはひとのためならず”は本来は「ひとに親切にすると、その相手のためなるだけではなく、やがて良い恩恵となって自分に戻ってくる」という意味ですが、ダイレクトに見返りを求めるために情けをかけるというよりは、情けをかけたことで誰かが幸せな気持ちになって、そのひとが今度は他の誰かに情けをかけて…そんな連鎖で優しい生きやすい世の中が出来上がっていく、くらいの気持ちで一人一人がこの言葉を心に留めておけば、周り回ってみんながハッピーになれるのではないかという気がします。

情け(=思いやり、いたわる気持ち)をかけることは善行貯金みたいなものでしょうか(笑)、利息は豊かな心持ち。それだけでも心が潤って、ちょっとほっこり出来ますよ。生き生きとしているために、潤いは大切な主成分です!

TEXT=青木貴子

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