“ジェンダーレス”をテーマにしたアイテムが多くのファッションブランドから続々と登場中。性別にとらわれず、コーデの可能性を広げてくれるアイテムが増えれば、おしゃれをもっと楽しめるはず! これからのファッションスタイルを牽引する注目の4ブランドをご紹介。
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ブランド1「カルメール」――男性・女性どちらが着てもフィットするシルエット
デザイナー草柳利美さんに制作秘話をリサーチ!
数多くの人気ブランドを手がけるベイクルーズグループから、3月9日、新たなブランド「CALMER」が誕生する。“ジェンダーレス”を打ち出した試みには、デザイナー草柳利美さんの“ミニマムでシンプル、性別を気にしない服が作りたい”という想いが反映されている。
「きっかけはコロナ禍です。おうち時間が増えてクローゼットの整理をしていたときにどうしても捨てられない…と手元に残った服があって。そんな“ずっと残り続ける服”を目指してが生まれました」
当初、ジェンダーレスをテーマにしようとして始まったわけではない、と草柳さんは語る。
「長く愛される服って、無駄がなくミニマム。そしてそんな“普遍的な服”って性別なんて関係ないと思うんです。なので、私としては“ノンバイナリー”な服を意識しています」
ノンバイナリーとして展開する服はすべてミニマルなデザイン。しかし、男女ともにマッチするこだわりが細部に隠されている。
「ジェンダーレスアイテムってどうしても大きいサイズになってしまいがちなので、“ただ大きい服”にはならないように熟考しました。ひとつのアイテムでも直線と曲線が生まれるようにバランスを重視していて、丈感やラインをアレンジできるようにデザインしています」
実際に着てみると、男女どちらが着ても違和感なく体にフィットする。
「ジェンダーを超えて多くの人に寄り添える、そんな服になってくれたらうれしいですね」
ブランド2「ビームスドット」――メンズとウィメンズを跨いだサイズ展開がうれしい
現代のフィーリングにフィーチャーしたBEAMSのEC限定オリジナルブランド。カジュアルからモードまでジャンルレスな幅広いラインナップ。ブランド個性のひとつが、メンズとウィメンズの垣根を跨いだサイズ展開。同じアイテムを男女問わず選択でき、もっと自由にファッションを楽しむための、新時代のマインドを持っている。
ブランド3「アンスクリア クラブスポーツ&リッチヘルス」――男性からのリクエストに応えてユニセックスに
機能性、着心地、素材にこだわり、スポーツアイテムにフィーチャーした、アンスクリアのリラクシー&ユニセックスライン。男性からの要望があったことから、サイズ展開を広げユニセックスで楽しめるアイテムを2021年春夏から提案している。
ブランド4「マリハ」――まずは小物から取り入れるのも◎
華麗な天然石と繊細なデザインが特徴。お守りジュエリーの大定番として高い人気を誇るマリハ。ジェンダーレスなシルバーシリーズがついにデビュー。絆を形にしたミニマムな「Silver Bonds」とフラットにカットした天然石が存在感を放つ「sky」の2ライン。愛する人とのペアジュエリーとしてもおすすめ。
この記事でご紹介したのはジェンダーレスファッションを提案してくれる人気の4ブランド。ほかにも続々とジェンダーレスなファッションアイテムが増えているから、ぜひチェックして、この春のスタイルに取り入れてみて。