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2025.08.30

野生のクマとの遭遇もあった!世界遺産検定マイスター南圭介の‟白神山地”散策

俳優、タレントとして活躍しながら様々な資格を取り、それを仕事にも生かしている南圭介さん。2023年に習得した世界遺産検定マイスターは、知識だけでなく、自分の考えをしっかりと表現する力が求められるため、難易度が高いそう。そんな彼が世界各国の魅力をご紹介する【南の旅】。13回目は「白神山地」をご紹介。

ヨーロッパのブナ林の5~6倍の多様な植生が見られる白神山地

白神山地の主な入り口は、青森県側のクアグリーンビレッジANMON(暗門渓谷)と、秋田県側の藤里町が代表的。

今月は、1993年に日本で初めて世界遺産に登録された白神山地をご紹介します。
白神山地は日本固有種のブナがほぼ純林で、原始性の高い状態で分布しているとても貴重な場所です。日本以外でも世界遺産となっているブナ林は「カルパティア山脈と他のヨーロッパ地域のブナ原生林」がありますが、日本のブナは氷河に覆われる事がなかった為、時計の針を止める事なく、早い段階で現在の分布域に達した事により、ヨーロッパのブナ林の5~6倍の多様な植生が見られるとされています。

そんな日本が誇る白神山地の世界遺産登録30周年と、南が世界遺産検定マイスターを取得した年が同じというご縁で、光栄にも2023年から「白神山地魅力発信アンバサダー」を務めさせて頂いております。これまでに「白神山地ツアー」なども実施し、5回程訪れており、四季折々の魅力を感じてきましたが、個人的に紅葉の季節が好きです。

2023年10月31日に訪れた白神山地。紅と黄色の葉のグラデーションが太陽の光を浴びてとても美しく見えました。
2023年10月前半に行ったとき。

白神山地ツアーを実施した10月の前半は、緑は多めでこれから紅葉が始まるという感じでした。この時期から葉の色が刻々と変わり、景色も全く違ったものに見えるのが楽しみに。

6月に訪れた時は新緑が瑞々しくとても爽やかな景観。このように色々な表情を持つ白神山地。どの季節に行っても心から癒やされ、楽しめますが、皆様にとってのベストシーズンを見つけるのも楽しいはず! 私もガイドの方に倣って、ブナの実を食べました。味はそこまで強くないもののナッツのような香ばしさがあって美味しかったです。この実を食べて、熊はあれほどまでも大きく育つのかと思うと不思議な感覚でした。

さて、ここで南圭介のマイスターQuiz!

Q. 白神山地と違う年に世界遺産に登録された遺産は次のうちどれでしょう?

(1993年には、いくつかの場所が同時に世界遺産登録されました)

A. 知床
B. 法隆寺
C. 姫路城
D. 屋久島

両脇には落葉広葉樹のブナの木。季節ごとに葉を落とし、土壌に栄養を与え、微生物や小動物の住処にもなるなど、森全体の生命循環を支える大切な存在。樹齢は250~300年ほどが一般的らしいですが、700年を超えるものも確認されているとか。

正解は――「A」の知床。

知床は2005年に世界自然遺産に登録されました。知床とは自然遺産の繋がりはもちろんの事、津軽藩士が北方の警備で斜里町に渡った歴史から、知床斜里町と白神山地のお膝元である弘前市は友好都市を結んでおります。
法隆寺、姫路城、屋久島は白神山地と同じく、日本で初めての世界遺産として1993年に登録。

そしてこの度ご縁があり、2025年8月14日、青森県鯵ヶ沢町の4年に1度開催される貴重な白八幡宮大祭にも参加する事が出来ました!

8月14日〜16日に行われた「白八幡宮大祭」。延宝5年(1677年)に津軽藩の命により地域の安寧を願って始まったお祭り。江戸時代の北前船交易によってもたらされた上方文化の影響を色濃く受けていて、京都の祇園祭の流れも汲んでいるそう。

350年近く受け継がれている歴史と歩幅を合わせる事が出来ました。「津軽の京祭り」とも呼ばれている白八幡宮大祭。古式装束に身を包んだ200名以上が練り歩く荘厳な行列はもちろん、各町内の山車が祇園囃子を奏でながら行列に加わり、雅な雰囲気と演出がとても活気がありました。この祭りは、青森県と鰺ヶ沢町の無形民俗文化財にも指定。それぞれの町の個性が思いっきりでていて、それを直に感じる事が出来て歴史絵巻の中にいるようでとても楽しかったです。

日本海に面した約46kmの絶景ロードで、岩場・断崖・芝生・砂浜が織りなす多彩な風景が魅力。

さらに続いての移動は深浦町へ。海岸線もとても美しかったです。レンタカーのドライブで訪れた旅は最高でしたが、次回は五能線(リゾートしらかみ)に乗って海岸線をゆっくり眺めながらの移動もしてみたいと思っています。というのも夕暮れ時のシルエットが絶景だそうで、是非訪れてみたいですね。

また深浦町はマグロの水揚げ量が青森県No.1。白神山地からの養分を含んだ雪解け水が流れる日本海で育った深浦マグロはまさに「白神の恵み」。しかも大間のマグロと同種であり、深浦マグロが大間へと移動していくなかで成長し、「黒いダイヤ」と称される大間のマグロになるという事で、次回マグロもしっかりと味わいたい!と心に決めました(笑)。

奥に見えるのは藤里駒ヶ岳。秋田県藤里町に位置する標高1,158mの山で、白神山地の南東部にそびえる秀峰。

深浦町を経て、白神山地の麓にある秋田県藤里町へ。白神山地は青森と秋田の両県に跨る美しい世界自然遺産です。
青秋林道の建設計画から白神山地を守ろうとした経緯が、世界遺産登録のきっかけになったといわれています。次回は秋田県側から白神山地へのルートで入ってみる予定です。

さらにほかにも見どころはたくさん。峨瓏の滝(がろうのたき)は、秋田県藤里町にある落差約12mの美しい滝で、白神山地の南部に位置。上流の峨瓏峡から流れ出る水が岩肌を伝って落ちる姿は、水量や季節によって表情を変えるそう。ドーム状の岩盤に囲まれた裂け目から、一筋の水が流れ落ちる独特の形の「銚子の滝」。自然の造形美が際立つ癒やしのスポットで、冬には幻想的な氷の造形も楽しめるとか。

豊かな緑と美しい滝のマイナスイオンを浴びて、心身共にしっかり癒やされました。

きちんと距離を取っていましたので、ご安心を!

藤里町を巡っている中で、野生のクマと遭遇したのです。職員の方もいらっしゃって、車で距離をとっていたものの少し緊張感が走りました。その後クマは、すぐに山の方へも戻っていきました。自然はもちろんクマとの共生も昨今とても考えさせられますね。

今こうして書き進めていくなかで、改めて世界自然遺産・白神山地の存在は大きなものだと再確認しています。自然の雄大さはもちろん、「白神の恵み」として至る所で森の恩恵が広がっています。

縄文人が暮らしていたとされる白神山地、はるか昔から人間との寄り添いがあり、そこに文化が育まれています。ヒトと自然の共生は、地球規模でこれからの大きなテーマだと思われます。その事を白神山地は自分ごとのように教えてくれます。是非皆様もブナの森に囲まれ、野生動物の息吹を感じながら、「自然との共生」について思いを巡らせてみるのはいかがでしょう。

さて、今回の旅では、白神山地の周辺地域、まさに‟環”白神を巡る事が出来ました。そのなかで鯵ヶ沢町でのお祭りや歴史・文化などに触れる事が出来て、深浦町と藤里町の美しい自然を感じる事が出来て良かったです。
このように白神山地のすぐ近くには魅力的な場所がたくさんあります。ヨーロッパのブナ林も世界遺産の範囲が拡大されていたりするので、白神山地も周辺の美しい景観はもちろん、育まれてきた文化も相まって複合遺産になる日も来るかもしれないという浪漫がありますね。

2025年の今年から地域密着型の検定試験「白神検定」というものも新しくスタートされました。色々な角度から白神山地の魅力を皆さんに知ってもらえたら嬉しいです。この記事もその一つのきっかけとなってくれれば光栄です。

南の旅は続きます。「白神山地を巡るツアー」など、また企画出来たらなと思っています。
近いうちに、是非皆様とご一緒に旅を出来る日を願っております!

今回訪れた「白神山地」は――

白神山地は、青森県と秋田県にまたがる広大な山岳地帯で、世界最大級の原生的なブナ林が広がっています。人の手がほとんど入っていない自然が保たれており、1993年に日本初の世界自然遺産に登録されました。多様な動植物が生息する貴重な生態系が魅力。主な見どころは、自然の神秘と静けさが織りなす絶景の数々。青池(十二湖)、沸壺の池、世界遺産の径 ブナ林散策道、世界遺産の径 ブナ林散策道、岳岱自然観察教育林など、どの季節も魅力的ではあるものの、紅葉の時期はまるで森が燃えるような美しさといわれている。

南圭介(みなみけいすけ)
1985年7月3日生まれ。東京都出身。幼少期にパキスタンで育ち、小学校3年~6年まではシンガポールで過ごす。2004年にデビュー後、テレビ、舞台を中心に俳優として活躍。検定習得も多数あり、漢字検定準1級、ウイスキー検定2級などを習得し、2023年には世界遺産検定マイスターを習得。世界遺産の良さを伝えるだけでなくSDGsの考え方と親和性を伝え、「知る・考える・実行する」ことで発信中。ABCテレビ『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系列全国ネット土曜8時〜9時30分)の海外リポーターとして不定期出演中。
Instagram @keisuke_minami73
YouTube @minamitravel2023

TEXT=南圭介

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