圧倒的な輝きを自らの努力で実現し、そして放ち続け、自身が“うつくしい”と称されることも多い田中みな実さん。彼女が今感じている「うつくしきもの」「心が磨かれるもの」について伺ったインタビュー。今回は、おしゃれにまつわる2つのアイテムについて語ってくれた。
幾重にも重なった色とりどりのチュール
「スタジオのメイクルームに用意していただいた撮影用の衣装やコスメに心が躍る。ビューティ誌の撮影では、日常では着ないような素材や形、色みのものが無数にラックに掛けられていて、それはまるで、子供のころに夢見たプリンセスのクローゼットのよう。完全に乙女心をくすぐられてしまう。
色とりどりのチュールをふんだんにあしらったドレスやスカートは無造作に置いてあるだけで、悶絶する可愛さ。幼いころ、お遊戯会では主役のお姫様をやるタイプではなかったから、プリンセス風の可憐なドレスは、あのころ果たせなかった想いを昇華してくれているよう」
白い肌に映える真っ赤なペディキュア
「忙しいときほど、真っ赤なペディキュアを塗りたくなる。こっくりと深い血豆色も好みだし、カジュアルな雰囲気の朱赤にも惹かれるけど、こんなときは、オーソドックスで鮮烈な赤を塗りたくなる。
ひと塗りすれば、足の甲まで透明度が増す気がして、魔法のように女であることを思い出させてくれる。
現場での着替えのとき、バスタイムに湯船から足を跳ね上げたとき、ふと目に入る真っ赤に彩られたつま先は、私に強さと自信を与えてくれる」