圧倒的な輝きを自らの努力で実現し、そして放ち続け、自身が“うつくしい”と称されることも多い田中みな実さん。今感じている「うつくしきもの」「心が磨かれるもの」について伺ったインタビュー。今回は、彼女の“愛しい存在”について教えてくれた。
子供の寝顔
赤ちゃんや子供のぽかんと口を開けた寝顔は誰をも幸せな気持ちにさせてくれる。ある種、究極の美ではないかとさえ感じてしまう。最近ちょっと生意気になってきた姪だけど、寝顔は赤ちゃんのころと違わず天使のよう。額にじんわり汗をかいて眠る安心しきった顔、泣き疲れて眠りについた少し赤らんだ横顔。ずっと見ていても飽きないほどに愛らしい。
大人になると寝顔って、どうしてあんなに苦しそうなんだろう(笑)。眉間にシワを寄せて、ガシガシ歯ぎしりなんかして。無防備でピュアな水風船みたいにふっくらした、あのころは二度と戻ってこない。計算のない美しさの尊さを思い知る」
愛犬の毛の色
「うちのコ(トイプードル)の毛の色はちょっとめずらしい。表記上はシルバーらしい。我が家にやってきたパピーのころは真っ黒だったのに、少しずつ色が変わり、今では、柔らかなややブラウンがかった…グレー? う~ん、グレーでもなくて、茶系でも白でもない。例えようのない、うちの子だけの色。
写真に撮ってもなかなか色みが上手く出なくて、目で見ないとその美しさが伝わらない。けど、そこがまた魅力だったりもする。
そんな、絶妙カラーのふわふわくんが、私の最愛の存在。彼にぞっこんで、いつしか家具という家具が、彼の毛の色に似た色みで統一されているから、私は本当に好きな彼色に染まってしまうタイプらしい」