あの“悪夢”がふたたび…! 9月5日(金)より、映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』が全国公開。今度の舞台は、真夜中の遊園地。圧倒的なスケールと恐怖で映画館を支配する?! 新たなカラダ探しの参加者となる役柄を演じた、櫻井海音さんと安斉星来さんによるクロストークをたっぷりお届け。
櫻井海音「生徒5人の成長にも注目!」

櫻井海音さん(以下、敬称略) ホラーって得意?
安斉星来さん(以下、敬称略) めちゃくちゃ得意! ホラーとアクションで育ってきたくらいです。
櫻井 そうなんだ。僕はニガテ…。なるべく避けて通ってきた。
安斉 じゃあ今回の作品は思うところがあったんじゃない?
櫻井 最初はそう。『カラダ探し』の最新作だから、撮影に入る前に前作を観たんだけど正直怖くて。手で目を隠して、指のスキマから観たくらい…。でも同時に、「どうやって撮影しているんだろう」っていう興味も湧いたよね。
安斉 私は公開当時、映画館に観にいっていた作品だったから、出演が決まって素直にすごく嬉しかった! ただ、どうやって前作のスケールを超えていけばいいのかなって思った。
櫻井 完成版は試写室で観たんだけど、すごく面白かった。ホラーがニガテでもただ怖いだけじゃなくて、ポップな要素やコメディの要素に加えて、生徒たちの群像劇的な成長を見られるストーリーで。ただ、音が大きくてびっくりはしたけど(笑)。
安斉 確かに、ビクッとしたね(笑)。個人的にアクションシーンはカッコよくてお気に入り。特にジェットコースターで赤い人と戦うシーンがあるんですが、想像をはるかに超えるシーンが出来上がっていました!
櫻井 あのシーンはリアルだった! 風を受けながら撮ってたんだよね?
安斉 ブワーって音も聞こえないくらいの強風(笑)。実はあのシーンが体力的にいちばん辛かったんだけど、朝方に撮り終えてみんなヘトヘトだったところに、(眞栄田)郷敦さんがハイタッチをしてくださって。寡黙で人見知りだった方が「乗り越えたね」って共有してくださったのがすごくうれしかったな。
櫻井 そうだったんだ。郷敦くんは人見知りだけど、ツンデレでかわいい人。基本的には監督と綿密に話し合って黙々と集中している一方で、生徒キャストのみんなをご飯に連れて行ってくれたりクレープを差し入れてくださったりして。
安斉 そうそう。でもご本人はすでに帰っている、みたいな。
櫻井 そういうかわいらしい面がすごく印象的。
役作りと役との親和性

櫻井 僕と陸人は全然違うと思う。監督から事前にキャラクターの設定資料をいただいたのですが、「オタク気質だけどムードメーカー」って書いてあったんです。
安斉 真反対だね(笑)。
櫻井 「どういうことだろう」と思って監督に聞いたら、スパイダーマンみたいな感じってイメージをくれたんです。
安斉 あー、分かりやすい!
櫻井 それがすごく腑に落ちて、意識したことのひとつかな。陸人はオーバーリアクションだけど、僕もたまに陸人みたいな驚き方はしてしまうかも。飛ぶ虫がとにかくダメで、ブーンって羽音が聞こえるとリアクションが大きくなる。
安斉 私は運動が好きだったり熱心なところは岬と似ていると思うけど、作中みたいに回し蹴りはしません(笑)。
櫻井 脚が顔の前でピタッと止まっててすごいなと思った。
安斉 ありがとうございます! 数ヵ月前からアクション練習に入って、撮影中もホテルで足上げの練習をしていました。重心がブレると説得力がないから、左足だけで立ってパカパカする練習とか。
櫻井 僕から見て、安斉さんの真髄にある“ロック感”は岬に近いところがあるなと思ったよ。女性のカッコよさみたいなものを持っていて。
安斉 ロック感! 初めて言われました(笑)。私は櫻井さんに陸人と近しいオタク気質を感じましたよ。好きなものに対してのまっすぐさ。
櫻井 焼き鳥ね。
安斉 好きな食べ物が焼き鳥らしくて、本当にずっと焼き鳥のお話をされていて。
櫻井 今回の取材では焼き鳥の話を封印しようと思ってたんだよね。どの作品の取材のときでもずっと焼き鳥って言ってるから、今回こそ…と思ったけど、自分発信じゃないからいいか!
安斉 えー! ごめんなさい(笑)!
櫻井 いいのいいの。話し始めちゃうと止まらないから…。
安斉星来「ムードメーカーは(鈴木)福ちゃん!」

安斉 何度もループすることとバリエーション豊かな殺され方は“カラダ探し”ならではだったよね。
櫻井 キャラクターたちと一緒で、自分が今何回目のループなのか分からなくなってくるんだよね。この前はこういう殺され方をしていて、○回目のループにいるから、このぐらいの恐怖心かなと考えながらやっていたかも。
安斉 たしかに、台本を見ながら今は○日目だって言ってたよね。
櫻井 死体役も難しかった。すごく覚えているのがフリーフォールでの死に方。そもそもフリーフォールがニガテで上で待っている時間が怖いんだけど、落ち始めたら動いてはいけないからその緊張感があった。
安斉 私は、下半身がなくなるシーンが印象的。下だけグリーンスーツを着ていて、上半身はワイヤーで引きずられるから、地味に痛くて(笑)。死ぬシーンは結構みんな苦労していると思う。
櫻井 みんな傷だらけだったよね。
安斉 撮影現場は、明るくて和気あいあいとしてたよね。5人のなかでムードメーカーと言えば、(鈴木)福ちゃん!
櫻井 地方での撮影中、「ご飯行こう」って言ってくれるのは福ちゃんだったね。東京と九州を何度か行き来していたんですけど、東京から戻ってきたときに、福ちゃんが「プレゼントがある」って。それが、3Dプリンターで作った焼き鳥のストラップだったんですよ。
安斉 あったね(笑)。「海ちゃーん!」って渡してた(笑)。
櫻井 現場バッグにつけてます!
安斉 まりりん(本田真凜)も「東京から持って帰ってきた!」って、みんなにTシャツとか靴下とかお土産を配ってた。
櫻井 僕は「焼き鳥」って書いてあったんだけど、安斉さんはなんだっけ?
安斉 「猫と話せます」。
櫻井&安斉 (笑)。
櫻井 僕は、赤い人役の女の子に誕生日プレゼントをあげましたよ。
安斉 そうなんだ。何をあげたの?
櫻井 刺しゅう入りの台本カバー。
安斉 えー! そうなんだ!
櫻井 子役の子が誰がいちばん好きか、争ってたんだよね(笑)。だから、好感度を上げようと。
安斉 でもいちばん好きだったんじゃない?
櫻井 いやいや、福ちゃんには勝てない(笑)。
ふたりの意外な共通点

安斉 “カラダ探し”のルールにちなんで、自分ルールはありますか?という質問が届きましたよ。
櫻井 僕は、基本的に1日1食。
安斉 え?! お腹空かないの?
櫻井 たまに昼食を食べることもあるけれど、夜に焼き鳥を食べに行くのね。そうするとベストコンディションで向かいたいから、朝昼を抜くような生活をしていたらそれが馴染んじゃって。仕事に影響を及ぼさないし、健康的にも良い状態を保ててるから、自分ルールになるのかな。
安斉 愛がすごいね。私は、家のなかの物の位置が全て決まっていること。スキンケアアイテムは向きを正面に揃えているし、リモコンも高さ順にしているし、服もグラデーションに。
櫻井 すごい分かる! 取材のときも、水の位置とか資料の位置を均一に整えたくなる。
安斉 (櫻井さんのテーブルを見て)(机の)木目に合わせてる(笑)! 超えてきましたわ!
櫻井 ピシッピシッとしたいのよ。でも服のグラデーションはすごい。
安斉 アイテムごとに色のグラデーションに並べて…生きづらいですよ(笑)。
櫻井 将来結婚して、相手がガサツな人だったらどうしましょうかね。でも、やってあげたくなっちゃうと思う。
安斉 確かに、ガサツな人でもそれは苦じゃないと思う。自分が気になっちゃうからやるって感じかな!
2022年ホラー映画No.1(※興行通信社調べ)の『カラダ探し』、その最新作は“カラダ探し”の謎の根幹に迫るストーリーに。暑さを忘れてしまうほど背筋が凍る今作はぜひ、一段と涼やかに感じられる映画館で!
【9月5日(金)全国公開】映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』

出演/橋本環奈 眞栄田郷敦 櫻井海音 安斉星来 鈴木福 本田真凜 吉田剛明 木村佳乃
原作(小説)/ウェルザード(エブリスタ)
監督/羽住英一郎
配給/ワーナー・ブラザース映画
映倫レイティング/PG12
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櫻井海音(さくらいかいと)
2001年4月13日生まれ、東京都出身。2020年に連続テレビ小説『エール』で、俳優デビュー。近年の出演作にNetflixシリーズ『君に届け』(2023)など。2024年に公開されたAmazon×東映『【推しの子】-The Final Act-」』で映画初主演を務め、2025年は日曜劇場『御上先生』、映画『お嬢と番犬くん』などに出演。
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安斉星来(あんざいせいら)
2004年2月17日生まれ、神奈川県出身。2022年のドラマ「卒業式に、神谷詩子がいない」で俳優デビュー。近年の出演作に『君は放課後インソムニア』(2023)、『赤羽骨子のボディガード』(2024)、『聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメン VS 悪魔軍団〜』(2024)、日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(2024)、日曜劇場「御上先生」(2025)などに出演。
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