MEMBER

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるメンバーを募集します。 メンバーに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 メンバー限定ブレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

MEMBERになる

MAGAZINE

2021年5月号
5月号 Now on sale
This is ME!

最新号を見る

定期購読はこちら

  • LINE
  • Instagram
  • YouTube
  • TikTok

TIMELESSPERSON

2020.07.01

壇蜜より「ごもっとも」で愚痴る気持ちをミイラ化

日ごろから“言葉”についてあれこれと思いを巡らせている壇蜜さんの連載『今更言葉で、イマをサラッと』第30回目。言葉選びと言葉遣いが、深く、楽しくなる。そして役に立つお話。どうぞお楽しみください!

壇蜜プロフィール写真

その30『ごもっとも』

世間は・・・いや、世界は疫病の脅威にさらされ、何かとギスギスした生活が続いているような気がする。自粛、閉鎖、無期延期などの言葉が重くのし掛かり、楽しみもあったもんじゃない・・・と愚痴を言い合う。言い合えるだけ良いのかもしれない。しかし、愚痴も度を超えると自分自身を辟易させるし、聞かされる相手もしんどい。

先日、知人女性(私より少し若い)が「日々しんどい。ネットの意見でも文句しかない。タレントが家にいようとか言う動画を見ても元気なんか出ない。持ってるお金が違うもの」とこぼした。さらに彼女は続ける。「今元気になるには現金しかないってネットにもあった。私もそう思う」と。いち国民の正直な、切実な意見を聞いたような気持ちになった。私は思わず、「ごもっとも!! ごもっともだよ!!」と大きめの声で反応した。彼女は私のテンションにおかしみを感じたようで「なにそれ」と呆れたように笑っていたが、ごもっとも、の力はこういう時に発揮する。

彼女から正直な気持ちを吐露されたとき、ささくれた気持ちを立て直してあげたい、どうにか慰めてあげたい・・・そんな気持ちは今はいらないと感じた。「そうはいっても皆頑張っているのだから」「感謝を伝えようよ」「ネットなんか見ちゃダメ」・・・というような言葉をかけてもささくれに塩を塗るようなものなのかもしれない。

だからこそ「ごもっとも」が彼女を少しでもスッキリさせる一言だと考えた。相手の言い分が道理であることを丁寧に、手短に伝える「ごもっとも」は、大きめの声で(失礼にならない範囲で)相手に近づいて言うのがいい。場合によっては肩や手を掴んで、「ごもっとも」と力強く言うのもいい。すべて肯定するよ、の姿勢で愚痴る湿っぽさをカラッカラに乾燥させてあげたい。間髪を容れずに菓子を出したり、場違いな歌を歌ってあげたり、肩をもんであげたり・・・と、愚痴る気持ちをミイラにしたら、きっと諦めたように相手は笑うだろう。私は彼女にごもっともだよーと言いながら手を握った。同性なのでセクハラではない、と思う。

TEXT=壇蜜

PICK UP

MAGAZINE

2021年5月号

5月号 Now on sale

This is ME!

最新号を見る

定期購読はこちら

5月号 Now on sale

This is ME!

3月23日(火)全国発売のGINGER2021年5月号は、創刊12周年を迎える記念すべき号。特集テーマは「This is ME!」。表紙には美しいツーショットが発売前から話題をさらった川口春奈と横浜流星が登場。

最新号を購入する

電子版も発売中!

定期購読はこちら

MEMBER

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるメンバーを募集します。 メンバーに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 メンバー限定ブレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

MEMBERになる

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるメンバーを募集します。 メンバーに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 メンバー限定ブレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

MEMBERになる