韓国の大人気5人組グループ、TOMORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥギャザー)が、デビュー7周年記念スペシャルコンサート[2026 TXT MOA CON]を開催。2月の韓国ソウル公演からスタートし、待望の日本公演が愛知を皮切りに始まりました。今回は、LaLa arena TOKYO-BAYでの千葉公演初日の様子をレポートします。
5人の美しい存在感と生バンドのロックな迫力に1曲目から圧倒される!

会場のLaLa arena TOKYO-BAYに足を踏み入れると、まずステージの近さに驚かされました。メインステージ、センターステージ、それをつなぐ花道。アリーナを中心にすり鉢状のボウルデザインで仕上げられていることから、スタンド席や最上階の4階席に至るまで、どの席からでもステージが見やすく設計されていることに感動。始まる前からライトスティック(通称MOA棒!)がきらめく満席の客席は熱気でいっぱいです。[MOA CON]と謳われているとおり、今回のアリーナツアーは、デビュー7周年を記念し、MOA(ファンネーム)への感謝を伝えるという思いが詰まった特別なコンサート。MOAの期待も最高潮。
18時ジャスト、会場が暗転し、メインステージのスクリーンに映し出されたのはバックステージにいる5人の円陣。掛け声を合図に幕が上がるとドラムセットと共にHUENINGKAI(ヒュニンカイ)の姿が。そしてひとりひとりが浮かび上がり、スタッズが施されたブラックの着こなしに身を包んだメンバーたちがついにステージに登場。重低音が鳴り響く生バンドの迫力あふれるサウンドと、HUENINGKAIのドラム、BEOMGYU(ボムギュ)のギターが会場全体をロックな世界にいざないます。
1曲目は、『Beautiful Stranger(Japanese Ver.)』。デビューから続く物語の集大成であるアルバム『The Star Chapter:TOGETHER』のタイトル曲。キレキレのダンスと伸びやかな歌声、5人のパフォーマンスに声援が沸き立ちます。続く2曲目は『Good Boy Gone Bad(Japanese Ver.)』。メインステージに炎が上がり、真っ赤なライティングに。デカダンスなムードのなかで繰り広げられるクールな楽曲ですが、会場の熱気を感じたのか、途中で思わず笑顔になるYEONJUN(ヨンジュン)! 嬉しそうな表情が印象的でした。曲調が変わり、YEONJUNが「Make Some Noise〜!」とあおると会場のボルテージはさらに急上昇。3曲目の『9と4分の3番線で君を待つ(Run Away)(Japanese Ver.)』通称943が始まる頃には、全力パフォーマンスにメンバーみんなの顔には汗がキラリ。そういえば、メンバー全員で事務所と再契約したのをメンバーの口から初めて発表したのは、MOAの誕生日である8月22日。そして、そのあとの公式発表の時間が09時43分だったというのは粋な計らいでした。ゴールドの紙吹雪が舞い散るステージでMCタイムへ。

リーダーSOOBIN(スビン)の挨拶からそれぞれが自己紹介。HUENINGKAIは「バンドメンバーと共に生演奏でTOMORROW X TOGETHERのロックスピリッツをお見せする」と語り、TAEHYUN(テヒョン)は「距離が近くてアリーナツアーは楽しい」と目を輝かせ、BEOMGYUは、「これまでの7年間を振り返る特別なツアーだ」と嬉しさを表現。「このツアーのことをスビンさんは(Vログ内で)ありえないスポをしたけどね」とリーダーをいじる場面に会場も爆笑。『0X1=LOVESONG(I Know I Love You)feat.幾田りら(Japanese Ver.)』『LO$ER=LO♡ER』とロックなナンバーが続き、ついにメンバーが花道を走りながらセンターステージへ。中央のセンターステージギリギリの両サイドの端から端までメンバーが代わる代わる近寄り、会場のすべてのMOAに目線を配っていく。本当に近い! そしてお決まりのルザラバ紙幣が吹雪のように宙を舞い、鮮烈なエネルギーを舞台に残しながら暗転。
ソロ曲のメンバーチェンジで、それぞれ新たな個性と才能が共鳴
メンバーたちがロックバンドとして過ごす日常の風景を描き出す映像が流れるなか、ソロ曲をバンドアレンジで披露したい、という流れに。先ほどTAEHYUNが「何をしたらMOAが喜ぶかを一生懸命考えた」と話した通り、今回のライブでは目玉企画がたくさん。「ソロメンバーチェンジ」はそのひとつ。担当ソロ曲のメンバーをスイッチして披露することで、新たなメンバーの魅力をアピールするというものです。

まずはHUENINGKAIがトップバッター。楽曲はTAEHYUNの『Bird of Night』。ビル群が輝く夜景の中で車のボンネットに座り、しっとりとバラードを歌い上げる大人びた姿は、透明感のある伸びやかな歌声も相まってエモーショナルで美しい。この7年で少年から大人に成長した姿、進化し続けるパフォーマンス力に胸を打たれます。

そんなステージから一転。ダンサーとともにニコニコの笑顔で登場したのはBEOMGYU。SOOBINの『Sunday Driver』をキュートな表情と愛らしくポップなダンスで爽やかに。The愛嬌のBEOMGYUらしさが爆発する舞台で、ダンサーさんも皆さん笑顔。客席も全員ハッピーな笑顔でBEOMGYUを見つめていました。こういうポジティブなエネルギーがBEOMGYUの真骨頂。

次にステージに現れたのは黒い衣装に身を包み、ダンサーを従えたYEONJUN。HUENINGKAIの『Dance With You』を圧巻のダンスでセクシーに披露。長い手足から繰り出されるダイナミックなダンスだけでなく、声量のある歌声や表情などの表現力も魅惑的で、さすが伝説の長男。最後に客席を指差して終わった瞬間、絶叫のような悲鳴のようなMOAの声があちこちで上がりました。

そんなYEONJUNの『Ghost Girl』を歌ったのはTAEHYUN。スクリーンに映ったTAEHYUNは、リムレスのメガネをかけ、髪をオールバックに。そのインテリジェンスあふれるスマートな姿にざわつくMOAたち。レゲエロック調の退廃的なムードの曲に合わせ、いつもよりざらついた声質で楽曲の持つ世界にいざなうTAEHYUN。巧みに声質まで操るTAEHYUNの歌に対するこだわりとテクニックに一瞬で溺れてしまうような幸せな時間でした。メガネスタイルのTAEHYUNがセンターステージまでやってくると黄色い悲鳴も。

トリを飾るのは、BEOMGYUの『Take My Half』を、心を込めて丁寧に歌い上げたリーダーSOOBIN。白シャツにメガネ、崩したタイにブラックパンツといった、まさにSOOBIN先輩を彷彿させる佇まいにMOAたちの視線は釘付け。誠実さや知性、深く澄み切った優しさ。SOOBINの持つ温かさに包まれるような高音の歌声には心が動かされます。会場を埋め尽くすMOA棒がブルーにきらめく景色は、最高に美しいものでした。
熱気が静まる間も無く、後に続くパフォーマンスは、YEONJUNのソロ曲『COMA』『Talk To You』。真っ赤に彩られた舞台でカリスマ的な魅力を放つYEONJUN。ダンサーと共にエネルギッシュに踊り続け、自分だけの世界に会場全体を牽引していくその姿には圧倒されるばかり。近くの客席から「かっこよすぎる!!!」と思わず口にするMOAの声が多数洩れ聴こえました。メインステージからセンターステージまで、会場の隅々まで行きわたるほど、みなぎるパワーを解放し続け、最後はメインステージへ。戻りながらMOAからのコールをあおり、暗転する直前、「ありがとうございました」と丁寧に頭を下げる様子がとても上品でした。そう、TOMORROW X TOGETHERは5人とも何をやっても、どんなときでも、いつでも品が良いのが魅力なのです。
そして続いたのはBEOMGYUの『PANIC』。ステージに上がるなり、バンドに一礼をし、ギターを抱えてスタンドマイクの前に。初のソロミックステープとして発売され、作詞作曲にも自ら参加した、BEOMGYUにとって思い入れのある一曲です。かすれたような哀愁を帯びた声、丁寧に言葉を紡ぐような歌い方。伝えたい気持ちが響くパフォーマンスに思わず引き込まれ、思わずみんなで合唱してしまうMOAたち。いつもは明るくふざけたりするムードメーカーですが、本当は繊細で優しく、音楽を心から愛する真摯なBEOMGYUらしい姿が垣間見られたステージは感動的でした。ステージから降りるときも、最後にバンドに深く一礼していた姿が忘れられません。
しっとりした世界観から今度は新しいMVが流れ、「HI-BOYZ」のキャラクターになりきるメンバーたち。「HI-BOYZ」とは、韓国ドラマ「いつかは賢いレジデント生活」の劇中に登場するアイドルグループ。TOMORROW X TOGETHERがOST『When the Day Comes』を歌っています。このMVは今回のMOA CONのために新しく撮り下ろしたのだとか。学生バンドのノリで架空のTheアイドルを楽しむ様子が愛おしい。そんな5人が、パウダーピンクと白の衣装でステージに舞い降りた! ソロ曲のときとは全く別の一面を見せる5人のキュートな笑顔。かわいすぎるのに、片やダンスはキレキレ。「HI-BOYZ」のキャラクターの名前がMOAから叫ばれ、思わずメンバーたちが投げキスを見せると会場は絶叫の嵐に。
節目にリリースされた最新作&カバー曲で本物たる実力と魅力を発揮!

ジャケットに袖を通した5人が改めてセンターステージに浮かび上がると、『Stick with You』『Can’t Stop』『SSS(Sending Secret Signals)』の3曲を続けてパフォーマンス。曲に応じて、テクニカルなスキルと幅広い表現力でさまざまな世界を見せてくれる5人。7年間ですさまじい成長と進化を遂げるTOMORROW X TOGETHERの今を見せつけられました。
その後、メインステージで今日のこれまでの内容を振り返るMCタイムを経て、愛知公演でも話題を集めた「FRONTMAN HUNT」コーナー! メンバーたちが人気曲をカバーするとあって、会場も大盛り上がり。千葉初日は、YEONJUNが韓国の8人組女性アイドルグループHearts2Heartsの『RUDE!』をセクシー&キュートな感じで。SOOBINは大ファンのKARAのリミックス。BEOMGYUは急遽昨日準備したというILLITの『It's Me』 を。そして圧巻だったのはTAEHYUNがセレクトしたOfficial髭男dismの『Pretender』。伸びやかな高音が最高にかっこよく、あまりの上手さに会場は大興奮。他のメンバーたちも口ずさんでいたので、みんながこの曲を普段からよく聴いているのだなあと感慨深い気持ちに。さらにHUENINGKAIはB’zの『Ultra Soul』 を。「拳上げていくよー」と盛り上げながら歌い上げると、あまりの上手さに会場は驚きと共に大盛り上がり。MOAたちも思わず大合唱! その熱気のまま、5人全員でM!LKの『好きすぎて滅!』を披露。こちらも5人がノリノリで、大爆笑のうちに熱気は最高潮に! この一連は、MOAを楽しませるためのカバー曲という催し物企画ではありますが、これにより、この5人は本当にかっこよさもおもしろさも、そしてダンスも歌の実力も本物のチームだと、改めて体感させられました。これから福岡公演、神戸公演がありますが、また別のカバー曲を用意すると語っていたのでそちらも興味津々! またどんな新しい一面を見せてくれるのでしょうか。

「ステージにいるとき、僕たちは本当に幸せです。一緒に歩いてきてくれたMOAに感謝します」と、SOOBINが語り、そろそろおしまいの時間がやってきたことを告げました。「最後まで楽しんでいくよー」と呼びかけ、『Force』『Where Do You Go?』『I’ll See You There Tomorrow』を全力パフォーマンス。メインステージ、センターステージを縦横無尽に動き回り、どの席のMOAもとりこぼさないよう、愛おしそうに客席を見つめ、ファンサービスを続ける5人は全身汗だくでした。
アンコールではMOAと客席でコミュニケーション
大歓声とコールに応え、会場はアンコールタイムへ突入。アリーナ後方から、ツアーT シャツを着た5人がサプライズで登場し、アリーナ内通路を歩きながら『Happily Ever Agter』『きっとずっと(Kitto Zutto)』『Miracle』を披露。MOAたちとコミュニケーションを取りつつ、身近に行けないスタンド席にも全方位でファンサービス。そして、「MOAが歌がどのぐらいうまいか聴きたいから、もう一曲やりまーす」と、最後に『ひとつの誓い(We’ll Never Change)』を、紙吹雪がキラキラと舞い落ちる中、全員で合唱。「皆さんに拍手!」とSOOBIN。最後の挨拶が始まりました。
SOOBIN「こうして今ツアーをしている最中ですが、今日が一番楽しかった気がします。明日も期待しています。(アリーナに降りたとき)マナーを守ってくれてありがとうございます。これからも素敵な姿を皆さんにお見せします。これからもずっと長く一緒にいてください。愛してる!」深々とお辞儀をする、いつも誠実で温かいリーダーSOOBIN。
HUENINGKAI「今回のツアーの準備をしながら、MOAの皆さんのことをいっぱい考えました。満足していただけましたか?(大歓声を受けて)それならよかったです。スタートから最後まで、本当に楽しくて幸せでした。1日目も幸せをお届けし、明日もさらに幸せをお届けしたいです。幸せと笑顔をいつもくださり、ありがとう。愛しています。自分の細胞すべてが、みんなを愛してると言ってる!」言ってから照れた顔をする可愛いマンネ、HUENINGKAI。
BEOMGYU「今日は僕も1日幸せでした。ステージをしながらたくさんの愛を頂いたと思います。こうして皆さんが楽しんでくださって本当に幸せです。スタンドの見えにくい席までいっぱいにしてくださいましたね。それに平日にも関わらず、会いに来てくださり、ありがとうございました。この7年間は、幸せなこともたくさんあり、同じようにつらいこともたくさんあったと思います。でもこの5人のメンバーとMOAがいてくれたから乗り越えられたと思います。これからもメンバーと皆さんがいたら、何があっても幸せに前に進めると確信できました。これからもよろしくお願いします。みんな大好き!」言葉を丁寧に選びながら、心に響く話をしてくれたBEOMGYU。
YEONJUN「本当に今日は幸せでした。いつも以上に僕はMOAの表情をたくさん見ていました。踊って歌って、みんなが明るい表情で楽しんでくれたのが嬉しいし、僕も最近はMOAのおかげでたくさん笑えています。それが本当にありがたいことだと思っています。改めてありがとうございます。明日も幸せな1日を約束するので、皆さんも幸せをくださいね。大好きです!」照れた表情で、短いけれど深い言葉を伝えてくれるYEONJUN。
TAEHYUN「毎回、幸せをたくさんくださり、今日だけでなく、何回も公演に来てくださり、ありがとうございます。毎回、新しい僕たちを見せられるよう考えています。いつもベストを尽くすTOMORROW X TOGETHERでいますので、今以上に愛してください。僕も愛してます」まっすぐの瞳でストレートに言葉を紡ぐTAEHYUN。
最後のまとめにSOOBIN。「いつも隣にいてくださり、僕たちを応援してくれてありがとうございます。これからの時間も永遠に輝けるように、5人一緒に頑張ります」
7年を共に歩んだMOAへの感謝の気持ちを語り、幕が下りるぎりぎりまで手を振って思いを伝えてくれた5人。全30曲、約3時間の[MOA CON]は、 絆を確かめ、これから進んでいくTOMORROW X TOGETHERの新しいチャプターに期待を抱かせる特別な公演でした。6月16日〜17日は福岡県 マリンメッセ福岡A館、6月23日〜24日は兵庫県 GLION ARENA KOBEにてまだ[MOA CON IN JAPAN]は続きます。
TOMORROW X TOGETHER

txt-official.jp
[2026 TXT MOA CON IN JAPAN]特設サイト hybejapan.events/txt/2026_moa_con_in_japan

