GENGERサポーター

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

MAGAZINE

2•3月合併号 Now on sale
This is LOVE

最新号を見る

定期購読はこちら

  • LINE
  • Instagram
  • YouTube
  • TikTok

MYSELFウェルネス

2021.11.21

脳をもっと休ませて!朝・昼・晩にできることを専門医が解説

「あれ、今何しようとしてたんだっけ?」…あるあるなこの症状が、実は脳の疲労であることを前回の記事でご紹介しました。今回は、脳を休ませるために一日のなかでできることを、銀座内科・神経内科クリニック院長の霜田里絵先生に教えていただきます。

〈朝〉とにかく朝日を浴びる。セロトニン分泌で脳をハッピー気分に!

ニューロビクス
脳はハッピーなときには疲労を感じないそう。朝はカーテンを開けて、朝日を浴びて幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを分泌させることを心掛けましょう。すると朝から脳がハッピー気分に、働きも良くなります。

「カーテンを開けないで暗い部屋で過ごすことが多いと、精神面に支障をきたしてしまう方もいらっしゃいます」(霜田先生)。

朝日や日光は浴びなくても過ごせるので、それが脳や体にとっていかに大事かわからなくなることも。ご注意を。

時間がある週末には…リズミカルにウォーキングを!
コロナ禍で会社の人間関係のわずらわしさから解放された人と、孤独と不安が増している人の、ハッピーとアンハッピーの二極化がすすんでいるそう。何となく落ち込みがちな人におすすめしたいのが、やはり運動。セロトニンは日を浴びる以外にも、なわとびなどのリズミカルな運動でも分泌されます。ウォーキングするときは、ちょっと速く歩いたり、ゆるめたりなどリズミカルに。

「体を動かすことは脳にとてもいいことで、シニアの脳研究でも運動で鍛えることがいちばんいいという報告があります。セロトニンが活性化されるのは運動し始めてから15分後くらいで、人間は3週間続けると習慣になり、いつのまにか調子がいいかもと感じるはずです」(霜田先生)

〈昼〉15分でOK。ぼーっとして“スタンバイ脳”に

ニューロビクス
脳の安静状態(デフォルトモードネットワーク=通称、DMN。脳は24時間働いており、そのうち意識的な動きをしていない、安静状態のときの脳の活動を示す)は、脳をイキイキさせるためにとても重要です。その時間をもたずにいると脳に負担がかかります。

「脳を休ませることで次の集中力の準備段階に入っていきます。それなしでアクセルだけ踏んでいると、ワーキングメモリ(話す、聞くなどの情報を一時的に保管する前頭葉、側頭葉。脳のメモ帳といわれ、容量がある)がいっぱいになり、クリエイティブな仕事をする力がなくなります」(霜田先生)

午後の活動のために、カフェではスマホフリーに。脳をポカーンとさせ、軽い瞑想状態でいるのがベスト。

時間のある週末には…例えばゴルフのうちっぱなしに
週末は昼寝をしたくなるけれど、昼寝は15分程度で、長くとらないほうが夜ぐっすり眠れるそう。代わりに脳を休ませるには、単純作業が効果的!

「編み物、塗り絵、雑巾がけと昔ながらの作業が脳にはいいんです。あとはゆっくりと入浴も。それからゴルフのうちっぱなしなど、“無”の状態で単純に続けられる動作がおすすめ。それがデジタルデトックスにも繋がると思います」(霜田先生)

〈夜〉眠る行為は人生における大事な活動。当たり前にせずしっかり休息を

ニューロビクス
夜、寝るギリギリまでスマホを見ている人も多いようです。スマホによって脳にエンジンがかかったままだと、眠りの質はもちろん低下します。

「スマホ依存で、睡眠の量が減り、質が悪いという方は非常に多いです。脳をしっかり休ませるためにも、6時間以上の睡眠はとってほしいですし、入眠前の習慣こそがとても重要なんです。できれば夜9時以降はスマホフリーで、手にするなら書籍に。そしてお部屋を十分暗くしているか、寝具の素材は自分にとって気持ちいいものか、お気に入りの香りや音楽に囲まれているかをチェックしましょう。

睡眠時の脳にとっては五感からの情報がとても大切で、ささやかな贅沢だけど、脳の休息にとって大事な贅沢なんです。疲れているから寝るではなく、脳のためにも積極的に眠るという考えにぜひシフトしていただきたいと思います」(霜田先生)

人生の3分の1から4分の1は睡眠時間。一つの活動であり、行動だと思って良質な睡眠を心掛けましょう。

時間のある週末の夜は…本や映画で、いろいろな人生を自分ごとに
「自分で体験できることは、ごく僅か。時間のある週末の夜は、本を読んだり、映画を見たりして、いろんな方の人生の良いこと、うれしいこと、悲しいことなどの疑似体験を。感情の引き出しをたくさん作っていくことで、脳も一緒に成長できると思います」(霜田先生)

霜田里絵(しもださとえ)
銀座内科・神経内科クリニック院長。医学博士。日本神経学会専門医であると同時に、日米の抗加齢医学会の専門医の資格も持ち、脳とアンチエイジングを専門とする。

>>脳も“疲れる”という事実――最近「あれ何だっけ」が増えていませんか?

ILLUSTRATION=サクマラン

COOPERATION=荒木奈々

PICK UP

MEMBER

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する