抜群のセンスと明るいキャラクターで、GINGERをはじめとする女性誌や美容誌はもちろん、モデルやタレントさんからも引っ張りだこな人気ヘア&メイクアップアーティスト木部明美さん。
今回のWEB連載「木部明美のおとなメイク実験室(キベラボ)」は、大人のベースメイク。
20代の頃と違って、なんとなく顔色が冴えない・・・そんな大人特有のメイク悩みが、顔のくすみ。特に乾燥や寒さが加速する秋冬は、その傾向が顕著に。
そこで、大人肌に合うベースメイクのアイテムと使い方のコツをご紹介します。
グロウ下地+ツヤファンデで自然な水光肌に
「くすみ感を隠そうとしてファンデーションを厚塗りにしてしまう人がいますが、素肌感が失われると余計に老けて見え、かえって逆効果。顔の明るさを出すのに必要なのは、血色感とみずみずしいツヤ。とくにツヤは、肌の透明感やハリ、フレッシュさを演出する視覚効果があるので、上手くメイクに取り入れることが大切です」
そこで、木部さんがおすすめするアイテムが、パール入りのグロウ下地と薄膜で自然にカバーしてくれるツヤ仕上げのファンデーション。
「輝き感の強いグロウ下地に、薄膜のツヤファンデを重ねることで、ファンデの下から透け出る光で素肌から発光するような自然なツヤ感を演出することができます。このとき、グロウ下地を顔全体にのせず、部分使いするのがポイント。というのも、全体にツヤが出ると、顔がテカっているように見えてしまう可能性が。ファンデーションだけでも十分カバーできますし、何より多少素肌感を残すことが、自然に仕上げるコツ。
ツヤ感を出すだけで十分若々しい印象になりますが、クマがひどいなど、どうしても顔色の悪さが気になる人は、ピンクやアプリコットカラーなどトーンアップ効果のある下地を全体にのせて血色感を足してから、部分的にグロウ下地を重ねると、よりキレイに仕上がります」
How to Make-up
1. 下地を一度手に取ってなじませる
手の甲に下地を出したあと、指でくるくるとなじませながら適量を指につけます。顔に下地を点置きすると、1ヵ所につけ過ぎてしまい、その結果、くずれやヨレの原因にもなるので、必ず指になじませて少量ずつのせること。
2. くすみをとばしたい部分にのみ塗る
目のまわりなど、くすみをとばしたい部分を中心にのせます。さらに、目の下の三角ゾーン、Cゾーン、Tゾーンなど、ハイライト部分にものせてツヤと立体感を強調して。
クマやくすみがひどい時や、これだけだと物足りない人は、グロウ下地の前にトーンアップ下地を顔全体に塗り、肌色を明るく整えておくのがおすすめです。
3. クッションファンデをパフになじませる
パフの上半分にファンデをつけたら、手の甲で一度ポンポンとしてパフになじませます。ファンデを均一にすることで、塗りムラなどを防ぎ、キレイに仕上がります。この量で顔の片面を塗るイメージ。
4. 顔の広い部分から塗り広げる
顔の中央→外側に向かって、パフを軽く滑らせるようにして塗り広げます。このとき、フェイスラインまで塗らないこと。自然なグラデ効果で、顔に立体感が出ます。小鼻の脇や口角など、細かい部分はパフに残ったファンデをなじませる程度でOK。
5. チークでさらに血色とツヤをオン
りキッドやクリーム状のチークで、さらに血色感とツヤをオン! ナチュラルなベージュやピンク、オレンジなど、上気したようにほんのり色づくカラーがおすすめです。頬骨の高い部分を中心に、指でポンポンとおくようになじませて。
完成!
〈使用したコスメ〉
〈その他おすすめコスメ〉
●トーンアップ下地
●クッションファンデ
黒シースルーワンピース¥63,000/シャイナ モート(ガリャルダガランテ 表参道店)
シルバーイヤーカフ¥7,000/イン ムード(フォーティーン ショールーム)
シルバーチェーンブレスレット¥11,000、シルバーリング¥28,000/ともにエナソルーナ
エナソルーナ 03-3401-0038
ガリャルダガランテ 表参道店 03-5766-1855
フォーティーン ショールーム 03-5772-1304