「ファッションはもっと自由に！」そんなポリシーを抱くスタイリスト長澤実香さんがモード・コンサバなおしゃれをナビゲート。今月は、プラダの秋冬コレクションをメンズ、ウィメンズともにご紹介。
〈竜星さん〉ニット￥181,500、パンツ￥220,000、インナーパンツ￥108,900（すべて予定価格） 〈川口さん〉ニットトップス￥143,000、スカート￥291,000（ともに予定価格）／すべてプラダ（プラダ クライアントサービス）
【竜星涼】上質で、洗練されたワークウェアの新解釈
「BODY OF WORK」というテーマで発表されたメンズコレクション。グレーのウールパンツの下にペパーミントグリーンのワークパンツを重ね、ルーズなレングスを表現。
【川口春奈】日常的でありながら意外性に満ちたスタイル
パンツルックが１体もなく、すべてスカートを着用した今季のプラダ。日常に寄り添うようなアイテムが多く登場しているのが特徴。カジュアルなニットには光沢感のあるシアー素材のペンシルスカートを組み合わせ、実用性と装飾性を融合させたスタイルに。
白タンクトップ￥111,100、シアーワンピース￥627,000（ともに予定価格）／ともにプラダ（プラダ クライアントサービス）
ごまかしのきかない“ベーシック”という美しさ
無駄をいっさい削ぎ落とした、究極にシンプルな白のタンクトップは、今季コレクションのキーアイテム。胸元にはプラダのトライアングルロゴが光る。メタリックメッシュなワンピースを重ねて、力強いフェミニニティを演出。
タートルネックニット￥149,600（予定価格）／プラダ（プラダクライアントサービス）
自分らしさで着こなす優雅なユニフォーム
タートルネックニットという実用的なアイテムにも、上質な素材とPRADAのレタリングロゴによる尊厳が加わり、エレガントな一枚に昇華。スキニーフィットで肌にも心地よい。
「実用性とエレガンスという、両極にあるようなふたつの要素を融合し、プラダらしくモードなスタイルに落とし込んだ今季コレクション。カジュアルでいて、そこにはしっかりとフォーマルな華やかさがあり、自分自身もデイリーに着たくなるようなルックがたくさんありました。メンズ、ウィメンズともに、凛とした佇まいを軸に感じるコレクションです」（長澤さん）
竜星涼（りゅうせいりょう）
1993年3月24日生まれ、東京都出身。2010年にドラマ「素直になれなくて」で俳優デビュー。以降、「ひよっこ」「アンナチュラル」「テセウスの船」など数多くの作品に出演。演技と並行して、モデルとしてのパリコレ出演、ディズニー映画での声優への挑戦など活躍の幅を広げている。現在放送中のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」では、ヒロインの兄・比嘉賢秀役でお茶の間の注目を一身に集めている。
長澤実香（ながさわみか）
1974年生まれ、北海道出身。雑誌･広告のスタイリングのほか、ベビー服ブランド「Hijiki.」も手がける。モノの背景に宿るストーリーや、まとう女性像からスタイルを提案。モデルや女優からの支持も厚い。
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